やっとこさ行けました。18切符で小海線へ。その3。復路へ突入。 [身障者の青春18切符ひとり旅]
前の記事で書きましたとおり、日帰りの場合で岡崎駅を起点とすると、小海線では青沼駅が到達限界点でした。
でも実際下りたのは時間の余裕を見て、その3個まえの八千穂駅。
18切符だと、一度も駅の外に出ずに最初に乗った駅へ帰ってくることができますが、30分ぐらいあるので今日初めて駅の外へ。
他の駅と違い跨線橋なぞございません。
左右をよく見て下り線ホームへ渡ります。
奥の階段の上が下り線ホームです。なんでこんなに大回りする必要が?
直射日光が降り注ぐ中、結構歩かされました。
ホームにはこんなものが。結構標高低いのね。
結構長いホームですが、ワンマンカーなので乗車口はここ1箇所だけ。
なら、ホームを短くしてそこら辺で渡れるようにしてもらえんのか???
13時03分、八千穂駅を出発。小淵沢へ向かいます。
晴れ間が出てきて八ヶ岳が見えてます。気温も上昇。
再び野辺山駅。
メルヘンな建物になっちゃってます。昔は木造の地味な駅だったんだけどなあ。
ディーゼルエンジンで発電しバッテリーに充電。駆動はモーターで行い、下り坂では回生してバッテリーに充電します。
ドア後ろにあるE200がその証。3ということは3両あるのか。
JR最高地点を通過。左端が最高地点の碑。右は国有鉄道最高地点だった頃からあるレストハウスです。
さて、先に予告した、JR小海線の謎。小淵沢の大曲。
小海線は小淵沢から北へ向かう路線ですが、なぜか一端西に向かい、2kmほど行った所でくるっとUターンし今度は東へ向かい、次の駅である甲斐小泉に止まります。次の駅甲斐小泉は小淵沢のずっと東。(上の地図参照)
つまり西に駅があるわけではありません。
それならどうして小淵沢から東へ向かって直接甲斐小泉へ行かないの?
諸説ありますが標高差があるため大回りして傾斜を緩くしたというのが第一候補です。あと、甲斐小泉の手前に障害物の大岩があったという説もあります。
上は帰りに撮った、180度ターンから小淵沢駅到着までの動画です。
これを見るとカーブが盛土の上にあるのがわかると思います。
ですので標高差を吸収するために作られたというのが本当かな(個人の意見です。人それぞれの解釈があります)。
次の列車まで1時間待ちですのでここで初めて食事タイム。
駅前の食堂へ。
とろろそば。冷たいのと温かいのがあり、どっちも840円。太めの蕎麦は非常にうまかったです。
とろろは泡立ててあるので、想像するものと違ってすかすかに軽いです。泡が乗っている感じ?
小淵沢は跨線橋じゃなく地下トンネルでした。エレベーターも身障者用トイレもない古い駅・・・。
特にトイレまで遠いのは困りますー。
15時29分、中央本線東京発塩尻行きに乗車。
(写真は塩尻駅到着後。)
ボタンを押して開閉するドアは経験済みですが、こいつは初体験。
手で開けるドア。握力がないと開きません。閉じるのは自動でした。
かなり古い車両で、窓が開きます。
16時35分塩尻着。こんなかっこいい車両も。
ここで面白いものを発見。
エレベーターで2階にあるコンコースへ上がると。 (右が改札です。そこはキオスク)
ところが店がありません。
よく見るとエレベーター横の隙間に幅40センチほどのスリットが。
さっき蕎麦食ったけどこれは挑戦しなければ。
入り口から入ると人がやっと2人立てるスペースに券売機と2人用のカウンター。
2人用と書きましたが、1人がそばを食べてると2人めは券が買えません。 譲りあいの精神でポジションを入れ替えながら食します。
かき揚げそばを注文すると普通に水とそばが出てきます。
さらに20円出すと車内で食べることができるようにしてくれます。
「ここで食べていいの」と聞くと「狭くてごめんね~」という返事。
もし後ろで人が待っていたら絶対おちつけません。
こんなんで商売になるのかと調理場の向こうに目をやると、そちら側に大きなカウンターと客席が。
つまり、こっち側はお店の裏側。おまけで作った窓口です。いわゆる持ち帰り用の窓を広げたもの。
本物の店は改札の外にあるのでした。
塩尻駅に寄ることがあったら話のネタに寄ってみてください。
ちなみにここは引き戸になっていて、冬場はしまってます。
扉が閉まった状態で、中で2人並んで食べたくないなあ。
まずはトイレをチェック。
プッシュボタン式の開閉スイッチ。
いやあ綺麗だねー。身障者対応です。あとウォシュレットがあればなあ。
実はトイレに入ろうとしたら、若者(わあ、年寄りっぽい)たちがトイレの扉にびっしりと寄りかかってだべってました。
