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読まないと損するかもしれない本たち Ark Performance  「蒼き鋼のアルペジオ」 ヤングキングコミックス  [お勧め本]

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今一番面白いと思っている雑誌「ヤングキングアワーズ」。

その中でもイチオシが、この表紙になっている、アークパフォーマンス(3人の合作だそうです)作、「蒼き鋼のアルペジオ」です。

17年前、世界中の海に突然現れた「霧の艦隊」と呼ばれる謎の軍艦たちによって、人類は制海権をすべて失います。太平洋戦争以降、航空機の時代になっているわけですが、、霧の艦隊は外観こそ第二次大戦当時の軍艦を模しているのですが、実際は成層圏まで支配できる強力な武器を持っており、航空機を飛ばしても撃墜され、貿易で食っていた日本なぞは生きていく術を完全に失います。

ところが、とある少年たちが霧の艦隊所属の潜水艦「イ-401」を手に入れ(いきさつはまだ不明です)それまで敵対することなど不可能だと思われていた霧の艦船数隻を撃沈してしまいます。

実は霧の艦隊の船は本来、人が乗っておらず、圧倒的な戦力で人類の船という船をただ撃沈するだけだったのですが、最初の1隻を撃沈されたのを機に人類たちの持つ「戦略」というものを理解しようと、「メンタルモデル」という、船自身の頭脳を擬人化した、いわばリモコン、ちがうか、うーん、入力装置?学習機能を持つ「AI」が一番近い?を持つに至ります。

それが上の表紙に並んだ少女たち。

左上から右へ「榛名」、「金剛」、「霧島」、左下が霧の艦隊の総司令「大和」、真ん中が霧の艦隊と敵対している「イ-401」、右がイ-401のクルーによって撃沈される寸前に追い込まれ降伏を余儀なくされた、ちょびっと腐女子の気がある「高尾」(現在霧の艦隊を離れて行方不明)。

こう書くと、まるで戦艦を擬人化したギャグマンガのようですが、著作権に目をつぶってもらって中身をちょこっと。(宣伝だから許して)

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一番上は機関室。本来霧の艦船には人間用の操作系はないはずですが、後付けしてある模様。下は軽巡と戦闘中のイー401の司令室と無人の魚雷発射管室。それぞれの魚雷に違う指令をインプット。

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この2隻が霧の艦隊所属の「キリシマ」と「ハルナ」(作品中ではカタカナ表記)。補給中のイ-401をいぶり出そうと奮闘中。

この圧倒的な画力によって、艦隊戦を見事に描ききっています。

霧の艦隊は自分の意志で攻撃し、また攻撃をよけますが、イ-401のメンタルモデル「イオナ」は攻撃だけではなく防御の方もすべての権限を乗組員に委ねています。一体どうして・・・。

頭脳を持つ船というと、古くは手塚治虫の「大暴走」のタンカーを思い出します。宇宙船としては神林長平の「敵は海賊」にも出てきました。

しかしこれはSFではありますが、空も飛ばない本当の戦艦対戦艦!

萌えますよー。いや、燃えますよー。


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