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セロー225 PWK28キャブセッティング [92'YAMAHA セロー3RW4(1KH)]

昨日言ってたやりたいこと。床が片付いてるうちにセローのアクセル開け初めの息つきを解消すべく、キャブを一度ばらして、現状確認してできるところを調整してみたいと思います。


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いやあ、床が見えるって素敵。きれいだし。これなら部品を落としても大丈夫だわー。


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最後に乗ったのはバッグ紛失事件のときだからほぼ半年ぶりです。情けない。


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さあキャブを外しましょう。まず燃料ホースを外すために左側のサイドカバーを外します。


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その前にプラグを見てみます。

え?。真っ黒じゃん。息継ぎするのはニードル段数が制御する部分のガスが薄いからだと思ってたけど。全域で濃いみたいです。


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燃料ホースを外してインシュレーターからキャブをを抜くんですが抜けん。インシュレーターが硬化してますねー。やっと抜けたんですがカムチェーンテンショナーがあるのでこっちに抜けません。


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なのでマフラー側に抜きます。


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そういや、このキャブはノーマルキャブのように外からワイヤーが外せないんだった。


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キャブトップを外して


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スロットルバルブごとワイヤーを外します。PWKキャブはフラットバルブの一種で半円形のスロットルバルブを使ってあります。フラットバルブは吸入効率がいいらしいのですが、4サイクルエンジンに使うと強烈な吸入負圧にスプリングが負けてバルブが戻らなくなることがあるらしいです。そのためか、昔の2スト用のキャブの細いスプリングの倍くらいの太さのスプリングが使ってあり、ケーブルを外すのが大変でした。(後述)


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フロートボウルを止めている2本のビスを外します。ってたった2本で大丈夫??


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メインジェットとスロージェット。実はメインジェットを外すだけだったらフロートボウルの底にあるキャップを外せば済みます。が、今回はスロージェットの番手も確かめたかったので外しましたが、この構造だったらスロージェットもそこから外せたみたい。


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メインジェットは115番でした。


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スロージェットは38番。


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スロットルバルブをばらします。丸いのがベンチュリーのあと。通常の2スト用キャブならスプリングを圧縮して、ワイヤー先端の太鼓を押し込んで横へずらせばケーブルは抜けますが


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こいつは窓から見える白いスリーブを上に持ち上げて、それが押さえてる太鼓を手前に抜かなければいけません。ただスプリングが強すぎて手こずりました。


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そこではたと気づきました。スロットルケーブルのスロットルグリップ側の太鼓を外せばいいじゃん。


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抜けました。


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とれましたー。


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そしてスロットルバルブを外した理由がこれ。スプリングの下に嵌合してる白いスリーブで押さえられているニードルのクリップ段数確認。上から2段めでした。このクリップを移動させるとアクセルを開けたときに出る燃料の出始めのタイミングを変えられます。(下へ行くほどニードルが上がる=早く燃料が出始める=混合気が濃くなる)


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これが標準位置(上から3段目)。最初は混合気が薄いと思っていたのでこの位置にしたんですが、プラグを見る限り薄くしないといけませんので、一番上に。つまり燃料が出るのを遅らせる=全体的に薄くすることにしました。


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フロートボウルを組み付けますが、これが入らない。オレンジのノズルがフロートに当たり、黄色いノズルが赤い穴に入りません。知恵の輪のようにひねりまくってやっとはまりました。


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これがオレンジのやつね。多分オーバーフローパイプかな。黄色いのはスターター系でしょう。



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さて、面倒なスプリングとケーブルの組付けですが、スプリング無しなら簡単にはまることに気づきました。スプリングをあとからねじ込んで組み付ければいいのです。スロットルバルブ側面の溝に太鼓を差し込んで白いスリーブをかぶせると太鼓が固定されます。

ここで注意ですが、まさかそんな間違いをする人はいないと思いますが、ニードルはスリーブの下に入れること。スプリングで上からバルブに押し付けられた白いスリーブが、ニードルのクリップを上から抑えることでニードルがバルブに固定されます。ネットを見ていたらこのニードルを最後に入れる人がいるみたいで(スリーブの真ん中にニードル上端を逃がすため貫通穴があるので上から落とし込めます)、そうなるとニードルは刺さってるだけとなり、上下に動いてしまいます。エンジンを掛けない時点ではニードルは一応自重で一番下に収まってますが、スリーブの厚さ分上に持ち上がっているわけで燃料が大量供給されるし、そもそも固定されてないのでセッティングが出ません。


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組付け成功。ニードルを押し上げて固定されていることを確認。


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スロットル側をセットしてキャブ調整完了です。


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ワクワクしながら燃料コックを開けたら。あらら。


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燃料コックからガソリンが。いえ、燃料ホース端が裂けてました。そういえば前のオーナーから燃料ホース換えとけって言われてたっけ。


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キャブに入ったガソリンでエンジンは一発始動。・・・・・って、キャブ開ける前はスターター引かないとかからなかったのに、今回はスターター引かない状態でかかってしまいました。しかもアクセルレスポンスがいい。最初に混合気が濃かったのなら逆でしょ。うーん謎だ。

ということで明日走ってみます。これでも濃かったらメインジェットを110番に、スロージェットを35番くらいに絞ってみます。


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