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2009年8月8日 BMWR100RSで行く7年ぶりの北海道 その13 さらば北海道 苫小牧東港>敦賀港>愛知県自宅 [北海道ツーリング]

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道の駅「ステラ本別」のトイレで撮影。7年前のGTS1000での北海道ツーリングとまったく同じRSタイチのメッシュジャケットの上下とコロンビアのフィッシングベスト。アルパインスターのブーツ。ヘルメットすら7年前と同じアライSZRAM-2。どれも十分使えましたがそれを身に着けている中身だけ、間違いなく7年分ガタがきております。

2009年8月8日。5時30分起床。ナビで船の速度を測ると47.5㎞と敦賀>苫小牧より5㎞ほど遅いので、こちらの出発が2時間早いんですねー。現在位置は秋田県沖。27度。梅雨明けした分、来たときより暑いです。

8時まで漫画を読み朝食バイキングへ。

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ん?来るときよりも明らかにおいてある品数が少ないです。同じ航路なのに、船がちがうせい?(行きは「すいせん」、帰りは「すずらん」。同型艦ですが。)同じ1000円です。もっと種類をー!

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10時30分後部デッキで本を読んでいると、「すいません、しばらく立ち入り禁止になります」と、追い出されました。しばらくすると放送が。

「急病人が出ましたので、海上保安庁のヘリが着艦します。危険ですので外に出ないでください。ヘリを迎えるために山形県酒田港沖に向かいます。」

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これが本来の航路。

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酒田港へ向かって南へ転進。

船はいったん真南に向かって、酒田港から50㎞まで接近。ヘリコプターが着艦。患者を乗せると11時ごろ再びもとの航路へ。およそ1時間半のドラマでした。(左下が佐渡ケ島)

遅れが出たせいか、速度は52㎞までアップしてます。気温は29度。どんどん娑婆に近づいているのがわかります。

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展望風呂に入り3時ごろ、最後の北海道産のカップめんと北海道ご当地飲料ソフトカツゲンで昼食。これで北海道で買ったものをすべて消費しました。ほんとにさよなら北海道。

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それ以外の時間は「宇宙へのパスポート」を読みPM5時30分完読。笹本さま、おもしろうございました。ちょうど往復で読みきれる内容でした。

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PM8時20分行き止まりの敦賀湾内でターン開始。今のフェリーは横から積んで横から出すため、同じ側を接岸する必要があります。(この船は右側積み込み)。で、この港では右側を接岸するためバックで接岸する必要があるのです。(当然、出航は前進となります)

この船もそうですが、大型フェリーは横にスラスターと呼ばれる専用スクリューがあり、昔のようにタグボートを使わずとも、自力でターンし自力でバックして、横向きに接岸できます。

さらに同社の小樽航路を走っている「はまなす」・「あかしあ」なんて最新の船では、たてに1列に並んだ2個のスクリューのうち、後ろのスクリュー(前はエンジン駆動で後ろはモーター駆動)がポッドごと360度回転するようになっているから、スラスターなしでも横に進めますし、進行方向を変えるときはスクリュー自体が向きを変えますので、舵がありません。舵の抵抗が無いためと、前後のスクリューを向かい合わせで2重反転させて(CRP推進というらしいです)効率アップさせているため、国内最速の31.5ノットという戦艦並みの速度が出るのです。(CRP装置)(ポッド推進)ちなみに「はまなす」「あかしあ」は、速度同様、224.5メーターという戦艦大和並みの国内最大長を誇ります。今度はそっちに乗ってみたいなあ。

この苫小牧航路の「すいせん」「すずらん」はやや小型ですがそれでも29.4ノットでますし全長も199.9メーターあります。(なんでも200メーターを越えると超大型艦扱いになり面倒なのだとか。)200メーター超の船を造船した新日本海フェリーの英断に拍手。

(はまなす、あかしあの造船の模様を克明に撮影したブログがありました。なんかフェリーをたたえるページになってきましたねえ)

