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ハイゼットS110V・4WDバン車検整備 ATミッション降ろし23日目 一昨日のチョンボのリカバリー あと一歩 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

昨日の寒さが嘘のように暖かくなったので作業開始。まずは先日のチョンボのリカバリーからです。

が!。ガソリン臭い!


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あああ、燃料フィルターのインジェクション側のバンジョーボルトの締め忘れでした。


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タンクよりも高い位置にフィルターがあるので油断してましたが、気温の上昇で膨張したガソリンが押し出されてきたようです。近所の皆さんごめんなさい。ダダ漏れじゃなくてよかったあ。


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早速車体下へ潜ってタンクから燃料フィルターへのホースを一度抜いて挿し直して


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クリップで止めます。


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フィルター固定ボルトを締め、インジェクションへ燃料を送るバンジョーボルトを10Nmで締め付けます。なんでこれを忘れるのかねえ。パッキンは銅の12x20x1mm2枚。


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(純正は2枚つながった12x17mmの変形銅パッキン・・・こんな形状必要か?)


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これでやっとリカバリーにかかれます。先日せっかく本締めしてたのを緩めちゃった、ミッション締結ボルトを58.8Nmで締めなおします。


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隣の小さなサービスホールにはトルクレンチが入らないので、50mmのアダプターをつけて58.8x200/250=47Nmで締めます。


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下へ潜って、仮締めしておいたシールボルトを抜きます。


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古いシールが付いたままのシールボルト。


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M12x1.25のダイスでシールを削り落とします。シールと言ってるけどこれってネジロックだよなあ。


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これでシールボルトではなくただのボルトになりました。


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今度はM12x1.25のタップで


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雌ねじをさらいます。


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ボルトの先端部分にシールパッキンブラックを塗り塗り。


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58.8Nmで締めてミッション締結用の3本のM12ボルトのリカバリー終了です。


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次にスタッドボルトにかかるM8ナットをトルクアダプターで締めます。ここもATのオイルパンが邪魔してソケットが入りません。なので正規締め付けトルク18.15Nmx200/250mm=14.5Nmで締めてミッション締結終了です。(右手の握力は10kg無いのですがこのトルクならなんとか片手で締められます。20Nm超すと両手じゃないと無理。)


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そして先日、エンジンマウントと共締めの上3本だけ本締めしてあったカバー取り付けボルトの下側3本を18.15Nmで締めます。・・・・がここで事件が。ミッションを下ろす際に「カバー取り付けボルトのうち1本が締まってなかった」と書いたのを覚えておいででしょうか。

一番下の右側のボルトがくるくる回ってしまいました。


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抜けたボルトが変。


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あーあ、雌ねじが・・・・・。ボルトについて来ちゃった。ミッション積む前だったら雌ねじを埋め込むヘリサート加工できたのに。


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ただ運良く雌ねじがボルトの長さの倍くらいあったので、倍の長さのボルトと入れ替え。強度ボルトじゃなくてもカバーの取り付けだけなので適当なボルトです。ただ頭が12mmから13mmになっちゃったけど。


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まあ、もうミッション下ろすことないだろうからこれでOK。


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その上の3本目のボルトの頭と、すぐ上のエンジンマウントブラケットとの間には全く隙間がないので、オープンレンチしか使えずトルク管理は無しです。これでカバーが取り付きました。


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さあ、リカバリーもこれで最後です。スティフナーを差し込みます。右手前のオイルパンを避けて左のミッション下部と右奥のエンジンの後部を締結する補強部品です。


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奥が車両後方。ATミッションのオイルパン。こっちのミッション側は2本のボルトを18.15Nmで締めます。


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スティフナーの反対側のネジ穴2個はオイルラインの取付部でもあります。左下の影の中に3本目のボルトが刺さってます。この3本も18.15Nmで締め付け。奥が車両後方。


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ボルト位置はこうなってます。左奥が前方。右上がミッション。この5本を締め付けることでミッション下側とエンジン後方がオイルパンを避けて斜めにですが剛接合となるわけです。


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これでオイルラインはミッション上方とフロントのオイルクーラー側が固定されましたので、最後にミッション横のブラケットを固定します。(真下から見てます。)


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スティフナー取り付けとATオイルラインが完成。


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さあ、やっと終りが見えてきました。セルモーターを取り付けましょう。ワイヤーブラシで油汚れを落としておきます。


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このクソ重いセルモーターを取付部に半分差し込んで下から支え、電源ケーブルを接続します。


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左の矢印のケーブルが硬いためターミナルまで届かず一苦労。ナットを締め付けたらゴムカバーをターミナルにかぶせます。


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次にここにちょこっと写っている端子に


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セルモーターへのトリガーとなる入力線のコネクターを差し込みます。バイクで言うとセルボタンからの信号線です。


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赤が電源線、黄色がトリガー線。これでバッテリーを繋いでキーを回せばセルモーターが回るはずです。


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これでやっとセルモーター本体を固定できます。なぜ取り付けを先にやらないのかというと、さっきの端子はセルモーターの向う側にあるから。向こうからは手が入りません。M8ボルト2本を39Nmで締め付けて終了。・・・・しかしトルクレンチ+150mmのエクステンション(セルモーター上部に写ってるやつ)での締付け、しかも39Nmっていう結構きつい締め付けは大変でした。


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これでミッション本体への部品取り付けすべて完了です。いやあ長かった・・・・。あとはミッションパンを外して掃除してプロペラシャフトをつければ今回の目的(エンジン後部からのオイル漏れ修理)完遂です。


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あ、アクセルワイヤーがまだだった。+外したエアインテークの取り付けもだ。


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これだけやっても外からは全くわからないのが残念。

次回からはクーラーとオルターネーターベルトの交換とフロント側のオイルシール交換にかかります。やっとタイトルが変えられる・・・・。(プロペラシャフトはジョイントの交換があるので最後の最後に回します。)


本日の作業時間4時間、累計作業時間60時間


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