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山村での最初のお祭り 「祈年祭」 [日々の生活あれこれ]

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田舎に住むということは、その土地の祭り事すべてに加担することでもあります。

決して「私は無神論者だから」などと言って不参加を決め込んではいけません。なぜなら、田舎に住むのでは無く、住まわせてもらっているからです。で、だれに?

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私は、親の代からバリバリの無神論者ですが、ここに住み始めてから一日も祭り事を欠席したことがありません。なぜならここに住めることを、この場所自体に感謝しているからです。(便宜上、神様に感謝するという形をとっていますが)

わかりやすく言うとトトロみたいな存在に感謝してるとかかなー。

さて、そんな祭り事の中で、年の最初に行われるのが「祈年祭」です。

これは今年の五穀の収穫の豊作を文字通り祈念するお祭りで、本来農家じゃない私には直接関係はないのですが、言い方を換えると村全体の繁栄を祈念するという事ですので、参加することに意味が無いとは言えません。

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まだ神様はいません。宮司さんが祝詞をあげて初めて神様がここにきます。

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海のものや山のもの、野菜やお菓子や果物などをお供えします。ここは準備室みたいなもので、これらをすべて神棚の方へ並べます。(これらを神饌といい、並べることを献撰、片付けることを撤饌といいます。)

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ここへ並べます。

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ここへ村の衆が集まります。この神事のことをお祭りといいます。子供の頃お祭りと言っていたものは縁日のことですね。この村では一年を通じて縁日はありません。子供もあまりいないしなあ。

農家にとって、正月ではなくこの祭りが年の始まりとなります。

今年はいい年になりますように。


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コメント 2

二兎を追う男

いろいろと大変かとは思いますが、何となく憧れます。
由緒正しく、やっているんですねえ・・・

都会では絶対ないですよね。


by 二兎を追う男 (2010-03-09 02:24) 

MHR

二兎を追う男さまありがとうございます。
こういうしきたりが田舎を守っているんだなあと感じます。
by MHR (2010-03-09 22:53) 

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