第2回尾張旭クラシックカーフェスティバル後編。やっと自転車編です。 [ZUNOWの自転車など]
さあ、いよいよ自転車です。
まずは自分のやつから。
1台目。
ツノダのサターンランドナー。フロントバッグとリアのサドルバッグは当時もの。中学生の時に買ったものです。
この日のためにハンドルをZUNOWのものから元に戻しました。詳しくはこちら
2台目はこちら。名古屋のイシハラ製のロードレーサー。(WEBにデータがないので店を畳んだのかと思っていましたが、チクリスタイシハラってのがありました。これの製作者はなくなっているようですが、お店は多分まだ残っています。)
部品は定番のカンパニョロでも国内最高級コンポのデュラエースでもなく、あえて今は亡きもう一つの国産最高級コンポ、サンツアーシュパーブのブラウン仕様。詳しくはこちら
このコロンバスパイプのマークが欲しくて中古で購入したものです。
そして初めてご紹介する3台目の自転車がこれ。
ZUNOWロードレーサー。女子トライアスロンで使われていたものです。
低い身長でもサドルを高く美しく見せるためにオーダーされた、当時としては珍しい後ろ下がりのスローピングフレームです。ただよっぽど注意してみないとシートチューブが短いことに気づかないようにできてます。
先に紹介したサンツアーのシュパーブプロと対抗していた、シマノのデュラエースフルセットです。
クランクはデュラエースですが、ギアは当時発明された楕円ギアバイオペースがついています。
このギアはペダルに力が入らない部分の径を小さくし、踏み込んだ時にできるだけ長くペダリングの伝達時間を稼ぐために(つまりチェーンの接触コマ数を増やすために)楕円にしたものです。
このバイオペース、現存していないってことは役には立たなかったんでしょうねー。
うしろ変速機はシマノクレーンにかわってコンポーネントに加わったデュラエース。(最初のデュラエースコンポーネントの後ろ変速機だけなぜかクレーンという名前でした。)カチカチと変速位置が固定されるインデックスチェンジに対応した美しい変速機です。でもこの時点ではまだカンパニョロの峨城を崩すまでにはいたっていませんでした。
シマノがカンパを打ち負かし世界一の座を手にするには、ブレーキレバーに内蔵された手元変速「STI」の誕生を待たなくてはなりませんでした。
非常にこった造形のブレーキアーチ。これも性能的には十分カンパに追いついてましたが、最新のデュアルピボットのブレーキとは比較しようがないほど効きません。
ただ30年前のものとは思えないほど綺麗なのは、当時の最高級コンポーネントの仕上げの良さを物語ります。
ハブも当然デュラエース。驚いたことにレストアなしでも恐ろしくスムーズに回ります。
この自転車を制作したZUNOWはこった造形が売りでしたが、ここまでやるかの見本。ヘッド小物にもZUNOWの刻印。クラウン肩のマークはペイントではなく彫刻です。
ここも彫刻。ZUNOWのトレードマーク。ハミングバード(ハチドリ)です。
次は他の方の展示車。
フランス部品で組まれたジタンの自転車。
レイノルズ531チューブ。ユーレージュビリーのレバー。
宝石に例えられるユーレージュビリー。
これもユーレージュビリー。ギアはストロングライト。
イタリアのコルナゴ。
デローサのハートと対をなすクローバー。
こういう彫刻のご先祖です。
カンパニョロの凝った造形最後の変速機。スーパーレコード初期型。このあとコストダウンでロゴがステッカーになります。
コルナゴのライバル、イタリアのデローサ。
当時超軽量を誇ったNISIのリム。
カンパニョロスーパーレコードフルセット。ハートのマークはもちろん彫刻。
コルナゴ同様すべてのパーツにデローサロゴが刻まれてます。
シートチューブにあるステッカーは。
ジロ・デ・イタリアと、
ツール・ド・フランスですね。
学生時代一番の憧れだったチネリのスーパーコルサ。
ヘッドマークが素敵です。
フランスのプジョー。レストア車です。ぴかぴか。
こちらも憧れだったレイノルズ531マンガンモリブデンのチューブです。
以下説明なしで。
ブリジストン製だるま自転車。
アラヤのスワローキャンピング。
シルクのロード。
チネリのピスト。
ブリジストン?
