業務連絡MOTORWORKSからＢＭＷＲ１００ＲＳなどの２バルブＯＨＶ－Ｒ用の進角度修正済みのイグニッションコントローラー第一弾到着。

４月に英国のＭＯＴＯＲＷＯＲＫＳ扱いのＢＭＷＲ１００ＲＳなどのＯＨＶ－Ｒ用の電子進角式イグニッションコントローラーの進角不良が発覚してから７ヶ月。

事の発端はこちら。（進角不良をＲＳで実証。）

代替品も不良だったという記事  

発覚から5ヶ月。やっと不良が認められた時の記事

本来点火時期がアイドリングで上死点前６度（Ｓマーク）、３０００回転で上死点前３２度（Ｚマーク）まで進角して進角停止するはずが、４０００回転ぐらいまで進角を続けた上に３８度近辺まで進角しちゃうという不良でした。

不慣れな英語での交渉に５ヶ月。やっと９月に不良認定してくれて、修理してくれることになりましたが、そのためには私が国内販売した１１個のコントローラーを集めないといけません。（まるでドラゴンボールのようだ）

いっぺんには無理と判断して３回に分けて発送する交渉をしました。 

で、昨日、１０月中に回収できて、１０月末に発送した６個（１１個中）が戻ってきました。

ワクワクしながら開けたと思うでしょ？

でも、何度も交換交渉をしても不良品が送られてくるという、今までの悪夢が蘇るだけでした。 

ちなみに不良品がこれ。

最初に送られてきた交換品。（これも不良。）

で、今回の。 

ふわああああああああ。

２６度って何？。

３２度じゃないんかい！

しばらく放心状態。

でも冷静になって考えると、最大進角度である上死点前３２度からアイドリング時の点火時期である上死点前６度を引いて２６度進角しますよ～の意味だと気づきました。毎回表示の仕方を変えるなんてまぎらわしいなあ。 

まあ、実際どうかわからないので自分のＲＳに取り付けて実測しましょう。

バッテリーが上がっていたので 充電しようとＲＳを倉庫から引っ張りだそうとしたのですが。

あらー、まだ眠たいんですねー。

慌てて起こそうとしましたが全盛期の１／１０ぐらいしかない筋力ではびくともしません。

幸いタンクを外してあったのでガソリン漏れの心配はないのでチェアーに座って３０分ぐらい放心状態で眺めてました。（タンクがないのに起こせないことにショックを受けました。タンクがあったら＋２０㎏になるのですから。こりゃまだＲＳの復活は無理ですね）

でも雨が降り出してきたのでなんとか屋根の下の元の位置まで戻さないといけません。

働かない頭に活を入れて、グリップ部分にジャッキを掛けて少し起こし

バンパー下に角材投入しジャッキを開放。この時ほど水平対向エンジンであることに感謝したことはありません。

この状態でジャッキの下にさらにブロックを追加して土台をせり上げてジャッキアップ。

バンパー下の持ち上がった分の隙間に角材追加。＞ジャッキを開放してさらにジャッキの土台を高く。 

 

これを３回繰り返して何とか起きました。 ４５度を越すとすっと起きるんですねー。サイドボックスつけとけばよかった。

今度からジャッキを車載工具に入れとかないと。昔のワーゲンやジープについてたような、タワー型のジャッキがあれば一発で起こせそうです。

バンパーに固定する油圧ジャッキを考案してみようかな。 

この状態からソローっとバックして無事に元の位置へ。（センタースタンド立てるのにまた苦労しました。）

 

おっとその前に一仕事。

こいつの奥に停めてあるＸＬ５００Ｓのエンジンをかけてみました。

およそ２年ぐらい放置してたのに１０回ぐらいのキックで始動。またがってキックしたらケッチンを食らったので車両右側に立ってキックしました。こっちのほうが力が入ります。ガソリンも前のままでかかったので問題なさそう。

ＲＳ復活の前にまずこいつの車検整備だな。

ここで体力切れ。心臓や肺、筋肉が悲鳴を上げてます。

で本日。 

一晩充電してバッテリー復活したのでコントローラー６個をすべて検証し、アイドリングでＳマーク、３０００回転でＺマークが停止することを確認してオーナーのもとに発送しました。

なお、１１月に入ってから送っていただいた分は、残り５個が集まり次第イギリスに発送予定ですので今しばらくお待ち下さい。（現在３個収集済み。全部集まらなくても１１月末に発送、１ヶ月で戻ってくる予定。）

もし代替品が必要な場合、ご連絡いただければ上の写真にある２８度コントローラーをお貸しします。（４０００回転まで進角、最大３６度、走行に支障なし）

以上業務連絡並びにＲ１００ＲＳ、ＸＬ５００Ｓの近況報告でした。