フロントホイールベアリングが壊れたセロー。大掛かりな作業になってきました。その4 [92'YAMAHA セロー3RW4(1KH)]
今回セローを整備する原因となった本命のホイールベアリング交換。というかあとは圧入だけですが、先にフロントフォークのオイル交換と組み立てを行います。
フォークオイルはいつも通り大量に購入してあるタイプ3のATFを使います。
フォークオイルの量は片側344ccなので700ccを灯油ポンプで小分け。
逆さにして数日、スプリングを抜いてすっかりオイルが抜けたフォークトップにペットボトル漏斗を差し、オイルを350cc位入れます。
スプリング無しでフォークを全屈させて、コンベックスを指定油面である156mmまで伸ばして固定し、フォークトップからの油面高さをチェック。35mmオーバーですのでスポイドで吸い取り反対側のフォークへ移します。
スプリングに逆らって組み付けなければいけないトップキャップを押さえやすいように、一旦フォークに三叉を組み付けます。
両方とも油面が156mmで揃ったら、スプリングをゆっくり挿入しながらフォークを伸ばしていきます。焦るとオイルが吹き出してしまいますのでゆっくりと。
トップキャップをスプリングに載せて、スナップリングを引っ掛けておいて
フォークを一杯に伸ばした状態をキープしながら、ソケットレンチでキャップを押し込み同時にスナップリングを押し込みます。
片方組み付けるとバネの力でもう片方のフォークも伸び切るのでそちらの組付けは楽勝でした。
フォーク完成です。今回は先を急ぐので磨きません。
サビだらけだったハンドルにサビ転換塗料を塗って
トップブリッジを磨き
ディスクを外したホイールを掃除して、カラーのサビ取りとサビ転換塗装して
ステンレスのディスクも両面磨き
電蝕で錆びまくってたディスクボルトにサビ転換塗料を塗って、あとはベアリング入れて組み付けていくだけとなりました。これでやっと本来のベアリング交換の作業にかかれます。
その5(最終章)に続く。
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