ドナ・ドナしたVT250FCが10年ぶりに顔を見せに来てくれました。 [車、バイク]
およそ10年ぶりのことですっかり忘れていたのですが「完成したら見せにきてくださいね」と私が言ってたらしく、わざわざご披露しに来てくださいました。
実は少し前に「走れるようになったので見せに行きたい」と連絡をもらっていたのですが、母のことやコロナで延期してもらっていたのでした。
これがあのボロボロだったやつかー。(メーターはプラス1万キロになってました。感無量です)
元の持ち主の習志野ナンバーが付いたままだったり、サビを落としたらタンクに穴が空いたりで、だいぶ苦労されたようです。そしてこのレストアが終わった喪失感に悩まされてるそうで、今次のターゲットを物色してるということでした。
わざわざお土産まで。糖質制限が・・・・・。
久しぶりのドナドナ。さらばVT250FE。 [車、バイク]
お友達の息子さんが「レストアするバイクがほしい」ということで相談の上、前輪が固着していて動かすことが難しく、そのうえサビだらけで復活を諦めていたVT250FEを譲ることになりました。
もともと20年ぐらい前に山梨県まで行って引き取ってきたもので、当時VT250FEに乗っていたので部品取りで買ったものです(書類あり)。ただ、引き取った時点ですら思っていた以上に程度が悪く(ステアリングベアリングやキーの固着等がありトランポに乗せるのにも一苦労しました)納屋の奥に放り込まれてしまい、私が身障者になったこともありそのまま出せなくなっていました。
昨日はどのキーがこのバイクのものか分からず、最終的に保管してあったすべてのホンダのキーをそれぞれのバイクに差し込んでキーを回して、消去法で最後に残った2本が候補に。なぜこんな事になったのかというと、刺さるキー全てでメインキーが回ってしまったからです。(たぶんキーが刺さった状態でキーのピンがさびて固定されてしまったのでしょう)しかもタンクキャップは固着してどのキーでも回らないという2重苦。で、ふと気づいたのです。ヘルメットホルダーはどうだと。これでメインキーが決定し、CRCを吹き付けてあったタンクキャップももう1本のキーで外れました。つまりタンクキャップは別のバイクのやつだったわけで、めでたく渡すべきキーが2本決まったのでした。
まずタイヤに空気を入れ、3人がかりで固着したフロントタイヤを浮かしてここまで引っ張り出し、フロントブレーキの固着を解く作業から。
ご存じの方はあるかな。このバイク、インボードディスクという、鋳鉄のベンチレーテッドディスクをホイール内側にあるキャリパーが掴むというすごい構造なのです。この車種以外だとCBX400(550)FやVF400が使ってましたがすぐに普通のディスクに戻りました。だってめんどくさいんですもの。
ディスクは車の前輪のような中空の鋳鉄製で、リム側に3箇所、フローティングで結合されてます。(手前に見えるハブからでてる四角いブロックがスライド部分でディスクはカタカタ動きます)キャリパーは内側からディスクを掴んでいるのがわかるでしょうか。これに近いのは、ビューエルの、リムにリベット止めされたディスクを内側から挟んでとめるやつぐらいかな。形は違えど、パッドとディスクの間をマイナスドライバーでこじって、パッドごとピストンを押し戻して固着を開放できました。
リアブレーキはドラムなので問題なし。
サビ加減はこんな感じです。Fフォークが一番ひどく要交換。
距離は18965km。(16965だったかも)
ブレーキが使えないので苦労して斜面をおろしトランポへ。
ぎりぎり載りましたー。
こいつが手前に入ってたため少し手こずりました。チェーンが固着して後輪がロックしてたためです。最終的にチェーンを外しました。
ここに2台入ってたわけで。
XL250Sを戻して終了です。こいつもなんとかしないとねー。あと何台あるんだろうか。弟のところにも預けてあるからなあ。
美味しい和菓子をおみやげに頂きました。パイン大福です。これ合うなー。
資金難解消のため発掘したパーツをオークションへ。 [車、バイク]
カローラの車検代捻出のため、床張りのための資金がカツカツとなってるため、倉庫整理中に色々出てきたものを順番にオークションへ出してます。
友人が載っていたFドラムブレーキの400についていたもの。
ビクターのマークのもとになったニッパーくんの500ピースのジグソーパズル。20年ぐらい前の未開封品。
あと発掘しながら順次出品していきます。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れしましたー。 [車、バイク]
さて、今日はMR2とお別れする日です。昨日とは打って変わっていい天気になりました。
11時頃5人のクルーが到着。
姪っ子も作業を見に来ました。18歳で旧車に目覚めたため(ひょっとしたら自分のとこに来たかもしれない)MR2にお別れしに来たんです。ごめんなー、1年以上前から予約済みなんよ。(コロナがなければもっと早くお別れしてたはずです。)
まず扉を外して開口部を1800mmから2000mmまで広げます。バックで真っ直ぐ出すだけなら1800あれば出るのですが、その先ステアリングを切って鼻先を写真の左側に向けないといけませんので、前輪を振るスペースが必要なのです。
つまり右側いっぱいに寄せて、後輪がでたら右にハンドルを切って頭を左に向けたいわけで。
持参してきたタイヤ4本を装着。
ウマを外してジャッキダウンします。
4輪着地。
今日のドライバーです。女性です。本気のコスプレ?