「すいません入ります」と言って開ボタンを押したら、寄っかかって楽しそうに男子と話し込んでいた女の子が中に倒れ込みそうになりすごい顔で睨まれました。
トイレの扉の前は空けといてほしいなあ。おじさんは。
そういえば今回はウォシュレットを見かけることは一度もありませんでした。握力ないと紙で拭くのは辛いのよー。
ほとんど19号線と並走してます。学生時代から信州へと何十回も通った道。(いや百回以上か)
バイク乗りたい・・。
何故か窓が曇っちゃいました。 湿気がすごいようです。
18時51分中津川着。今度は反対ホームでした。跨線橋を荷物を抱えて登ります。
18時55分中津川発名古屋行き発車。反対ホームで4分の猶予はきついなあ。
20時14分東海道本線金山駅着。
ここでちょっと異変が。
20時17分発浜松行きの快速があるはずのホームには、なぜかその次の20時20分発の鈍行岡崎行きが鎮座してます。
米原発の快速が遅れていて、岐阜発の鈍行が先に着いてしまったらしいのです。
しかもこの列車、発車予定時刻の20時20分になっても発車しません。
(快速が遅れた原因はたぶん18切符の使用期間にありがちの、昔京都に行く時経験した、乗る人が多すぎて扉が閉まらなかったとかでしょう。 以前の記事はこちら)
ただそれだけではこちらの鈍行の出発が遅れた理由にはなりません。
「刈谷駅で事故があり出発が遅れております」(誰か非常ベル鳴らしたらしい)
しばらくすると、快速が来るのを待たずに9分遅れて出発しました。
しかし今度は刈谷駅で停車して動かない。
「遅れている快速を待ちます。」
そうかー、快速で来た客が刈谷駅でこの各駅停車の鈍行に乗り換えるのを待たないといけないのかあ。
で、あれが私が本来乗るはずだった快速で・・・。
あれ?
ちょっとまったあ。
あとから来たのに、ほんとはこの鈍行より前の列車なので、当然こちらより先に発車していきます。
しかも、あれに乗れば2駅で岡崎じゃんか!(鈍行だと5駅)
ああああ、待ってええええ。
というわけで快速待ちで更に遅れた鈍行列車に乗って、本来ならその快速に乗って20時43分に着くはずの岡崎駅に9時16分到着。
900円の駐車料金を払いお家へ。
22時家着。
岡崎駅<>岡崎駅の所要時間:14時間59分+遅れ分30分。
総走行距離:621.2KM
本日の費用。
18切符1回分 2300円
朝、コンビニでサンドイッチとジュース 409円
小淵沢駅前食堂 とろろそば 840円
スポーツドリンク 150X3=450円
塩尻駅構内 かき揚げそば 360円(うろおぼえ)
駐車料金 900円(夜12時まで)
合計 5300円
次はどこ?また耐久レースだろうなあ。バイクでの走りっぱなしの癖が抜けません。
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塩尻駅の改札を抜けて右手に折れたところですね!
表からしか見たこと無かったので、次回中に入った時に
覗いてみます(笑
by harry (2013-08-02 22:44)
harryさんありがとうございます。
harryさんとこからだと庭の一部ですね。
入場券買って覗いてみてください。
いい思い出になります。
by MHR (2013-08-02 23:23)
コンコースの蕎麦屋さん
秘密基地の入り口みたいで好きだなー^^
でもよくこんな入口を作ったものですねぇ
by さる1号 (2013-08-03 07:14)
さる1号さんありがとうございます。
これを見つけたときはワクワクしました。
入るのは躊躇したんですが、好奇心が勝りました。
日本一小さい駅そば屋として鉄ちゃんには有名みたいです。
by MHR (2013-08-03 14:41)
いや~
懐かしいですねえ。
我が故郷、山梨県。
私は小淵沢から中央線で一駅東京寄りの長坂で生まれ育ったのです。
中央西線・東線、国鉄の時代から言ってませんでしたっけ?
京都の大学から帰省の行き返りのルートでした。塩尻までは各駅で、塩尻から名古屋までは振り子電車の特急で。名古屋から京都までは新幹線で。
私も何時かはこのルートを再び乗りたいですねえ。
西線の各駅も味がありそうですもんねえ。
by 二兎を追う男 (2013-08-05 09:22)
二兎を追う男さんありがとうございます。
国鉄時代は国鉄最高地点以外は全然興味がなかったんで東線、西線というのは18切符を使い始めて初めて知りました。
いやあ、いいとこでお育ちですねー。羨ましいです。
今円安なんで帰省されたらいかがでしょう。
駅舎を見る限り、意外と昔のままだと思いますよー。
今回はじめてこっちに来て古い駅舎にびっくりデス。
by MHR (2013-08-05 15:57)