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北海道ツーリングに持っていったカメラたち [カメラ、写真]


今回北海道ツーリングの記事を書くに当たり、1ツーリング当たり24枚撮りで4,5本あるフィルムからプリントしたやつの日付と、プリント裏に打ってあるコマ番号を頼りに時系列順に並べ直して、それをもとにルート図を描きました。通常はプリントの裏に1,2,3の順にコマ番号を打ってあるのですが、今回年ごとに写真を並べてみたらなんか変です。あれ?途中から順番が逆じゃねえ?

最初(XL250Rの時)に持っていったカメラ(現物が残ってないのでなにを使ったのかは不明、捨てた覚えがないのに、記憶からもカメラ防湿ケースからもきれいに痕跡が消えてます。それまでは機械式の一眼レフ専門で日付が入るようなカメラ持ってなかったはずですが)はちゃんと順番に並んでるのですが、次に持っていったカメラ、キャノンのオートボーイD5と3度めに持っていったフジのティアラは、プリワインディングと言って、フィルムを入れるといったんカメラ側に全部巻き取って、写したやつはパトローネ(フィルムを巻き取っているケース)に引きずり込むという仕掛け。なんでこんな事するかと言うと、何かの事故で(落とすとか)裏蓋が空いちゃっても、写したやつはパトローネに巻き込んであるので感光することが無いのです。(だいじょうぶ?若い人、ついてこれてる?)

というわけで24枚撮りの場合、1枚目がNo24で最後がNo0で終わります。これに気づくまで????となってしまいました。


1993XL250R_D5hiduke.jpg

ちなみにXL250Rのとき使った謎のカメラで写した日付はこれ。これ以降使ったカメラは完動状態ですべて手元にあります。


IMGP2610.jpg

BMWR80G/Sのとき持っていった1994年発売のキャノンの防水カメラ、というかダイビング用カメラ、オートボーイD5。水中撮影のモード(オートフォーカスがオフになり固定焦点になる)がつき、ダイビング用のグローブしたままでも操作できるように、ダイヤルやシャッターは大きくできてます。ただ電源スイッチを兼ねたダイヤルにロックがないため、うっかり触って電源が入って電池がカラになる事態が頻発したり、フラッシュモードが変わっちゃうので撮影前に必ず確認しないといけません。


1994r80gs19940807_0011.jpg

あと上のように距離のあるセルフタイマー撮影では、自分にピントが合わずに、ほぼ全部がこんなふうにボケるのが欠点でした。


IMGP2611.jpg

裏はシンプル。日付セットボタンのみ。右の窓はフィルムケースの感度が見えるようになってます。(昔は当たり前の仕組みだったけど知らない世代が半数超えたんじゃないだろうか)


IMGP2613.jpg

パノラマモードが付いてるんですが、この切り替えレバーが何かに引っ掛かってすぐに変わってしまうのに悩まされました。左は電池の蓋。もちろん防水。この頃のパノラマは2種類のみです。数年後APSフィルムの普及に合わせて中間サイズができて3種類となりました。(APS-C、APS-H、APS-P)


IMGP2612.jpg

この時点ではまだAPSカメラはなく、35mmフィルム用です。(APS規格のカメラが出てきたのは1996年4月)防水のためパッキンつき。右の裏蓋の丸い蓋は日付写し込み用の電池。フィルム感度は自動設定されます。


1994r80gs_tiarahiduke.jpg

こいつね。BMWR80G/Sのときに持っていったのはこのツーリングのために購入したばかりのこのカメラです。


IMGP2623.jpg

これまた1994年発売の富士フィルムのカルディアミニ・ティアラ。全金属ボディに惚れて翌年のツーリングに合わせて購入。D5はデカすぎました。


IMGP2624.jpg

こちらも裏は日付セットボタンのみ。上部にオンオフのみのパノラマ切り替えスイッチがあります。いらねえよこのスイッチ。


IMGP2626.jpg

前部のカバーを横にずらすとスイッチが入りレンズがせり出します。カバーをずらすときに指が滑らないように文字が飛び出てます。D5と比較すると格段にきれいな写真が撮れるようになりました。


IMGP2625.jpg

通常のカメラのように裏蓋を開けてフィルムを巻き上げ軸のスリットに差し込む必要はなく、この隙間からフィルムを押し込むだけで自動で1本分すべてを巻き上げ軸に巻き取ります。(これで全開です)撮影したコマはパトローネに巻き込んでいくため、もしなにかの拍子に蓋が開いても撮影した分は無事という仕掛け。電池がCR2x2本というのが欠点かな。だって高いんだもん。

