久しぶりのXL500S。車検準備。 [80'HONDAXL500SA PD01]
(久しぶりのXL500Sの記事ですが、やってることはXLRバハと同じなので新鮮味がなくてすいませんがお付き合いください)
去年の春のモトカフェ木澤小学校以来エンジンを数回かけただけのXL500S。
乗らなくても車検はやってきます。4月17日で車検が切れるのですが、北海道行きでお金を使いすぎたこともあり、今回は車検を取らずに余裕ができてから・・・と考えてもいたのですが。
それでもいつでも車検がとれるように整備はしとこうと一念発起。一応17日の最終ラウンドを予約しておいて点検記録簿に沿って整備を始めたら「タイヤの亀裂、破損」という項目で手が止まりました。
ありゃー、フロントタイヤがひび割れてる。これじゃ車検は通りません。幸い前回の車検取得後買っておいた新品タイヤがあるので交換します。まあ、これで明日の車検はないな~。
前輪を外したついでにブレーキシューの点検と清掃。メーターギアに給脂。
シューの残、4mmっと。記録記録。
ドラムもエアブローして、ベアリングを点検。ちょっとゴロゴロしてるので交換しましょう。
虎の子の新品タイヤを開封。
3.00-23 TW9 純正タイヤです。今でも時々製造してくれるのでオークション等で見つけたら買っておきます。なんと日本製。
2016年25週製造。
付いてるやつは2001年45週。そりゃヒビも入りますわな。
チューブやリムバンドも交換しましょう。これも2年前に買っておいたもの。
リムプロテクターを入れ
タイヤレバーでこじるとこのとおり割れました。もう完全に寿命です。(いや17年も経ってるんだから当然なんですが)
リムバンドも寿命。
ぱりだかさんからXLR250R用にとせっかく借りてる振れ取り台、活用させていただきます。
さて今回XLR250Rの振れ取りのためにさらに新兵器を導入しました。(振れ取り台も欲しー)
前回購入予告してたスポーク専用のトルクレンチです。
XLR250Rのニップルは6.1mmですが
XL500Sは一段細い5.6mmでした。
スポークの指定トルクはだいたいの車種が3Nmらしいです。(500Sのサービスマニュアルでは25-50kg・cm=だいたい2.5-5Nm)
2本だけ緩んでましたがその他は強烈にしまってました(多分5Nmで締まってます)。振れも0.5mmに収まってました。
スポークの緩みが数字として目に見えるって素敵。
振れの確認が済んだのでホイールベアリングの交換にかかります。
先日先端をなめてしまって使えなくなったベアリングプーラーのボルト。SCM435-M8-P1.25の全ねじのクロモリ(クロームモリブデン)ボルトなので猛烈に硬く、ねじの修正用のダイスもまったくかかりません。それにしてもこれをなめた相手の雌ねじがなんともないのがすごいです。ネットであちこち探したんですが1本500円とか半ねじとかしか見つからず。しかーし。
まさかのホームセンターのボルト売り場にありました。しかも1本82円。もともと長すぎるので10mm短いやつを2本購入。
ちゃんと使えました。
左側(ブレーキドラム側)のベアリングはガタもなくグリスも残ってます。
右側ベアリングはダストシールごと引っ張り出します。
こっちは引っかかりがありました。
前回車検前に買っていて、まだ大丈夫そうだったので使わなかったオールボールスのホイールベアリングセット。
ベアリング2個とダストシールのセットです。
まあ、汎用の6202でもいいんですけどね。ダストシール付きということで2年前に購入。
純正は片面シールですがこいつは両面シールなので表裏はありません。
ソケットで打ち込み、ディスタンスカラーを入れて反対側も打ち込みますが、打ち込みすぎてカラーに干渉し回らなくなったのでプーラーで少し引き抜きました。
左が純正のダストシール。右が付属の汎用シール。薄いけど性能は同じ?
