倉庫整理中に出てきた当時もの部品。XL500S編 そのニ [80'HONDAXL500SA PD01]
昨日発見した箱に入ってないXL500Sの6個の0.25mmオーバーサイズピストン。だと信じてたやつが測定の結果ノーマルサイズであることが発覚しました。
直径88.99mm(ノーマルの正寸は89mm)!残念。
つまり1個だけあった13021-429-000、0.25mmオーバーサイズのピストンリングには相手がいないし、この6個のピストンにはピストンピンやノーマルサイズのピストンリングがないということになります。
ただ13103-429-000、+0.5mmのピストン1個と13031-429-005、+0.5mmのピストンリング4セット出てきたのでピストンピンとクリップを組み合わせればオーバーサイズでボーリングできます。ただ0.25mmを飛び越して0.5mmボーリングするのはもったいないなあ。
さて、ピストンといえばXR500のピストンも出てきました。XR500というのはXL500Sの海外向けレーサーXRシリーズの最初の型です。
実はこれ10年ぐらい前にオークションで買ったやつで、当時は本物のXRピストンなんてものを見たことないので全く疑ってなかったんですが。
今回の整理でほんまもんが出てきたので比較してみました。
XRは圧縮比を上げるためピストンピンからトップまでの高さが違うはずですので、まずはあやしいXRのピストンのピン穴上端からピストントップまでの寸法を測ります。18.9mmありますね。
それでは出てきたXRピストンを測ってみましょう。
あ・・・・。測るまでもないや。ピストントップが高い分バルブの逃げ、バルブリセスが切ってあります。
念の為測ると20mmちょうど。つまりあやしいXRピストンより1.2mm背が高いのです。
念には念をということでXL500Sのピストンも測定。こいつも18.9mm。
つまり怪しいピストンは箱だけXRで中身はXLのピストンだったのです。まあ時効なのでどうでもいいですが。
*2020年5月追記・・・・この当時のカーボーイ誌で3.1リッターエンジンを創ってる記事を発見したのですが、この両方のピストンが載っていました。実はこのピンハイトの高いピストン、XL500S用の純正品でニュータイプだと言うことです。つまり圧縮比の高いFT500用にあわせて作られたものみたい。なのでバルブリセスのある方もXR500用ではなくXL500S用でした。ということはXR500用の高圧縮ピストンってやつはないのかも。XR500のパーツリストがほしい。
以下今日の捜索結果
ベスラのXL500S用オーバーホールパッキンセット。
33500-435-000は新品リアウィンカー
12321-428-000 デコンプのスプリング。
15421-428-000 オイルフィルター XL系のオイルフィルターはこの金網だけです。
22825-428-000 クラッチワイヤークランプ 錆びてボロボロ。
とりあえず暑くて死にそうなので今日はここまで。
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それ、箱の通りの本物です。
ハイコンプの-810はY部品で、XRでもストックで入ってるピストンじゃないです。
あと、すっと気になってましたが1980年はAです。
by 435 (2020-05-08 21:09)
435さんご指摘ありがとうございます。SZの件確かに間違えてました!ホンダはZの次がAなんですね。(CB750もそうでした)早速修正しました。
車検証見たらフレームナンバーが11**なので間違いなくSAでした。(1001以降がSA)初年度登録は82年です。もう一台の方は初期型でSZでした。
ピストンはXL500SとノーマルのXR500は同じ物が入っていて、XRにはさらに高圧縮ピストンが用意されていたということであってますか?全然知りませんでした。(だって情報がネット上にも書籍にも殆どないんですよー)
by MHR (2020-05-08 22:19)
あ、正規のXRピストンだと思ってたほうが品番からするとXL500Sのレース用ということですか?429だし。そっちが偽物??
by MHR (2020-05-08 22:25)