呉の住人 てつのくじら [失業者の18切符歩き旅]
この司令塔下に開けられた穴にかぶさった四角い箱が出入り口です。当然現役のときはここは厚い装甲に守られていました。
左にある2つの部屋は。
トイレとシャワー室。風呂はありません。
右に曲がると司令塔下。よく映画に出てくるあれです。
通路はすれ違い不可能。突き当りが水密ハッチ。しかし展示用に出入りしやすくするため、ハッチの左側の壁に大穴を開けて通路にしてあります。
子供のころこれをくるくる回すのが夢でした。
居住区。狭いです。
台所。
おとこのあこがれ、天井を這う配管。
水密ハッチ。
さて下のハッチ。天井に斜めに設けられています。はしごも無く人間が出入りすることはできません。さあ、何の出入り口?
下を見るとこんなカバーが床に開いた大穴をふさいでます。
これは実は魚雷の搬入口。上の穴は船外に通じており、魚雷を外から斜めにここを通して、チェーンブロックで下の床にある細長い穴へ吊り下げながらおろします。つまり魚雷は人力で1本ずつ魚雷発射管室へ差し込んでいくのです。この作業はスティーブンセガールの映画(だったと思います)で見ることができます。
もうなにがなんだか。
操縦室。ドライバーシートです。
潜望鏡。おじさんが楽しそうに独り占めしていました。
戦闘時の照明。潜望鏡の視野は光量が少ないため目を慣らすために暗くするそうです。ううっ、俺には潜水艦は無理!
左の細いのが潜望鏡。先端にはレンズはなく、下のようにプリズムになっています。
このてつのくじら館。潜水艦の展示場ではなく、海上自衛隊が海外で行っている、地雷撤去や機雷撤去の作業の様子をわれわれに伝えるのが本来のお仕事です。しかし、たいていの男子はこの外のあきしお君を見たらもうたまりません。全力で展示場をすりぬけて艦内を目指してしまいます。
さてそろそろ行かないと電車に間に合いません。泣く泣くくじら君とお別れします。
ちなみに大和ミュージアムは入館料500円、てつのくじら館は無料です。
この呉港、造船所ということもあり、神戸や横浜と違った雰囲気を持つ港町です。目の前には巨大なタンカー。少し行くと海上自衛隊の艦船が係留されていて、船好きにはたまりません。時間が足りず「しんかい」も見損ないました。もう一度訪れたい街です。
続く
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