今日の国道301号線 松平バイパス 大内橋を架け替えるための仮橋開通 [愛知県豊田市 旧下山村へようこそ]
ずっと記録してきた豊田市の国道301号線松平バイパスの工事のうち、最後の大工事となる五平餅屋の前の大内橋の架替えのために設置工事がなされていた仮橋が完成、開通しました。
今日通ってきたのでドライブレコーダー画像を記録として置いときます。
*後日、消えてゆく橋の写真も残しとこうと思い、撮ってきました。
これは五平餅屋の前にあるバス停から豊田市方面に向かって、旧大内橋と仮橋の分岐を見たところ。真ん中の三角地帯が先日まで通っていた旧国道の旧大内橋。仮橋はS時カーブになってます。仮橋の手前は右方向にT字路が分岐してます。
仮橋の反対側から見たところ。真ん中正面に五平餅屋があります。
ちょっと横から。仮橋は鉄骨で支えられた鉄板の上に載ってます。
五平餅屋横にある、旧旧国道から仮橋の付け根を見たところ。
仮橋ができるまではこの手前の道は旧国道にT字路でつながっていたんですが、現在は50センチほど高い位置にある仮橋によって通せんぼされてました。
旧大内橋から仮橋を見たところ。青い部分が仮橋。
こんな感じで両岸に作られた「受け」に載ってます。この青い部分はトレーラーで持ってきて、大型クレーンで両岸の受けにポンと載っけられました。
五平餅屋側の受け。
豊田市側の受け。ボルトで止められてはいますが、割といい加減な構造です。
豊田市側から五平餅屋方面を見てます。左が先日まで通っていた大内橋。右が仮橋。左の旧国道は封鎖されてます。消えているセンターラインがバイパス開通前の旧国道で、白いのが松平バイパスの仮開通時のもの。右の黄色いセンターラインをご覧のとおり、仮橋自体は真っ直ぐなのに、道路は蛇行しています。
五平餅屋側から。左が仮橋。この少し先が松平トンネル。右の白線が先日まで通っていた国道の路肩。この先でT字路になり右折道路が合流。
大内橋の上で豊田市側を見たところ。向こうが豊田市街方面。左の黒い袋は1mぐらい高いところを走る、仮橋との段差を埋める土のうです。
上の写真のさらに右、側道から見ると新国道には擁壁ができてました。
橋から少し離れたところの先月まで通っていた新品の国道の舗装が剥がされてました。取り付き道路の線形を新しく作られる新大内橋に合わせるためだと思われます。あーもったいない。(後日これは仮橋と新国道をスムーズにつなぐためと判明、10月20日に再び右の新国道と仮橋が接続され、左の旧国道は役目を終えました。こっちの旧国道を再舗装したのがほんとのもったいない、でした)
今度壊される大内橋の全景。(黒い舗装部分)長い間ご苦労さまでしたー。
さて、今回写真を撮りに来たのは、ずばり、こいつを残したかったからです。橋には必ずついている銘板。「大内橋」。(銘板の「橋」は木偏に高い)
真ん中あたりにはひらがなで「おおうちはし」。
そして川の名前は「滝川」。
そしていちばん重要な建設年。「昭和54年1月完了」。・・・あれ?。完了?竣工じゃなく?。架けかえたのかな。この銘板、解体した場合大抵捨てられるので、頼めばくれないかなー。ともかくこの銘板からはこの橋を含む国道301号線が、昭和54年1月に改良工事を受けたということがわかります。私の中学生頃(昭和40年代)にサイクリングした時の記憶だと、当時の国道301号線はセンターラインのない山道だったので、おそらく今は側道となっている山側の細い道が国道だったんでしょうね。
川の方へ降りてみました。これが現大内橋の全景。意外と短いんやね。
下山側 ガーター橋っていうんでしたっけ。鉄骨の上にコンクリートの構造体が載っている構造です。
中央
豊田市側
こちらは奥の仮橋です。
そしてこれが滝川。たったこれだけの幅の川でも渡るのにはこんな橋が必要なんだねえ。
橋の付け根になんかある。
プレートとペイント?
ペイントの方は塗装の詳細。
プレートはスマホでは手ブレして読めません。今度一眼と三脚持ってこよう。
ということでついでに現(旧?)国道ができる前に通っていた旧旧国道にかかる橋の銘板も撮影してみました。ここは五平餅屋の下山側にかかっている橋です。中央に見えるのが五平餅屋。右側に国道が通っています。
ちょっと下山側へ歩いて位置関係を。右が現国道301号線。中央が五平餅屋。旧旧国道はその手前から左へ分岐していました。カローラと軽トラの間が橋になっています。もともとここは正面に山があり、それを避けるためここで川を渡っていたのです。現国道を作る際、山を削り、切通しとしてまっすぐ突っ切ったのでした。その切り通しも仮橋をかけるために完全に削ってしまったのは前の記事で書きましたね。
その橋がこれ(渡って振り返って撮影)。つまり昔はこっちの橋でこの滝川を渡っていたのでした。
「たきはし」と書いてあります。
反対側には漢字で「瀧橋((銘板の「橋」は木偏に高い)」。
現在も橋は渡れますが通り抜けることができません。(この奥は旧旧国道301号線で、仮橋がかかるまでは通り抜けでき、旧国道へ出ることができました。)
現在では先の写真のとおり、突き当りを仮橋が通せんぼしてます。
竣工年の銘板を探すと「昭和39年3月改築」だって。こっちも「竣工」じゃないのね。つまりこの橋も架け替えられたってわけです。橋の古さから言って昭和一桁の竣工かも。
ちなみにこれが国土地理院の地図。松平トンネルが開通してるので最新のですね。赤矢印が旧旧国道。赤い道路が現国道301号線でそれを挟んで旧旧国道がつながっていた緑矢印が昔の国道301号線だと思われます。赤い矢印の先、等高線が途切れている櫛の歯みたいな模様が山を削った切通しで、昔は川岸まで山だったため、その手前で対岸へ渡ったことがわかりますよね。(青い丸で囲ったのが大内橋)
赤い点線がバイパス完成形で大内橋以外の2本の橋を含む道路はすでに完成してます。S字カーブをできるだけ直線化するのが目標ですね。
おまけ。上の地図の黄色い道です。この仮橋の五平餅屋側はもともとT字路だったため、旧国道を横切る分延長されています。左右が国道301号線。手前は六所山方面への県道。
なので旧国道は延長された道路でぶった切られました。右側、手前から奥へ続くのが国道。左が県道。
T字路の反対側。当然旧国道は分断されて通れません。
五平餅屋側から旧国道を見たところ。看板の下で行き止まり。ここで謎なのが左に見切れている黒い舗装。
路肩のラインまで引かれてるけど手前は法面で行き止まりだし、なんのための舗装?。(いずれ工事で使うのか?、そういえば段差があるね。)
国道の開通年とかは資料があるけど、そこかしこに架かっている小さな橋などの場合は銘板しか資料がなく、架けかえた場合銘板は多分捨てられるので(うちの前の道路に埋め込まれていた竣工年の銘板は、舗装し直した際、うちの路肩に捨てられてました。)こういう記録は残しときたいと思います。はい。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント 0