刈払機(草刈り機)を修理しよう その6 遠心クラッチ点検 タナカTB-21H [いろいろ修理してみよう]
いよいよ雑草の勢いが増す季節になりました。
6月には豊田市恒例のクリーン作戦(草刈り+ゴミ拾い)があるため、いつもはやらない、昨年ちょっとクラッチが滑り気味だった刈払機の自動遠心クラッチ点検と掃除をしました。(キャブは前回OH済みなのでパス)
一度も分解して大掃除してないのできたねー。
まずはこの奥のボルトを抜きプラグケーブルのカバーを外します。
アクセルケーブルを外し
エアクリーナーケースカバーとエレメントを外して
貫通ボルト2本を抜き、キャブを外してしまいましょう。
キャブからホース2本を外します。
ボルト3本を抜いて燃料タンクを外します。
クランクケースとご対面。ゴミが溜まってますねー。
ボルト2本を抜いてキャブインシュレーターを外し・・・はずさんでもいいか。
野良猫一号が水を飲みに来ました。
カバーを止めているビス3本を外します。
カバーが取れました。インテークに詰め物しときます。ここでパーツクリーナーと歯ブラシで落とせるだけ汚れを落としました。
フロントカバーにシャフト側から刺さっている3本のボルトを外すとエンジンとシャフトが分離します。とここまで書いていて気づきました。ここまでバラさんでもアクセルワイヤー外すだけで分離できるやん。まあ、大掃除ですから。
フロントカバーのエンジン側。こいつがシャフト側にくっついてるクラッチドラム。しまった内径測り忘れたー。クラッチカスを掃除しときます。あと、ここを回すとシャフト先端にあるノコ刃側のギアとベアリングのガタがわかりますが、非常に良い状態でした。
強制空冷ファンにボルト2本で固定されてエンジンクランクシャフトと直結している自動遠心クラッチ。あ、意外とシューが残ってます。文字が鋳込まれた丸い円盤と一緒に遠心クラッチが回転して、1枚上の写真のドラムの内側に遠心力で拡がったシューが押し付けられてシャフトに動力が伝わるわけです。
最近つながるのが高回転側に移行してたので、クラッチシューが減っているものだと思っていたのですが、減ってはいるもののまだ使えそう(残り2mm)。でもまあ、減った分だけつながるのが遅くなるので交換したい・・・。でも会社もすでに潰れてるしパーツが・・・。とりあえず寸法を測ってネットで探しましょう。
直径が50mm。ただ減っているわけなので55mmぐらい?
ボルトのピッチは33mm。
シューの幅は18mm。
つまりシューの寸法は55x33x18mm。これで探してみました。
amazonで売ってました。しかも送料込みで660円!とりあえず交換は部品待ちということで、掃除をしながらいったん組み付けていきます。
マフラーの詰まりを確認。レーシングオイル使っているからか、全く問題なし。右の遮熱板、実はガスケットシートでできていて、下の写真のように左のマフラーに付いているガスケット部分と一体になっています。
詰まりはないものの軽く掃除しときます。
マフラーはステンレス製らしく、錆びていません。汚れているだけなので磨いておきます。
せっかくなので排気ポートからピストンを点検。
ピストン側面。ピカピカ。
ピストンリングも問題なし。というか、すごい圧縮があります。すげーなレーシングオイル。
マフラー組み付け。
空冷2ストは造形がいいですねー。
外した部品を組み付けていきます。カバーを付けて
タンクを掃除して組み付け。
きれいになりましたー。クラッチが来たらもう一度分解しましょう。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント 0