4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール27日め。前輪タイヤチューブ交換とエンジン積み込み [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
夜中にハブを外した前輪を夕方からバラしました。
この汚れが気になってたのよ。ハブのベアリングに砂が入りそうで躊躇してたんだけど、いいマスキングが見つかったので明日サンドブラストします。
これ、ウレタン塗料の硬化剤が入ってた樹脂瓶の蓋です。偶然キツキツ寄りのぴったりでした。
メーターギア側はマスキングテープで大丈夫そうです。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール26日め。サンドブラストに掃除機追加、後輪タイヤ交換。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
にゃんにゃんの葬儀、例大祭で時間を取られ一時中断してたKS2の整備を再開。
ただ、注文しておいた3.50-10のチューブが在庫がないらしく、12日に発注>18日に配達ということで、再開は19日からになりました。
作業の前に、オークションで550円で落札してあった、サンドブラストボックスにつける吸塵器である掃除機が届いたのでボックスにセットしました。(送料が1900円!)
意外と強力で手袋がボックス内でパンパンに膨らみます。
最初フィルターいっぱいまでノズルを突っ込んだら、吸塵面積が先端よりの部分のみになってしまいあまり吸わなかったので、ノズルを少し外へ戻してウェスをノズルに巻いたら吸入量が増えました。
相変わらず蓋から砂が吹き出すので、ボックスは家の裏の軒先へセット。コンプレッサーは10mのホースで離した倉庫の中なので、砂を吸い込む危険が減りました。
台は古い流し台を再利用。掃除機はその下へ。
こいつはあとで必要になるのでその時使ってみます。
さて、掃除機とほぼ同時に届いたチューブを、前回バラしておいた後輪に組み込みます。
IRCの3.50-10です。1本1067円。当然2本購入。どんどん費用がかさんでいってるので送料無料がありがたい。
小径なのではあまり関係ないと思うけど、軽点ってこれで良かったっけ?。
ちなみに口金が右にずれる関係で、チューブ右側には青い中心線が引かれてるのでこちらを右リム側にセット。
セットしてあるリムが右側なのでチューブを裏返して
チューブ挟み込み防止の為少し空気を入れます。
チューブの口金がつく右側リムにビードクリームを塗ってタイヤを組んだらすんなり入ったので、チューブの口金を右リムの穴に通します。
口金が右側にずれるので、チューブをねじりながら無理のない位置まで回転させてタイヤに収めていきます。
ちなみに左が3.50、右が3.00です。こりゃ共用できないわね。
左リムをタイヤに入れるためビードクリームを塗って
チューブを挟まないように注意しながら
少し長いボルトとナットで左右のリムを締め付けていきます。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール25日め。前輪タイヤ交換 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
注文したタイヤがなかなか届かないなーと思っていたらいつの間にか玄関に置き配してありました。今ってこんな状態(ラップで半分くらい束ねてあるだけ)で発送するんだね。
その代わり、このような潰れ防止のパットが3箇所挟んであります。
今回購入したのは台湾製のDURO(デューロ)。現在付いているミシュランのS1にしようと思ってたけど2本で1万円弱。こいつは2本で6000円ほど。
実は現在ついているのは3.00-10でして。KS2本来のサイズは3.50-10ですが前回軽量化のためアルミリムにしたこともあり、サイズダウンしたのでした。(加速が良くなりましたが弊害もあり:後述)
これだけ径と幅が違います。今回純正サイズに戻したのは距離計が実際より多く表示されるからです。つまり実際より早くポンコツになるわけでして。後で正確に違いを測りましょう。
当然重量も違います。ミシュランS1の3.00-10は2kg。(外したあと量ってます)
HWAーFONGをなんて読むのかわかりませんがDUROの3.50-10の方は2.5kgでした。
前回の交換も苦労しましたが、合わせホイールはタイヤ交換が超大変です。まずディスクプレートを外して、ハブを外さないとリムを2つに割ることができませんし、当然合わせるためのボルトナット(前輪は8本)を全部外さないと先に進めません。(合わせホイールは通常のようなタイヤレバーでのタイヤ脱着ができません)
しかもホイールのセンターにチューブレスリムのようなビードを落とせる溝がないため、タイヤのビードからリムが簡単に外れません。
これ、チューブ専用タイヤならリム径とタイヤのビード径(リムにはまる部分の直径)とがゆるゆるなので手で簡単に外れるんですが、今普通に手に入るチューブレス専用タイヤは、空気がもれないようにビード部分の内径がリム径より小さく、しかも隙間なく食いつくように幅広になっているためです。なので、引っ張ったぐらいでははずれないし取付の際も簡単に入らないわけでして。(なぜチューブタイヤにチューブレス用を使うのかは後述)