スティグだ!。コスプレではなく実際レースを走った本物の耐火レーシングスーツ、グローブ、シューズ、ヘルメットです。すげー。すげーよ。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。その9 MR2こそこそ話 その2 [車、バイク]
昨日の続きですが、エスティマで母を病院に連れて行くついでにコンパネをあと2枚買ってきました。
母の目が怖いので、病院で母一人で診察待ちしてる間(約1時間)だけ許される背徳と充実感。モスのハンバーガーとオレンジジュース。
コンパネをおろして
腐ってそうな部分全部をカバーします。幸い腐ってるのは(正確には劣化した、が正しいでしょうか)表面のコンパネだけみたいで、少なくとも30センチ間隔で入っているツーバイフォー材の土台は大丈夫そうなので、これでタイヤがめり込むことはないはず。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。その8 MR2こそこそ話 [車、バイク]
私はこのMR2の量産車が立ち上がった頃にはMR2のサービスマニュアルの図面を書く会社にいました。弟も内装部品の設計に関わってます。なのに、NAエンジンを積んだ初期型のMR2を買って、その部品取りとしてこのS/Cを20年も持っていても、実はこの車に特別な思い入れはありません。というか、車自体に思い入れがありません。単純にメカニズムに興味があって、当時自分の書いた図の載ったサービスマニュアルや新型車解説書と比較してみたかっただけという側面もあります。なにしろ、今まで自分が欲しくて買ったのは全所有車11台のうち、初期型MR2とハイラックス4WDとハイゼットバン4WD(でもこれは積雪という切羽詰まった状況に対応できる車が欲しかっただけ)の3台だけで、このS/Cも含め他の車はすべて人のお下がりですから。というか、そもそもずっとバイク漬けで車で一人でドライブするという文化を持ってません。欲しくて買った3台もほぼ100%通勤用でしたし。
ということで、今回はまだ写真を撮ってなかった部分の解説を。
まず先回、バッテリーを交換するためには、つまりバッテリーを外して充電したい場合には、インタークーラーを外さないといけない、と書いたのですが、今回はなぜ外す必要があるか詳細を説明します。
NA(加給なし)エンジンのMR2もバッテリーはミッションの上、エンジンルームの左上にありますが、当然インタークーラーはありません。バッテリーむき出しです。そしてその後方にはエアクリーナーケースがあります。で、S/C(スーパーチャージャー)は圧縮した空気の温度を下げるための空冷式インタークーラーの置き場を、バッテリーとリアトランクの間のその空間に求めました。通常ならブラケットでインタークーラーを固定するのですが、この車、部品数を減らすためかちょっとおかしな留め方がされてます。
その前に、加給された空気がどういう経路でエンジンに押し込まれるのかを見てみましょう。
ウイングの着いたトランクを開けると
これは正規の位置から外されてますが、トランク内のこの位置にエアクリーナーケースがあります。NAではエアクリーナーはエンジンルーム内にありましたが、S/Cではそこにインタークーラーがあるためエアクリーナーケースを置く場所がなくてエンジンルームの外に追いやられ、トランクの左側を占拠してます。おかげでNAのようにゴルフバッグが2個入らないです。
ボードをめくるとこんなダクトが。エアクリーナーを通った空気はこのパイプに入りエンジンルームへ。
その先はこの写真の右下(この向こうが上の写真のダクト)から真ん中のエアフローメーターで計量されてエンジンルームの真ん中方向へ。(写真上がトランク)
エアフローメーターを通った空気は、矢印の2本パイプの真ん中を通っているパイプを通ってスロットルボディを経由して、エンジン下方にあるスーパーチャージャーユニットへ送られます。
この写真の右のパイプです。
その先にはプーリーの付いたスーパーチャージャーユニットが。奥がウォーターポンププーリー。本来2個のプーリー間にはベルトが掛かってます。
車両下側から。マフラーの上、右のドライブシャフトの後ろにスーパーチャージャーが見えてます。
ここで負圧で吸い込まれた空気が圧縮され、右のダクトで高圧の空気が再びエンジン上へ送られます。この時点で負圧から正圧になった空気は圧縮熱で高温になっています。
その先が右の矢印のパイプ。
このパイプにこのようにインタークーラーが接続されて
インタークーラーを通った圧縮された空気はエンジンフードの穴から走行負圧で吸い込まれた外気で冷却され、2枚上の写真の左の矢印のパイプからエンジンに入ります。
エンジンフードはFRP製でこっちのルーバーはダミーです。
左側だけスリットがあり、走行時にエンジンルームに発生する負圧でここから冷却用の空気が吸い込まれます。あるいは速度によってはリアウィンドウの後方に負圧が発生して、エンジンルームからこちらへ空気が吹き出してインタークーラーを冷却します。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。その7 水拭きして最終チェック [車、バイク]
さあ、今日から新しいカメラで撮影します。と言っても同じRZ10の新古品ですが。
昨日で作業はほぼ終了しましたが、穴の開いた、あるいは開きそうな床にかぶせるコンパネを買いに行ってきました。
ん?あんまり写りが変わらんぞ・・・。ピンぼけしてないか?
