セロー225 PWKキャブセッティング ニードル段数を全段試してみた [92'YAMAHA セロー3RW4(1KH)]
おとといまでで、ニードル段数3段目でそこそこいい感触となったPWK28キャブのセッティング。
ただまだ4段目と5段目(濃くする方向)を試してなかったので昨日と今日とで変更して走ってみました。
ニードルの矢印から下の光ってる部分が走行中に燃料を吸い出してる部分で、スロットルを開けると下側のテーパー部分が徐々に細くなっていき、それと反比例して刺さっているパイプ部分(ニードルジェット)との隙間が大きくなっていって、ガソリンが増量されていくことで、スロージェットから出るアイドリング用のガスと、メインジェットから出る中速以上用のガスとの間を息つきの無いようにつなぐんですが、それがうまくいってません。どうもこの矢印から下が寸胴すぎるようで、ここから下へ向かってもう少し細くなるようなニードルに換えないと解決はしないようです。
ニードルにはテーパー角度とか形状の違いによってこのような刻印があります。こいつは"N"から始まり
”80”
”F”。「N80F」です。これ以外に「N69*」というのがあり、*の部分が燃料の増量の度合い(テーパー)を表しています。実際売っているものを調べてみると”A”が一番濃くなって”K”が一番薄くなるらしいです。
これを換える以外息つきの解決策はなさそう。
ニードルはスロットルバルブに上から差し込まれてスプリングで固定されてバルブと一体で上下します。メッキされたスロットルバルブは吸い込む空気量のみを制御していて、それにぶら下がってるニードルが燃料だけを制御しています。この接点でのニードルの段数を変えることで、空気と燃料の増減するタイミングを変えるわけです。(ニードルを上げると空気より先に燃料が増え、ニードルを下げると燃料より先に空気が増えていくわけですな)
一番調子が良かった3段目から
まだ試してない4段目へ。
スロットルバルブとニードルは樹脂製のスプリング受けでこのように押さえられてます。
ワイヤーの太鼓は樹脂の筒の中を通ってバルブの切りかけに嵌合し
筒によって押さえられます。この筒はスプリングで上から押さえつけられてますので、ニードルはバルブと一体なって上下するわけです。
で、これが4段で空ぶかししただけの新品プラグ。すすが付いてます。つまり濃い。
このあと一番濃くなる5段目も試してみましたが、当然プラグがすすだらけ。5日はここで終了。
そこで今日改めて4段目に戻して走行したんですが、なんか糞詰まりみたいな、エンジンがもごもご言ってる感じです。気持ちよくありません。プラグもこの通りススだらけでした。
このあと2段め、1段目とクリップを上げてみてアイドリングからの息つきが止まらないか確かめているうちにプラグがすすで真っ黒になってしまいました。(走行なし)
なのでそのまま最終的に3段目に戻して走行してみてもプラグはすすけたまま。
でもエンジンは弾けるように回り気持ちいいの一言です。電極のすすが飛んでいるのでメインジェットは正解でしょう。碍子ももう少し走ればきつね色になると思います。外周のススもだいぶ薄く均等になってますねー。
余裕ができたら番手の違うニードルを買ってきますが、とりあえずセローはここまで。KS2にかかります。
書き忘れてましたが、バルブにも番手があり、こいつについてたのは3.5番でした。こいつは上の丸くえぐれた部分(カッタウェイといいます)の形状違いで、空気の流速に関わるみたいです。
最終セッティングデータ:ただし息付きは解消せず。
PWK28 キャブと給気口以外ノーマル
MJ#115、SJ#35、ニードルN80F_3段目、AS_2回転戻し、カッタウェイ3.5
吸気口は前オーナーが、セローの初期型用の純正品で開口部がでかいやつに交換済みです。(ノーマルは吸気口面積が半分)
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント 0