ビードがリムの錆に食いついて滑らないのでシリコーンスプレーをかけまくったのですが、まったく外れる気配なし。
なので最終的にこんな状態になってしまいました。タイヤレバーを使って少しずつタイヤからリムをこじりだす感じです。
やっと外れたー。当然ですが反対側も同様です。
タイヤレバーでこじられてリムの内側はガビガビ傷だらけです。新しいタイヤを入れるときのじゃまになるので、なめらかになるようにヤスリで傷と錆を削り落としました。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール24日め。メインハーネス、フロントフォーク、ヘッドライト周り、リアホイール周り組付け [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
相変わらず寝られないため10月9日の真夜中からの作業開始。
スイングアームを組み付けたフレームを安定させるため、フロントフォークを組み付け、メインハーネスを取り回しテールライト周りを取り付けます。
リアブレーキスイッチを取り付けます。
リアホイールを取り付けるため、リアブレーキをオーバーホールします。シューを外してエアブロー。
アームを外して
カムを抜き清掃。
ここにOリングが入ってましたが、ちょっと目を離した隙に行方不明に。このさっきまであったものを消してしまう能力は何???。
たまたまぴったりのOリングがあって
ことなきを得ましたが、どうもこのOリング、平たいやつだったみたいで、丸いOリングだとアームが根本まで入らずボルトが入りません。
力づくで無理やり取り付けました。
一人で後輪をつけるのは結構ハードでした。せっかく塗ったスイングアームがキズだらけに。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール23日め。組み立て開始。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
最近昼夜逆転してしまい朝まで寝ることができない事が多いです。
ここは開き直って夕方から真夜中にかけて作業することにしました。
塗装の済んだフレームにスイングアームとサスペンションを組み付けていきます。
これがベアリング代わりとなるカラー。グリスが焼き付いてますねえ。
通称おにぎりと呼ばれるリンクには樹脂製のブッシュが打ち込んであります。このブッシュと鉄製パイプ状のカラーの間のグリスで潤滑する仕組みです。
グリスを密閉するためのOリングを外して紙やすりで表面を磨きます。
左が磨いたやつ。新品は買ってありますがまだ使えそうなので再利用します。
ブッシュの一つに線状の傷がありますが面接触なので問題ないでしょう。(下の溝は両側から打ち込まれた2個のカラーの合わせ面=この1mmぐらいの隙間にグリスが溜まって潤滑します)
カラーはリンクに3個、このプルアームに1個使ってあります。
磨き終えたカラーとまだ柔らかくて再使用できるOリングを、グリスを塗り込めたリンクのブッシュに組み付けていきます。この仕組みってOリングチェーンと一緒ですな。
スイングアームとリンクを繋ぐアームを組み付け。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール22日め。ウレタンクリア塗装。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
これから数日雨が続くようなので、降る前に、先日塗装が終わったフレーム、スイングアーム、フロントフォーク、小物類にウレタンクリアを吹きました。
多少風があったので、ビニール車庫のごみを整理して、中にフレームとスイングアームを吊るします。
まず硬化剤を塗料との標準の混合割合1:10の10g入れて
バハのとき使った残りのクリア塗料を100g投入。
購入してから数年放置してたため、かなり濃縮されてたのでシンナーで2倍に薄めました。合計で210g。
掃除してちゃんと吹けるようになった安物ガンで塗装します。
やらかしその1。ダンボールの上に置いといたら乾ききっていなかったラッカーの黒がダンボールに張り付きました。
ペーパーで削ぎ落として、もう一度ラッカーの黒を塗り直して
ウレタンクリアを塗ります。
やらかしその2。白く塗ったやつの近くで黒を吹いてはいけません。黒いマーブル模様が・・・・。幸いこっちはウレタンの白を塗って完全に乾燥したあとだったので
ラッカーシンナーで拭いたら、黒色だけ剥がすことに成功。ウレタンクリアを吹いときました。
野良猫1号は日向ぼっこ。相変わらず水以外は受け付けず。どうすんだよお前。
クリアって困るね。塗ったとこがわからない。しかも湿気があるせいか白ぼけしてしまいました。後でコンパウンドで磨きましょう。
フロントフォークにもクリアを塗っときました。
ラッカー塗装した小物類もクリア塗装。
これで塗装作業すべて完了です。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール21.5日め。雨が続いたので小物のサンドブラストとサビ落とし。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
