みず谷なおき遺稿集をオークションに出品しました。 [お勧め本]
ご近所アウトドア「のーどうでぃず」 [お勧め本]
Twitterでよく見かける旧車イラストで気になってた絵描きさんがいます。
東本昌平氏の表紙イラストで有名なバイク雑誌「RIDE」で連載されていた、せきはん氏(大森しんや氏)が描く「グッバイエバーグリーン」が6月24日に発売されるので予約して買っちゃいました。免許取りたての女の子が、亡くなった爺さんがレストアしていたヤマハの古いバイクで、おじいさんが残したいろんな修理品依頼品(古い時計とか)をお客さんに届けるというお話です。
なんと、ミスターバイクで連載されていたという伝説の「恋ヶ窪ワークス」のヒロインも出てきます。
そのせきはん氏がWEBで連載しているのが「のーどうでぃず」。(←ここをクリックすると読めます)
田舎の子供たちが田んぼの周りの用水で「たなご」やいろんな水棲生物を求めてアウトドアするという他愛のないお話ですが、人物や背景がすごく丁寧に描かれているのですさんだ心が癒されます。 響さんが好きそうだな。
「グッバイエバーグリーン」も読めますので一度ご訪問ください。
待ってましたよー。風たちぬ。 [お勧め本]
これぞ決定版。零戦と栄発動機 [お勧め本]
いままで零戦関係の本が出版されるとついズルズルと購入してきましたが・・・。
零戦マニアなら、星型エンジンマニアならこれはもう絶対に読むべきです。
これほどエンジンについて詳しく書かれたものは今までありませんでした。
しかもDVDまでついて2100円という低価格。内容からすると4000円ぐらいでも買っちゃいそう。
どこがそれほど良かったかというと。
星型エンジンのクランクとコンロッドの仕組みを本物のレストア中の栄エンジンの写真で解説してあるんですよ~。
これで初めて知った驚愕の事実。
星型エンジンにはマスターコンロッドがあって、それに残りの6個のサブコンロッド(7気筒X2=14気筒の栄エンジンの場合)が6個のピンを介して接続されているのは知っていましたが、それぞれの気筒で必要なストロークが微妙に違うため大端部の中心からのピン位置が違うのを初めて知りました。これはシリンダー中心軸に対するコンロッドの傾きが全気筒で違うためで、コンロッドは6個共同じものなんですが(いや、違うのか?理解不足です)圧縮比が揃うようにピン位置がずらしてあるそうです。(つまりマスターとなる3番気筒を除く6気筒のコンロッド大端部のピン中心がマスターコンロッドの大端部を中心とした同心円上にないのです。あーうまく伝えられん。つまり、マスターコンロッドに残り6気筒のコンロッドを綺麗に7等分して取り付けたとしたら、上死点に届かない気筒ができちゃうんです。)
だから14気筒もあるのにアイドリングが2気筒のハーレーのように不規則なのかも。
これは買って損しませんぜ。 もうこれはムックじゃなく設計用の解説書です。
星形レシプロエンジン大好きな人は騙されたと思って読んで下さい!
平井和正氏のご冥福をお祈りいたします。 [お勧め本]
平井和正氏が亡くなったという訃報がTWITTERで回ってきました。
私の世代だと、「エイトマン」の原作者であり、文庫本での小説書きおろしを定着させた「ウルフガイシリーズ」の作者であり、石森章太郎氏の「幻魔大戦」の生みの親といえばわかると思います。
「ウルフガイシリーズ」「死霊狩りシリーズ」は、新刊を待ちながら購入し、ほぼ全部所持しています。
ハードボイルドであり、ハートフルでもあり、SFチックでもあり、何よりもオートマグなどの大口径の銃器に初めてであった物語でありました。
また、生頼 範義氏のイラストも最高でした。
家の何処かで眠っている本を掘り起こしにかかろうと思います。
幻魔大戦の結末を見ることが出来ないのが残念です。
それにしても大塚周夫氏の訃報があったばかりで、我が青春を彩ってくださった方々の訃報が続いてちとブルーです。
(先日のカリオストロの城もルパン、銭形警部、カリオストロ伯爵、ジョドー、庭師のじいさまとメインキャラのほとんどが鬼籍に入っておられるんですよなあ)
アップルシード電子版購入。この才能に嫉妬したんだよなあ。 [お勧め本]
アップルシード。(全4巻;ただし未完)
言わずと知れた「攻殻機動隊」の作者、士郎正宗氏のデビュー作です。
この本が出た1985年当時はいろんな才能を持つクリエイターたちが続々と登場し、その才能に驚愕したものです。
と同時に絵を描く若者はこの才能に嫉妬するしかありませんでした。これを見て打ちのめされて漫画描きになるのを諦めた人も多いはず。(私もその一人)
私が士郎正宗氏を知ったのは、氏自ら監督したアニメ「ブラックマジックM66」のレンタルビデオでした。
その後、タンクポリスドミニオン、オリオン、攻殻機動隊などほぼすべての著書を購入、中でも数セット購入したのが氏の商業誌デビュー作「アップルシード」でした。
この本、普通のコミックサイズも発売されてたんですが、その緻密な絵を堪能してほしいということで、同時に原画サイズ版も売りだされてたことに驚いたものです。(これがほしいんですが、古本市場に出てこないのですなあ)
それが30年の時を経て電子書籍化。
そりゃもうすぐに購入しました。