ダストシールをツライチまで打ち込んで、奥に見えてる、両ベアリング間に挟まっているディスタンスカラーが自由に動けるのを確認してベアリング交換終了です。(ベアリングをいっぱい打ち込むと隙間がなくなってベアリングが回らなくなります。指を突っ込んで回した時にゴリゴリしてるのはベアリングが悪いのではなく、たいていこの隙間がなくなってて回らないためです。なので寿命だと思えるベアリングでも少しだけ引っ張り出せばスムーズに廻ることが多いです)まあ実際は、左フロントフォークにハブを締め付ける時点でせっかく作った隙間は無くなっちゃうんで、厳密にはディスタンスカラー端面を砥石なんかで0.5mm単位ぐらいで削っていって、ベアリングをハブの受けまで一杯に打ち込んだ状態でもスムーズに動くように隙間をきっちりゼロにすべきでしょうね。
タイヤと同時購入しておいたブリジストンの新品の日本製リムバンドを
リムに装着。ニップルの頭には腐食防止に薄くグリスを塗っておきました。
タイヤのビードにクリームを塗って
リムをタイヤの中、ビード間に落とし込みます。径がでかいので素手でラクラク入りました。径が小さくビードの硬い後輪では中へリムを落とし込むのは無理ですので片方ずつ入れます。
ここに少し空気を入れた新品チューブを押し込んで口金をリムに固定。
タイヤレバーでビードをリムへ入れていきます。流石にもう飽きてきたタイヤ交換・・・。
コツを掴んだので今回もチューブを噛むことなく一発でできました。が、空気を入れてもビードが出ない。
台所洗剤JOYの力を借りました。
ビードが出てこない部分にJOYを垂らし一旦ビードを落として空気を再充填。
4kg入れたら
じわっとビードが上がりました-。空気圧を2kgまで落として完成。車両に戻して終了ですが、残りの整備が明日の車検には間に合わないので自動的に一旦車検を切ることに決定。(一応17日の4ラウンドの予約を入れておいたんですが取り消しました)
任意保険の継続が5月なのでお金の都合が付けばそれに合わせて車検を取りに行きましょうかね。
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ご無沙汰しております。
お父上、お亡くなりになったとのこと、ご愁傷さまです。
後のこともいろいろあるのですねえ。
私の母の時は海外にいることもあり、妹に任せきりでした。
日常に戻られているのは何よりです。
by 二兎を追う男 (2018-04-17 23:02)
二兎を追う男さんありがとうございます。
親父が新しい嫁さんと室蘭で暮らし始めてからは20年ぐらいあってないのであまり悲しさはありませんでした。嫁さんがしっかりしてれば我々兄弟は相続放棄して干渉しないつもりだったんですが・・・。心の病ですべて我々任せということになりいろんな手続きが大変でした。というかこれからも大変です。特にソフトバンクにNHK!ネットで済ませられるようにしてくれよ-と言いたいですわ。
by MHR (2018-04-18 21:53)
色々大変だったようで、お疲れ様でした。
23インチのワークブーツ、まだ出るんですね。私はXLR80Rに乗っているのですが、これもフロントが16インチのオフタイヤと言うことで、付くのがほぼ一種類しかありません。ブリヂストンのTW9。そう、サイズ違いの同じタイヤです。
入手性に難アリとは言え、未だ廃盤にしないでいてくれるブリヂストンに感謝です。
なのでこのTW9、ラインナップが23インチと16インチだけと言う、意味不明な状態になっていますね。(笑)
これもホンダのミニモトしか使っていないサイズなので、廃盤になったら死活問題です。
by ランクル (2018-04-20 10:19)
ランクルさんありがとうございます。
TW9が廃盤になっていないということを知ったときは驚きました。(21インチ化を考えてました)XL250RやXLXで使ってる17インチのオフ用後輪とかも種類がなくて困りますね-。いい加減専用タイヤを使うのはやめてほしいものです。
by MHR (2018-04-21 10:29)