フレームとスイングアームのウレタンクリア塗装をやる予定でしたが、天気予報が外れて雨が続いたので、どうせなら一緒にクリア塗装しちまおうと、まだサビ落としと黒塗装が必要なパーツをサンドブラストして錆転換塗装。
と、その直前、雨が降り始めるちょっと前に、フロントフォークの塗装が透けていた部分に最後のウレタン白を吹いたのですが、大失敗。
ガンが詰まっててダマになってしまいました。前回のシンナーでの手入れが悪かったようです。
乾燥を待ち、320番のペーパーでボツボツを削り落としてクリア塗装を待ちます。
リアサスの錆転換塗料の上からシルバーを塗りました。まあほとんど見えなくなるのでこれで妥協です。
ロッドのサビがちょっと気になります。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール21日め。スイングアーム他の白色ウレタン塗装。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
今日は割と穏やかだったので、プラサフを吹いておいた、スイングアーム、フロントフェンダーにウレタン塗料の白色を塗っていこうと思います。
塗料はバハを塗ったときの予備で買っておいたウレタン白色1kgのセットです。結局使わず、新品未開封だったのですが硬化剤が完全硬化してたので新たに硬化剤とシンナーを購入しました。
まず付属の撹拌容器に硬化剤を正確に測って入れます。
今回塗料がどれだけ必要か分からなかったので、とりあえず塗料50gに対する硬化剤の割合10%の5gを投入。
塗料を50g入れて
専用シンナーで半分に薄めました。全部で100g弱です。バハのときはフレームだけで1kg使いました。
スイングアームの元の色が、真っ白ではなくベージュがかっていたのでプラカラーの赤を1,2滴混合しました。1滴ですごい勢いで赤くなっていきます。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール20.5日め。リアサス分解とサビ落とし [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
いやー、サビ落とし苦労しました。耐熱塗料が焼き付いているためか、エキパイからチャンバーにかけての赤錆がサンドブラストではびくともしなかったのです。なので鉄のワイヤーブラシでガシガシ擦ったのですがそれでもだめ。結局途中で妥協しました。サビたらまた塗りましょう。
お次はフロントフェンダーの下塗りですが、実はこれ、KSのじゃなくて、水冷倒立サスのKSR用です。このKSくんの純正のフェンダーはグズグズに腐ってて、オークションで探したけど程度のいいのがなかったし、こっちのほうが断然かっこよかったからこっちにしました。運良くネジ位置が一緒でポン付けできましたが、水冷用なので後ろの部分がKS用よりも長く、シリンダーヘッドの空冷のじゃまになるので後ろを5センチほど切って整形してます。
乾燥待ちの間、フロントフェンダーにパテ盛りして平面出ししてプラサフ塗ったら、パテの部分の塗装がみるみるちりめんになってしまいました。ソフト99のうす付パテ、プラサフと同じメーカーなのになんでー???。もう一度研いで、プラサフ無しでウレタン白で塗っちゃおう。
4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール20日め。フレーム塗装とスイングアーム、小物類のプラサフ塗装。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
今回、KS2のサビ落としのために、アストロの3割引セールで大物を2つ購入。
YOUTUBEで有名なクソうるさいコンプレッサーです。静音のオイルレスも同じくらいの値段で買えますが、あっちは1馬力、こっちは騒音と引き換えの2馬力のオイルタイプです。
実はバハの塗装に使ったホームセンターのコンプレッサーが壊れて、昨年6月にアルミタンクの8リッター、1馬力の静音コンプレッサーは買いましたが、やはりエアを大量に消費するサンドブラストや塗装には役不足で、この39リッターを購入したのです。
で、もう一つがこれ。コンプレッサーが必要になった原因であるサンドブラストボックスです。もっと大きなやつもありますが、一人で抱えられる重さではなく(約50kg)、一人で取り回せる(約20kg)こっちにしました。
ただこれは間違いだったようです。スイングアームはギリギリ入りますがいちいち蓋を開けないと向きを変えるなどの取り回しができません。密閉式のサンドブラストは手前にガンを取り回すスペースが必要で、使える容積は奥の半分しかないのです。あと底面に溜まった砂を吸い上げて吹き付けるのですが、小さい分底面の漏斗状のスロープがゆるいため、吹き付けた砂が吸入口まで落ちきれずに回収されず、時々揺さぶるか蓋を開けて手で砂を底へ落とす必要があります。いずれ大型のに入れ替えましょう。それまでは我慢で。
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