ヤマハGTS1000 のプラグ交換

今は手放してしまいましたが前輪片持ちサスペンションという画期的なバイク、９３年式ＹＡＭＡＨＡＧＴＳ１０００に行った作業を、ハイゼット同様まだブログというものが確立してなかったためYahooのジオログに記録していましたが、読むのに苦労するのでこちらに再録いたします。文章は当時のものをそのまま使いました。

といううちに2019年にyahooジオログそのものが消滅しました。コピーしといてよかった・・・。 

 

やっとイリジウムプラグが手に入ったので交換した。
前回手順をはしょったので、今回はカウルをはずすところから。
1：キーロックをはずしシートを取る。
2：タンク後端が現れるので、Ａ，Ｂのビスをはずす。ついでに見えてる左右タンクカバーのボルト２本もはずしておく。このボルトはカラーが入っているので無くさないように。
3:ステアリング直後の横っ面にあるビスＣ、Ｄ(Ｄは向こう側)をはずす。
4:給油口後ろのＥ、Ｆのビスをはずす。タンクキャップもはずさないとこのカバーは外れないので注意。
このカバーの下に水抜きホースが1本つながっているので切り離しておく。
これでセンターの灰色のカバーが取れる。

左のタンクカバーのボルトＧ，Ｈ(プラスチックのワッシャーあり）、Ｉ(カラーあり、無くさないこと）、右カバーのボルトＪ、Ｋプラスチックのワッシャーあり）、Ｌ(カラーあり、無くさないこと）をはずしておく。
まだ隠しボルトがあるのでひっぱらないこと。
左のステアリングカバーのビス、Ｍ、Ｎ、右のラジエターのキャップカバーのビスＯ、その中にあるビスＰ，Ｑをはずし、それぞれのカバーをひねりながらはずす。(勘合があるため。）

ここまではずすと、左右のカバーの前部固定ねじが現れるので（Ｒ、Ｓ）とりはずす。
サイドカバーは、フロントカウルとの勘合を下にひねりながらはずし、後ろに引き抜く。
カバーの後ろ側はフレームにつめで引っかかっているので絶対に横方向へ引っ張らないこと。
このときフロント１個、ひざの前１個のゴムブッシュのカラー各２個を紛失しないように。
あと、ウィンカーのコードがついてくるのではずしておく。

これがはずしたカバー類とボルトとカラー。これ以外にビスが１３本ある。
ビスの長さは全部一緒なので、どこに刺さっていたか気にしないでいいのは助かる。
たぶんバイク屋がなくしたのだろうが、矢印の３個のボルトにワッシャー(金属１個とプラスチック２個）がない。どっかで代用品を探さないと。

 これでやっとプラグ周りの作業スペースを確保。
ただ、手を切る覚悟と根性があれば、カバー類をはずさず、カウルの隙間からでも作業はできそう。

プラグキャップをはずし、プラグレンチを押し込みプラグを抜き、新しいプラグと交換する。
レンチを回すのにはラジエターの下側からレンチを突っ込み、めがねレンチをかける。
左側のモーターがある部分がはラジエター。手前を横ぎるのがラジエターホース。
通常のバイクと違い、前方に対して斜め上向きにラウンドタイプのコアがついているので、エンジンヘッドとの間にこのように手が入る。
特に支障なく４本交換。
４本ともきれいに焼けていたが２番プラグにオイルのような液体がついてぬれていた。この辺が不調の原因か？。
それにしちゃきれいに焼けてるし。なぞである。
新しいプラグはデンソー　ＩＸ２４Ｂ。１本１２００円で購入した。
２枚目の写真は斜めに撮影したので対角線がほぼ水平線になる。
手の下にあるのが前輪の上部でキャスター角を固定するためのＵ字型のアッパーアーム。
左右でエンジンをサンドイッチしているオメガフレームの前方上部にピボットがある。
加重はぶっといロアアームが受け持つため、アッパーアームは細い丸パイプ製だ。
その左側上に見えるのがステアリングの動きを前輪に伝えるシャフト。
円弧運動をするアームに合わせて伸縮しながら前後にもスイングする必要があるので、ボールベアリングを多数使ったユニバーサルジョイントになっている。
前輪周りは一日眺めてても飽きない。


最後の写真はおまけ。エンジンの後方のフレーム上にあるパイプ。
じつはこれフロントブレーキのラインである。
フロントフォークがないのでいったんエンジン横にでて、ロアアーム沿いに前に行っているのだ。

あとは、元通りに組み付ける。
注意点
サイドカバーはフロントカウルに斜め下から勘合させながら、後ろからフレームに差し込むように取り付ける。このときウィンカーコードを忘れないこと。
最後にセンターカバーを取り付ける際、ドレンホースをさし忘れないこと。

で、エンジン始動。
やっぱり調子悪い。
２番気筒のインジェクションが怪しいなあ。（お漏らししてる？）

（記事が前後してしまいました。こちらがインジェクション修理の前の記事となります。）