とりあえずタイヤが通るところに6mmの鉄板を移動。
穴の上とここへ買ってきたコンパネをかぶせます。(手前の白い部分)
ついでに買ってきたLEDの100W型電球。
今まで使ってたのが暗すぎたので交換。左のLEDだと思ってたのは実は蛍光灯でした。そりゃ暗いわ。
だいぶ明るくなりました。(昼なのでよくわからんけど)
確認しときたいことがあるのでハイゼットの予備バッテリーを載せます。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。その6 準備完了? [車、バイク]
今日のお昼は今年あまり食べなかったため余ってる素麺の在庫処分でにゅうめんを。
さて、本日でMR2を出す準備を終わらせましょう。最後のバイクを移動します。
このスペースですが、もう少し左へ広げましょう。
この辺を
奥へ詰めていきます。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。その5 [車、バイク]
さあ、MR2のドナドナまで一週間を切りました。
昨日と今日で、MR2の潰れたタイヤを履いたホイール4本を外してしまい、後ろを塞いでいる2台のバイクの移動先を確保しました。
先日コメント頂きましたが、ジャッキアップする前にホイールナットを緩めるということをすっかり忘れていたので、ハイゼットのクランクプーリーボルトを外すために買った、メルテックの100V電源のインパクトレンチに頼ります。さすが20年放置されたホイールナットは完全に錆びついていましたが、この新兵器はすごかった。7000円という安物なので一発ではゆるみませんが、打撃10回ぐらいですべてのナットが緩みました。反動もまったくないので握力のない私でも全然苦労いりませんでした。すげーな、慣性という物理法則って。
まず一番手前の左後輪から。
錆びてはいるけど想定内。というより程度は良いんじゃ?
ブレーキ周りは再利用できそう。ただベアリングのナットは錆びてます。ホイールベアリングは要オーバーホールかな。
おおっ、スタビライザーが付いてるじゃん。NAは前輪だけで後輪にはなかったぞ。S/CはNAと比べるとかなり強化されてます。
ロッドが錆びてない。腐っても室内保管ということか。いや、この部分、ジャッキダウンしたらシリンダーの中に潜っちゃうところじゃん。そりゃ錆びんわ。もっと上を見ないといけないか。
アームの付け根もきれいですねー。もっと錆びてボロボロだとばっかり。
サイドブレーキのキャリパー側のブラケットはサビサビでした。ブーツも切れてる。
流石に熱が加わるキャタライザー周りはサビが酷いです。純正のマフラーは最初から外してあり(多分廃車前は社外品がついていた)、トランクに積んでありました。
エンジン下側は、おそらくヘッドカバーから漏れたと思われるオイルがべったり。
次は左前輪。前輪だけ純正ホイールです。
面白いナットが使ってありました。もともとトヨタのアルミホイールは、平ワッシャーの特殊なナットですが、ホイールの穴が深いので、こいつはさらにロングナットです。
次は右後輪。こっちも左同様。軽レストアで行けそう。
スプリングも再塗装のみで良さそうです。
こっちのベアリングもアウトだな。ガタはないけど。(キャップが錆びてるだけ?)
以外だったのはフロアパン。サイドシルとの継ぎ目は錆びてるけどフロアの痛みはほぼありません。
最後に右前輪ですが、ナットは外れたのにホイールがハブに食いついて外れません。バールでこじってやっと外れました。
ホイール外し完了。
約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。その4 [車、バイク]
今日も昨日の続きです。今日は坂道を降りるために必要になる、ブレーキの現状確認と整備を行います。
が、その前にウマ(リジットラック)をかけ直します。昨日4輪とも上げましたが、持ってくるタイヤがバンのものだという連絡が来て、今の高さだと扁平率の違うタイヤが入らないことが判明。ウマをもう1段上げる必要が出てきました。あと、矢印のジャッキアップポイントにジャッキを掛けたので、ウマをかけたところがジャッキアップポイントからずれているのを修正します。
整備書でガレージジャッキを掛けていいところを確認したらミッションマウントにかけろと。
後輪はこれで両側ともウマを1段上げて前後の位置修正。フロントはフロントのメンバーの真ん中にガレージジャッキを入れるスペースがなかったため、左前輪は軽いし、ガレージジャッキでウマの後ろを上げて載せなおしました。
3輪が上がると自動的に残った1輪は上がるのね。右前輪はウマの後ろを少しだけジャッキアップしてウマを1段上げました。
右前輪はブレーキが固着してたので、ホイールの隙間からキャリパーにバールを突っ込んでこじって回しました。これで4輪とも手で回るように。
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