ポンコツエスティマで早春の明治村へ。 [車でドライブ]
4月2日に母を連れて、弟と三人で愛知県犬山市にある博物館「明治村」へ行ってきました。
ここは放っておくと日本中で解体廃棄されてしまう、明治時代の重要文化財レベルの建造物を一箇所に集めた「博物館」です。最近では周りの反対にもかかわらず、江戸時代から建っていた京都の町家が解体廃棄されてしまうということがありましたが、日本人、特に政治家や県議、市議などの街を作り維持していく方々に、古いもの=価値のないモノという考えの人が多いように見受けられます。(ワタシ的には歴史のある皇后様の実家をこの世からなくしたのが一番残念でした)
最後に行ったのは二十年ぐらい前に佐賀の祖母が愛知へ遊びに来たときでした。その前は学生時代、建築家の研修だったか。つまり今回で3回目。近いのにねー。
朝8時半家を出ました。高速道路を使えばすぐですが、急ぐ理由もないので国道301号線から国道155号線へ、春日井、小牧と抜けて2時間ほどで明治村へ。
駐車料金800円を支払い正門へ。
入場料は通常1700円。(母はシニア割引で1300円、私は障害者割引で850円)同時に園内を走る蒸気機関車、市電、バスに自由に乗れる一日券を購入します。これが1200円。でも一回乗るのに500円かかることを考えると安いお買い物です。
さて、この明治村、山を切り開いて造られているため起伏に富んでいます。つまり身障者や高齢者には優しくありません・・・・・。
全体図。広さはディズニーランド2個分、東京ドーム21個分だとか。健常者でも全部回るのは体力勝負。
さてここは?
明治村のSL「東京駅」です。行き先は「名古屋駅」。
あたりを見渡すと石炭置き場が。
これは給水所?
よく見ると、これは転車台ではないですか。
転車台はこう使います。
あっちが名古屋方面。早速乗ります。
客車も明治。
名古屋到着。
ここで少し歩いて、今度は京都市電に乗り換えます。
で、京都七条で降りればよかったのに、終点まで行ってみようとしたのが大間違い。一点にわかにかき曇り雨が降り出したのです。雨が降るなんて天気予報になかったので傘なんぞ持ってません。しかもここ「市電品川灯台駅」は明治村の果ても果て。雨宿りできる場所も無し。同時に気温もだだ下がり。引き返そうにも次の電車は20分後。
健脚の弟が斥候で雨宿りできそうな場所を偵察に。その間寒風吹きすさぶ駅で待っていてもしょうがないので、歩けない母と私は励まし合いながら、えっちらおっちら坂を越えてやっと市電京都七条駅前のめん処名古屋庵へ。
食事の後、健脚の弟は園内一周に、母と私は市電とSLを乗り継ぎ再び東京へ。結局ほとんど建物内を見ること無く帰路へ。やっぱりここは博物館。しかも山あり谷ありの地形なので健常じゃないとだめだわー。せめて雨と寒さを凌ぐ施設を用意してくれー。
午後3時、尾張旭を抜けて瀬戸を抜け、「日本一たい焼き」のたい焼きを買い
夕食はてんやのかき揚げ丼でワンディトリップ終了。
天気に翻弄された一日でした。
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