今読んでも「すごい」としか言いようがありません。
機会がありましたらぜひ一度読んでみてください。
ただアップルシードは未完で、氏は続きは書かないと宣言されてます。(講談社刊の新刊ではカバーイラストを氏本人が今のCG技術で書きなおしているのですが絵柄が完全に変わっていて、これじゃ続きは無理だなと納得させるのには十分でした)今はただのCGエロイラスト描きになってしまったのが返す返すも残念です。
ちなみにこっちが講談社版の残念な最新CGの表紙です。
ただ、この電子版、解像度が低くボケボケですので、これを読んで気に入ったら実本を購入したほうがいいかも。 (まだ新品が手に入るのには驚きました。初版である青心社刊のは古本屋で結構みかけます)
野上武志著 「まりんこゆみ」 英語版が勉強になるよ。多分あのスピー*なんたらよりね。 [お勧め本]
あくまでも噂ですが、以前某国会議員に「真似をする女子高生が出ると困る」という理由で有害図書扱いされて、アマゾンでの販売を一時中止してしまったという経緯を持つ、野上武志氏のWEB漫画「まりんこゆみ」。
WEBで読めますが、どうしても手元に置いておきたくて買ってしまいました。
女子高生が卒業後、アメリゴ合衆国大統領になるためにアメリゴ(ほかの漫画ではコメリカ合衆国でしたねー)へ渡り、最初にあった気さくなおっさんたちの勧めで(実は退役軍人たち)まずグリーンカード(永住権)を手に入れるために海兵隊へ入隊するという冗談のような漫画ですが、実は原作はアナステーシア・モレノさんという海兵隊経験者の女性で、ギャグマンガの形をとってますが内容はマジで海兵隊の厳しさをしっかり描いてます。
入隊時にはアンテナチビと呼ばれて、教官たちから真っ先に脱落すると思われていたゆみの、意外なほどの頑張りに何度も泣きました。はい。
特に彼女の壮大な夢にほだされたおっさんたちに助けられ、食事や宿泊、運賃にまったくお金を使わず海兵隊までたどり着くところの描写が素晴らしいです。(たった1ページの描写ですが、この後もこのおっさんたちに助けられます)
しかもセリフの巧妙さとテンポの良さで卒業式から入隊までたったの4話、16ページ(1話は4ページ)でたどりつくんですが全く違和感がない。ドラマの脚本家に見習ってほしいです。
後先考えない能天気な性格のためか、最初はただのおバカにしか見えないゆみですが、最新話まで見ると、この子ならきっと大統領になれるかもと思えますよー。 いや、なって欲しい!
この漫画、実は海兵隊のなかでも評判がいいそうで、英語版もあります。
これがスラングも含めて英語の勉強になるんですねー。
こっちも発売しないのかなあ。 アニメ化や映画化もしてほしいなあ。
WEBのほうは無料ですので一度ご覧になってみてください。
この英語版は下の方に同じページの日本語版へのリンクがありますので、2画面並べればカンニングできます。
みず谷なおきさんの遺稿集。 [お勧め本]
ずっと続きを楽しみにしていた作品がぱたっと出なくなって、ネットで検索したら作者が亡くなっていた・・・。
最近では「超少女明日香」の和田慎二氏、「轟拳ヤマト」の飯島祐輔氏。
ずっとさかのぼりますが一番ショックだったのがみず谷なおき氏でした。
2月8日で16回忌を迎えます。
「バーバリアンズ」や「ハローアンクル」などの書きかけの原稿を未完のまま残して逝ってしまわれました。
そんな未完のの原稿を、みず谷氏が亡くなられたあと、身内の方がまとめた遺稿集「MIZUTANI WORLD」が物置から出てきました。
しかも未開封。
そういえば、いずれ配布もなくなってしまうだろうと、見るようと保存用に6冊まとめて買ったことを思い出しました。
でも今は自分も病気の身で、本を保管する場所もなくなってきたし、あの世に持っていくのも何なのでこの本も含めて貴重な本をオークションに出すことにしました。(大塚康生氏の本とか高橋留美子さんの画集とか、当時物いろいろ。)
気になる方は出品したらここでお知らせしますので気長にお待ちを。
みず谷せんせー。新作読みたかったよー。
完結したにもかかわらず単行本化されなかった「ジェミニストリート」。増刊サンデーに掲載されたものしかこの世に残ってなくて・・・。ぜひ単行本化を。
頼むからこんな卑怯な真似はやめてほしい。「歴史人」の「零戦の真実」。 [お勧め本]
今日コンビニに、たまに買う「歴史人」の零戦の特集があったので買ってきたのですが・・・・。
読んでいるうちに既視感が・・・・。
発行日を見ると平成24年。最新号じゃない??
あちゃー、一回買った本をダブって買っちゃったのかと思いましたが・・・。
右が今回購入した本。左は本棚にあった2011年6月号。よく見ると今回のには「別冊」と書いてありますが・・・。
2冊並べてみたら、表紙が違うけど中身は2011年(平成23年)6月号と寸分違わず。記事の並びも一緒です。
6月号の表紙を変えて、零戦以外の記事(武将のお話など)を削っただけなので20ページほど少ないのも腹が立ちます。 (まあ、現存零戦の紹介が数ページありますが)
こんなこと許されるの?
金返せー。
*中身はいいんですよー。中身は。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村