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XLR250Rバハ レストア24日目。フロントフォークオイルシール交換。 [88’HONDA XLR250R MD22]

ハイゼットの車検が終わったのでやっとこさバハの続きにかかることができます。


でもやることが山のようにあるので、何から手を付けるか迷うとこです。


まずエンジンを積まないと先に進めないので、塗装の禿げたエンジンをどうしましょうということで、近い色を調達しようと色があせていないオイルフィルターカバーを持って街へ行ったんですが、頼みのソフト99のボディ色スプレーに近似色無し。記憶をたどれば昔のマーク2の車体色に近いのがあったんですが、ゴールド系の塗色の車最近見ませんからねえ。


そこで色んな色が用意されているプラカラーを頼って、最近めっきり減った模型店へ。



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うーん、この中間みたいな色なんだけどなあ。(緑がかったゴールド?)結局ピッタシな色は見つからず。プラカラーで調色するか。

というわけでこれは後回しにして、4年前に交換せずに見送った右フロントフォークのオイルシール交換に手を付けました。


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あまりの寒さに写真を取るのも忘れて、前回間違えた分解方法をマニュアル通りに実践。オイルとスプリングを抜いてフォーク底部の接続ボルトを切り離し、アウターとインナーを叩きつけるようにガッコンガッコン伸縮させます。

オイルシールが固着してなかなか抜けてこなかったんですが、100回目ぐらいでオイルシールが動き出して、とうとうインナーチューブが抜けました。


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ただし、一緒に抜けるはずのオイルシールを残して。ですが。これじゃ前回の左側と同じじゃんか。(前回はここまで抜けてなかったんですが)


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オイルシールを抜くのに無茶苦茶てこずった4年前の悪夢が蘇ります。あと少しで抜けそうなオイルシールがドライバーでは抜けないので専用工具を使うと、今回はあっさり取れました。よかったあ。


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アウターチューブにはバックアップリングとフォークガイドブッシュが残ってるので、ドライバーで引っ掛けて抜き出しました。


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これでシール周りが全部抜けたので内部を洗浄し、新品のオイルシールを組み付けます。


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が、オイルシールを抜くのに犠牲になるバックアップリングが膨らんじゃってます。そりゃそうです。あんなにガンガン引っ張って叩きつけられたら曲がりますわな。このせいでオイルシールが抜けずにインナーチューブがスッポ抜けるんですねー。


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金床に載せてハンマーで叩いて伸ばします。


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柔らかいですねー。まあ、これが硬いとこれを引っかけてオイルシールを一緒に抜くはずのインナーチューブ側のガイドブッシュが削れちゃいますからねー。


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内径が潰れたかも、と思ったけどインナーチューブにすんなり通ったのでOK。


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ガイドブッシュ、バックアップリング、オイルシールの順番でインナーチューブにセットします。


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ブッシュの地肌が一部出てきてますが3/4の露出まで大丈夫ということで再利用。


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新品のオイルシールを用意。今回はじめての部品交換。やっと折り返しました。51490-KAE-003はオイルシールとダストシールのセットです。ただし本来の品番は51490-KF0-772で、共通品番に変更されてます。パーツリスト価格920円。実価格1610円X2個=3220円。


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インナーロッドのピストンリングも大丈夫ですね。


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オイルシールをセットしたインナーチューブにリバウンドスプリングを入れて、インナーロッドをセットして引っ張り出します。


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インナーロッドの先端にオイルロックピースをはめて、落とさないようにそっとアウターチューブの底まで押し込みます。ただこの状態だとアウターチューブの底に当たった次点でインナーロッドが引っ込んじゃうので、スプリングを入れてトップキャップを仮締めします。このロックピース、インナーロッドとの差し込みがブカブカですぐ落ちるので、ねじ込みにしてくれれば作業性良くなるのに。


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フォークボトムボルトに新品の銅ワッシャーを組み込み。90544-283-000。パーツリスト価格70円。実価格156円X2個=312円。


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マニュアルの指示通りボルトにネジロック(トヨタ純正品)を塗り、インナーロッドと嵌合するように20Nmで締め込みます。でも雌ねじであるインナーロッドがくるくる回っちゃうのでトルクが掛かりません。そのためのネジロックかあ。車両が組み上がってスプリングに車重を掛けてからもう一回締め直しましょう。


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さあ、最後の作業、オイルシールの打ち込みにかかります。(オイルは入ってません)


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前回の交換で苦労したあと購入しておいた、フォークオイルシールプッシャーの出番です。さすが(他の用途に使えないのに)お高い専用工具。シールの嵌合がかなりきついですが、力を入れて叩くとあっという間に打ち込み完了。


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これで4年ぶりの(距離にしたら2000kmでしか無いですが)右フォークオイルシール交換と仮組み完了です。フレームにエンジン載せたら左フォークのオイル交換と合わせてオイルを入れましょう。


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4時日没。室温5度。寒い・・・・。


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エンジンを高圧洗浄するために、オイルクーラー出口を塞ぐためのブラケットをアルミ板から切り出し。耳栓を詰めてワッシャーで押さえました。


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オイル入り口側はワッシャーで押さえました。

さあ、エンジン塗装どうしようかねえ。


本日の作業時間3時間 作業時間累計64時間/24日。

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ランクル

 おそらくはじめましてかと思います。
 OHVのBMWに乗っているので、以前から拝見させていただいておりました。ご病気になった際には、症状から「もしかしてMSとか?」と思っていたら、本当にそうで驚きました。


 エンジンの色ですが、アルミサッシ用スプレーで、近似色があったように思います。私も同じ色が必要で、現物を持ってホームセンターで似た色を買ってきて塗ったところ、ほぼ同じ色でした。ちょっとギラついた質感もほぼ同じ。(私も最初はカー用品で探したのですが、良い色が無く、適当に選んだら金色過ぎた色でした。)
 耐久性が不明なので、上からウレタンクリアーを塗りました。クランクケースカバーを塗ったので、クランクケースとの合わせ面は塗装しておらず、ここからの塗膜の腐食が心配でしたが。
 普段使いで数年経ちますが、特に大きく剥げたり色褪せたりはしていません。オフでガンガン使い倒したらどうなるかとか、長期的にはブーツの擦れ等の影響がわかりませんが。

 私の場合は部分塗装ではなく、全剥離後塗装したので、僅かに色が違った程度ではわからないようです。しかし同じ部品の新品を保管しているのですが、それと並べてもさほど差はありませんでした。

 残念ながらどのメーカーの何色だったか覚えていないのですが、ニッペとかアサヒとかの大手の、ブロンズとかゴールドとかの系統の色だったように思います。
 新車でもロットの差や、日焼け等の経年変化がありますから、ご参考程度に。
by ランクル (2017-12-29 15:41) 

MHR

ランクルさん、有益な情報ありがとうございます。
そうかあ、どっかで見たような記憶があったんですが、ブロンズサッシの色が近いんですね。一度探してみます。
マスキングしてカバーだけ塗っちゃえば多少色が違ってもいいですよね。でもカバー塗っちゃうと今度はアルミ地肌のシリンダーまで塗りたくなるでしょうから、いっそ何もしないで積んじゃうというのも選択肢の一つかも。
アルミカラー、ホームセンターにはなかったのでネットで探してみます。

by MHR (2017-12-29 20:09) 

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