車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その2。オイル漏れ修理。 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
カムカバーガスケットが来たので交換します。まずプラグキャップを外します。
カムカバー左側の2本のボルトを抜いてメインハーネスのカバーを取ります。
ところがハーネスが短いため溝から抜けません。これが抜けないとカバーを持ち上げることができないのです。
ハーネスの先にある、オルターネーターの端子からハーネスを切り離します。
これで溝からハーネスが抜けました。
ブリーザーホース2本を抜きます。
袋ナット4個を外します。これでカバーは外れるはずですがびくともしません。
スタッドボルトにタペットシーリングワッシャーが食いついてました。スクレーパーでこじって外します。
御開帳!。これが5000kmごとにきちんとオイル交換してきたエンジンです。
10万キロ走ったタイミングベルトはまだ使えそう。
外したカバーからプラグチューブガスケットを抜き出します。
え?トヨタ、お前もか。ガスケットが抜けないように爪が・・・。ダイハツなんかこのガスケットを交換したい場合でもガスケットが抜けない構造になっていて、2万円もするカムカバーごとしか部品が出ないんだよね。
でもトヨタのこの爪は、真下で高速回転しているカムの上にこいつが落ちないように支えているだけだそうです。なので爪を起こせばOK。
最初の一個はこのオイルシールプーラーで抜いたんですが、爪が尖すぎて壁に傷が入ってしまいました。なので2個めからは表側からドライバーで叩き出しています。
ぱっと見は交換せずとも大丈夫そうだったんですが交換して正解。一発で内側のベロが割れて分離しました。(本来この外側にリングがもう一重あります)
外径が、内径30mmの水道管用の蓋とぴったり同じでした。こいつは一つ持っとくと便利ですよー。これを使って新しいガスケットを打ち込んでいきます。ただし、奥まで打ち込むとプラグチューブの端面にリップ部分が届かなくなるため、ツライチでやめときます。(すでに一個入れすぎてドライバーで叩いて押し戻してます。)
爪を寝かせて交換完了。次に古いカバーガスケットを外して溝を掃除します。
カムカバーを外すとき、古いカバーガスケットにサーキュラープラグ(ヘッドのカム軸のラインボーリング跡を塞ぐプラグ)がくっついてきました。
アルミ製です。くっついてるのは液体ガスケット。ワイヤーブラシで剥がします。
溝に新しい液体ガスケットを塗ります。飛び出しているのはつまみです。これがないと手がベタベタに。
脱脂したシリンダーヘッドの半丸の加工穴にはめ込みます。ここにさらに液体ガスケットを塗ります。
カムホルダーとデストリビューター差し込み部の角部分に液体ガスケットを塗ります。
新品のカムカバーガスケットをセット。
スタッドボルトに新品のタペットシーリングワッシャーをはめて4個の袋ナットを6Nmで締め込みます。
あーっ!はみ出してるやん。やり直しです。
2回め。全周見直してOK。
これで完了です。あと、タイミングベルト換えるときに、クランクシールとカムシール、デストリビューターのOリングも換えましょう。
今回使ったAE100Gの5AFEエンジン用バルブカバーガスケットセット。
K.Pガスケット製VC102S(バルブカバーガスケット11213-15071、プラグホールガスケット11193-15010、タペットシーリングワッシャー90210-06013)送料ともで2755円でした。
これだけ交換。プラグホールガスケットは2つに分離してます。
今回使った液体ガスケット、トヨタシールパッキンブラック。
備忘録:193741kmでカムカバーガスケット交換。
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素晴らしい~
我が家の1999年型サターンのワゴン(LW1)と同い年くらいですね。
我が家はいろいろと壊れ始めたので3年前に下取り(500ドル)に出しましたが・・
*後部ドアパワーウィンドウ駆動機構ワイヤー切れ
*前部ドアパワーウィンドウ駆動モーター
*パワーウィンドウ操作スイッチ
*後部ドア車内開閉レバー折れ
*ヒーターコアの接続パイプの液漏れ
*セルモーター (業者依頼)
*ラジエターリザーブタンク液漏れ (業者依頼)
これらのほとんどを自分で直し、パワステの液漏れ、エンジンオイル漏れは目を瞑って継ぎ足しながら乗ってました。
by 二兎を追う男 (2021-02-11 23:38)
二兎を追う男さんありがとうございます。お互い因果な性分ですねえ。
経済的には廃車するのが大正解だとわかってるんですが、母が唯一持っている自分名義のものなので・・・。
とことん付き合っていこうと思います。
by MHR (2021-02-14 00:01)