コイツはR80G/Sで行った1995年の3回目のツーリングから以降ずっと使いました。


1996R100GS_tiara.jpg

日付はこいつね。


IMGP2620.jpg

まだ記事にしてませんが、2002年のGTS1000のときに持っていったのはこいつです。


IMGP2614.jpg

初めてAPSカメラの登場です。ミノルタのAPS一眼レフ、ベクティスS-1です。当然レンズは交換できます。


IMGP2617.jpg

この頃からカメラの背面はスィッチやダイヤルだらけに。ペンタプリズムがない、現在のミラーレスの元祖みたいなスタイルですね。でもコイツはミラーがありますが。


IMGP2619.jpg

ズームレンズ2本も一緒に購入。当時で本体定価が8万円しました。中古を35000円で購入。レンズは別に新品購入。まさかAPSが規格だけ残して消えちゃうとはこのときは思いもしませんでしたねえ。(デジカメのセンサーサイズを表すAPS-Cはこのフィルムのコマサイズのことです)


IMGP2618.jpg

パノラマ切り替えスイッチは流石に良くできてますが、何度も言うけど要らねえよこんなもん。(パノラマのサイズにあった、APS-C、H、Pのうちノーマルサイズを表すAPS-Cがセンサーのサイズとして今も使われてるわけです。35mmフィルムサイズはフルサイズと呼ばれてますよね)。途中切り替えができるため1本のフィルムに3種類が混在できるということで、3種類のサイズとも1冊に収納できないといけないのでアルバムがでかくなってしまい、コストがアップしました。あと数種類のフィルム(カラーと白黒、リバーサル等)を途中で交換できる機能もあります。フィルムを入れ替えると写した次のコマまで自動で送られます。


2002GTS1000_VECTIShiduke.jpg

まだ記事にでてきてませんが日付はこれね。


さて、以上は前置きでして、1996年のBMWR100GSで行った北海道ツーリングのマップを作っていたときのことです。

他のツーリングは、出てきた地図や写真からなんとかマップを作ることができましたが、R100GSの写真がフィルム1本分くらいしかありません。しかも10日間のツーリングのうち3日分くらいしか写真が出てきませんでした。なので写真からマップを生成することは不可能です。


IMGP2635.JPG

ただメモは見つかりました。


IMGP2633.JPG

IMGP2634.JPG

しかし書き込みはこれだけ。1日1行。なにこれ?泊まったとこだけ。(記載があるのはオヤジの家、阿寒湖畔キャンプ場、多和平牧場キャンプ場、日高沙流川キャンプ場のみ)これでどうやってルーティングするんだよ。

もう仕方ありません。1996年の10日間のR100GSの北海道ツーリングの記事は1ページだけで済ませましょうかね。


と思ってたのですが、なんと。


次の記事に続きます。

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コメント 4

二兎を追う男

いや~、フィルムカメラ懐かしい~
ツーリングから戻ったらまずはDPE店に寄ってフィルムを預けるのが普通でしたよね。どんな写真が撮れてるかも分からず、出来たプリントを見てガッカリしたり。

それにしても、写真を頼りのツーリング日記の再生、お疲れ様です。私は全部当時の記録を元にデジタル化してますが、ほとんど内容は頭に残ってませんから。

今はスマホで毎日の記事を即アップですもんねえ・・ 時代は変わった。


by 二兎を追う男 (2019-11-05 23:57) 

MHR

二兎を追う男さんありがとうございます。
防湿庫を見るとこの中身にいったいいくらかけたのか、クラクラしてきます。車買えたわ、これでと・・・。
デジカメと違って写ってるかどうか、ピンぼけじゃないかと不安でしょうがないんですよねー。撮り直しはきかないし。
記事を書いてると少しずつ思い出してきてボケ防止になってます。
by MHR (2019-11-06 00:55) 

vegus168 ไอดีไลน์

感動しました。ありがとう。
by vegus168 ไอดีไลน์ (2019-11-06 01:08) 

vegus 168

素晴らしいブログ!私はこの記事を書くためにあなたの努力に感謝したいと思います、私は同様に将来的にあなたから最高の仕事をしたいと思います、私はちょうどこのサイトのためにあなたに感謝したいと思います!
by vegus 168 (2019-11-06 01:32) 

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