SSブログ

2020年ハイゼットS110V・4WDバン車検整備 エンジンフロントオイルシール交換開始7日目 圧縮圧力測定後エンジン始動。オイル漏れ修理確認完了です。 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

IMGP4774.jpg

体調不良で随分サボってましたが本日久しぶりに気温が10度超えたので最終作業に入りました。


IMGP4775.jpg

プラグを外すので周りをエアブロー。


IMGP4776.jpg

IMGP4777.jpg

1番気筒。きれいに焼けてます。


IMGP4778.jpg

IMGP4779.jpg

2番気筒。


IMGP4780.jpg

IMGP4782.jpg

3番気筒。すべてのプラグOKでした。


IMGP4784.jpg

次に圧縮圧力を測定するためバッテリーを接続します。ハイゼットのバッテリーはここ。荷物を積むと開けられないという・・・。


IMGP4785.jpg

IMGP4786.jpg

家で充電してきたバッテリーと入れ替えます。


IMGP4788.jpg

運転席下にあるフューエルポンプリレー(右上)を外して燃料の供給を止めます。


IMGP4789.jpg

しかーし、外す方法がわからず。引っ張っても抜けません。どこにロックがあるのかが不明。なので諦めました。プラグ刺さってないから点火はしないし、短時間ならかぶることもないでしょう。


IMGP4790.jpg

この日のために買ってあったコンプレッションテスター。これで圧縮圧力を測ります。


とここで、なぜ圧縮圧力を測らないといけないのか白状しときます。

実はタイミングベルトを外したとき、クランクを1回転させてしまったのです。

1番気筒を圧縮上死点に合わせてベルトを外したんですが、横着してプラグを外さなかったため圧縮された第一気筒が反発し、クランクが回ってしまいました。その際にクランクを逆回転させて上死点に戻さなければならないのに、何を思ったのか正回転させてしまいました。(タイミングベルトがある場合はベルトがたるむので逆回転させてはならないと書いてあるのを勘違いした、というかボケーとしてた)すべてのバルブ(4バルブなので4個)が閉じている圧縮上死点なのは第一気筒だけです。あとの2気筒は排気か吸気バルブどちらかが開いてますので、ベルトを外したままクランクを回すと、突き出したバルブに向かってピストンがぶつかるわけでして。そうするとバルブは簡単に曲がってしまいます。


piston.JPG

ただ、タイミングベルトが切れた場合でもバルブがピストンに当たらないように、ピストンの頭にリセスという凹みが作ってあるエンジンもあるのでそれにかけてみました。(上の図の4個の凹み)

バルブが曲がると圧縮がゼロになるのでそれを測定することで現状を把握しようというわけです。もし曲がってたらシリンダーヘッドを外してバルブを交換しなくてはなりません。前回の作業から間が空いたのは結果を知るのが怖かったからでした。


IMGP4787.jpg

1番気筒のプラグホールにゲージをねじ込み、3ヶ月ぶりの通電。そしてアクセル全開でセルモーターを回します。


IMGP4791.jpg

1番気筒の圧縮圧力は1200kpa弱。マニュアルによると1100kpa以上でOKです。まあ、この気筒はバルブが閉じていたわけなので当然です。あとの2気筒がこれと同程度の圧力ならクリアなのですが。(1000kpa:キロパスカル≒10kgf/cm²)


IMGP4792.jpg

IMGP4793.jpg

2番3番とも1200kpa!。やったあ、無事だったあ。思わずガッツポーズをしました。


IMGP4794.jpg

ゲージを外しプラグを装着。新品はありますが、3気筒ともこんな状態だったので交換はせず再使用です。ちなみに交換したのは北海道へ行く前の2015年6月、129790km時。現在136962kmなので7172km使用。


IMGP4798.jpg

IMGP4799.jpg

IMGP4800.jpg

備忘録:点火プラグはNGK BKR6ERX-11P。このプラグ、エスティマと共通でした。


IMGP4803.jpg

点火コイルを取り付けます。蓋をして始動準備完了。


IMGP4804.jpg

IMGP4805.jpg

と、その前に、外してあったフロントドライブシャフトのガードを取り付け。


IMGP4812.jpg

ボルト2本で締め付けます。


IMGP4810.jpg

このガード、ドライブシャフトから何を守ってるかというと、ATミッションのオイルクーラーパイプでした。


IMGP4813.jpg

最終オイルチェック。エンジンオイルレベルはOK。


祈りながらキーを回すと、セル数回転であっさり始動。しばらくアイドリングさせてミッションとエンジンの間のオイル漏れをチェック。見事に止まりました。


IMGP4816.jpg

ATミッションのオイル量チェック(ATオイルはエンジンをかけたまま測定します)。とりあえずドレンから排出した分の1.5リッター入れてありましたが、ゲージに全く付かず(温間で上の2点間にあれば良し)。2リッター用意していた残りの0.5リッターを追加しましたがこれでも全くゲージにつきません。ここにはATフルードはないので今度家からあと1リッター持ってきましょう。全容量3.8リッター中2リッター入れたので多分あと0.5リッターぐらいかな。


IMGP4818.jpg

長い戦いでした。あとクーラントとリアブレーキのチェックをしたら車検に行けますが、この田舎の役場に仮ナンバーがあるんだろうか。


本日の作業時間3時間、累計作業時間91時間


nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:自動車

nice! 4

コメント 2

二兎を追う男

おめでとうございます!

これだけの作業をして、無事にエンジン始動。
流石ですね~

バルブが大丈夫だったのは、誰かのコメントにあったように、干渉型のエンジンではないのかも知れませんね。
by 二兎を追う男 (2020-03-19 00:00) 

MHR

二兎を追う男さんありがとうございます。
いやあー、よかったです。
コメントいただいて少しは期待が持てましたが、キーをひねるまで心臓バクバクでした。
圧縮の低い軽トラックで良かったです。ハイコンプのチューンエンジンだったら間違いなくバルブがあたってたでしょう。
by MHR (2020-03-19 22:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。


にほんブログ村 バイクブログ バイクいじりへ
にほんブログ村
にほんブログ村 車ブログ 車 修理・整備へ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ BMW(バイク)へ
にほんブログ村