伊勢湾岸自動車道 豊田アローズブリッジの謎 [巨大建造物、土木工事萌え]
私がよく利用する伊勢湾岸自動車道の豊田松平ICと豊田東ICの中間にアローズブリッジというとても美しい吊橋があります。
携帯では全体がうまく写らず分割。しかも逆光じゃん。だめ写真ですいません。
この橋、豊田のど真ん中を東西に分割して流れる矢作川を渡るために作られた、斜張橋という形式の橋ですが・・・。
こっちが東側の橋脚。
こっちが西側の橋脚です。
ハープの枠のような橋脚からワイヤー2本がセットになって路面を吊ってます。美しいー。
そして下をくぐって東側を見ると・・・。
あれ?どこか変。
よく見ると橋脚に対して路面が傾いてますねえ。
実はこの橋、カーブを描いているのです。(東側の側道の土手によじ登って松平側から撮影。この場所、第2東名の西側基点となる場所です。すでにジャンクションの工事が始まってました。)
車内から見るとこう。向こうが豊田ジャンクションです。
どうです?おかしいところわかりますか?
ヒント>吊橋ですよねー?
そうです、吊橋なのに脚があるんです。つまり吊橋と呼べない吊橋なんです。
なぜこんなことになるのか。
先に書きましたがこの橋、カーブしてます。
ここに2本の橋脚からワイヤーを張ってまっすぐ上に吊ってください。橋はどうなるでしょう。
はい、路面が斜めになってしまいますねー。
進行方向に対して直角方向のモーメントが発生するため、2本の橋脚で,
しかも上の写真を見ればわかるように、中央分離帯の部分だけでカーブした路面を水平に安定して吊ることはとっても難しいはずです。
明石海峡大橋のように、海を渡る、とてつもなくスパンの大きい吊橋は、まっすぐ真下に荷重がかかるように吊ってこそ、路面を2本の橋脚だけで支えられるんですよね。
わざとなのか、はたまた設計ミスか、計算が間違っていたのか。
私の記憶が正しければ、橋が完成してからこの脚が追加されたような。(ここを通勤で毎日通ってました。いずれ、撮りためた工事の様子をアップします。)
間違ってたらごめんなさいね。てへっ。
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最初から脚を作っていなかったとしたら、追加された脚なのでしょうかねぇ。 8車線で設計されたのが4車線になったこととか関係しているのでしょうか。
土木建築の賞をとった建造物だったようですから、もしも設計の手直し入った結果だとしたら「賞」そのものが愛知万博関係の政治力で「箔」をつけるためのものだったのかもしれません。
ワイヤーで吊っていると季節の温度差でメインテナンスしなきゃ伸び縮みしちゃうのですよね。それがカントがついたものとなると、素人的に考えると難しそうに感じます。 関空も全箇所の沈下レベルが揃っていないので脚を伸ばすのがコスト的にも作業的にも大変だと聞きますねぇ。
by kanchi (2009-12-25 16:56)
青木るえかを非難したその口で、こんないい加減な記事を書いてしまっていいんでしょうか。でも、どこを調べても真相が発見できず、ブログに登場しているところでもあまり気にしてないようです・・。まあ、真ん中に脚がある時点でつり橋が必要ではないわけで。おまけに豊田市内にはもうひとつ、黒川紀章氏の作った、無駄に歩道の広い、(4車線分の幅があるのに2車線)1年で再塗装をしなければならなくなった、予算を大幅にオーバーした橋があります。しかもすぐ近くに4本もの橋。グーグルアースで見ることができますので一度ご覧になってください。税金無駄遣いの典型かもしれません。
by MHR (2009-12-25 23:47)