もっときちんと撮っとけばよかった。
説明不足ですいません。
来年も出品を目指します。
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MHRさんの情熱を感じました。
ほとんど知らない単語でしたが、唯一、楕円ギアだけが(^^;)。
実は通勤用がシマノの古いMTBタイプで、初代のギアは楕円ギアって言ってたことを思い出しました。
by かある (2012-10-28 19:52)
ご参加ありがとうございました
当日は設営側でしたので、ゆっくりと腰を落ち着けてお話しが出来ませんでした。
MHRさんはまだまだ引き出しが多そうですね!
今後ともよろしくお願いいたします
by デモ鳥 (2012-10-28 21:38)
こんにちは。
色々な自転車がありますね。
オーバルギア…って、親父に買って貰ったBSの自転車に付いていましたが、最近でも、スペインのメーカー製が競技用に出ている様です。
↓
http://www.diatechproducts.com/rotor/index.html
by HIRO (2012-10-28 22:35)
かあるさまありがとうございます。
すいません専門用語ばっかりで・・・。
いずれちゃんと解説つけます。
また読み返してください。
by MHR (2012-10-28 22:48)
デモ鳥さまありがとうございます。
初めてお会いしたとは思えないほど楽しくお話ができました。
同じ趣味っていいですね~。
引き出しはいろんな世界に持っていますのでいつか全部開いてみたいです。
今回はありがとうございました。
by MHR (2012-10-28 22:51)
HIROさままたまた情報ありがとうございます。
収集力凄いですねー。
今でも需要があることに驚いてます。
そういえばヒルクライムでわざわざ探してつけている人がいましたから、ああいう踏み込み系では役に立つのでしょうか。
by MHR (2012-10-28 22:53)
懐かしい物がいっぱいです。
高校生の時にユーレージュビリーが欲しかったのですが高価で買えなかったですね〜(カンパよりは安かったですが)。
あのバブル以前の頃はイタリア製のクロモリフレームは非常に高価で300万円のものとかありましたよね。
by ももんが (2012-10-30 21:34)
ももんがさまありがとうございます。
今はないメーカーばかりですが、結構使わずにしまわれているものが大量にあるので(うちにも結構あります)今でも手に入るのは助かります。(当然お値段は当時の4倍くらいしますが)
あの頃デローサが作ったカンパニョロの50周年記念パーツを組んだやつがそれぐらいしましたよねー。
by MHR (2012-10-30 23:50)
自転車もいろいろありますねえ・・・
機構がバイクや車ほど複雑ではないので、部品すべてが有名なんですね。
漠然と自転車といえば、こちらでよく聞くのはShwinnですが、あれって子供向けとかの一般車なんですか?
ビーチクルーザーとか言って、変速機のない、妙にハンドル幅の広い自転車も見掛けます。
by 二兎を追う男 (2012-10-31 03:44)
こんにちは。
いえいえ、BSのオーバルギアは、子供の頃の実話だし…
最新のは、行きつけの自転車ショップの店長が、教えて
くれました>高くて競技指向の方しか買えそうも無いで
すが(笑)
by HIRO (2012-10-31 14:05)
二兎を追う男さまありがとうございます。
今のイタリアンバイクみたいなもので、有名メーカーの作る絶品の集合体でした。Shwinnって確かロードレーサーもありましたよ。
アメリカのビーチクルーザーって独特ですねー。後ろしかブレーキないしコースターブレーキだし。
アメリカ製の自転車ってピンときません・・・・。
by MHR (2012-10-31 22:34)
HIROさまありがとうございます。
シマノのオーバルギアはオークションによく出てますからつけて見ません?
by MHR (2012-10-31 22:38)
大昔は自転車、その後オートバイ、今は両方楽しんでいます。
よく見ていますよ。
お住まいの界隈、足助や稲武もツーリングで走っていました。
フェスティバル会場近くに住んでいました。
by sho (2012-11-03 18:54)
shoさまありがとうございます。
大抵の人が同じ運命をたどるようですね。
これからもよろしくお願い致します。
by MHR (2012-11-03 22:31)