最初のころに乗った船(らいらっく?)は、確か船の前後の側面にスラスト専用のスクリューが着いていたような記憶があります。ですからそれこそ真横に動けました。

いやあ、いいすねー。船。一生乗っていたいです。(船旅大好き。バイクは無くてもOKかも)

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8時30分車両甲板開放。ただ、まだ接岸していません。(ヘリ発着の遅れが響いてました)

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車は先にエンジンかけてますので排気ガスとエアコンの排熱で40度くらいあり、汗が滝のように流れます。もっとぎりぎりに降りてくるのが正解ですねー。

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少しでも涼を求めて出入り口近辺に立ちます。結局30分かかって自動車が降り、9時10分に外へ。暑いはずですが、先ほどの車両甲板の暑さのせいで涼しく感じました。

それにしても上の写真に写っているのが積載できる限界というのは少なすぎます。4輪もここに載っているのがすべてで、奥半分はトレーラーの後ろ部分で埋まっていました。(積載可能なのは乗用車66台だそうな。バイクは50台ぐらい?基本的に貨物船だそうです)夏やすみの間ぐらい増発してくれないとバイクは永遠に北海道へ上陸できませんわな。

9時15分。荷物の点検を済ませて北陸自動車道、敦賀ICへ。

9時45分、賎ヶ岳SAで今回の旅最後の食事。

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サロマのキムアネップ岬キャンプ場で刺された跡がまだ腫れあがって痒くてたまりません。おそるべし吸血鬼。(これを書いている今も痒くてかきむしっています。)

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期待してなかったのですが、牛肉が非常においしかったレストランの「ビーフピラフ」とオレンジジュース。セットで1200円。

10時10分発。電光掲示板に「中央高速、諏訪>伊北間、大雨のため通行止め」の文字が。こっちは晴れているのでこのときはそんなに気にしていませんでした。

ここで電圧計の照明が切れてしまいましたが支障はありません。そのまま走り続けます。本日はETC1000円の対象日なので渋滞を覚悟していましたがすいてます。そこでこのまま暑い名神高速、東名高速を豊田まで行くのをやめて、涼しい中央道>東海環状自動車道経由で帰ることにしました。

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11時45分眠気に負けそうになったっため名神高速の尾張一宮PAへ。リゲインを購入。

外に出るとこんなのが。

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水を霧状にして噴出して熱を奪う器械。確か万博で活躍しました。昼間の激暑がしのばれます。こんな夜中でも暑いもんなあ。

東名高速小牧ジャンクションから中央高速へ。通行止めになっている伊北ICはずっと先です。(この大雨は全国に被害を及ぼしていましたが、世間と隔絶していた身、ぜんぜん知りませんでした。)土岐ジャンクションから東海環状自動車道へ。少し雨がぱらついてますが北海道で鍛えられたので合羽は着ません。気温も下がり快適です。

と、突然メーター照明がきれいさっぱり消えてしまいました。まああと少しなので勘で80㎞キープ。

AM1時豊田松平インターを降り、1時30分自宅着。結局照明は沈黙したまま復活せず。ここでこわれてよかったよー。これで電装全滅?

こうして2009年の北海道ツーリングは何とか無事に自宅に帰り着くことができました。

ところが翌々日朝5時ごろ、大きなゆれが。東名が通行止めになったあの地震です。

兵庫県、徳島県では大雨で大きな被害。

まるで私が帰るのを待っていたように次々と起こる災害。

いいときに帰ってくることができ感謝しました。

スタート時49409㎞>帰宅時51344㎞ 総走行距離1935㎞。

ガソリンハイオク80リッター。(平均価格134円)10650円

フェリー往復50130円 高速代金2000円

ホテル代 4600円+5380円=9980円

主に食費の費用(フェリー、高速代、ホテル代のぞく) 30530円

8月1日から8月8日までの8日間の総費用103290円でした。


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コメント 4

二兎を追う男

なるほど、台風、地震のタイミングだったんですね。

長距離フェリー、九州、沖縄行きなどは、あいついで廃止になっているようですが、旅客より貨物を優先しないと商売にならないんですねえ。

私も数年後の8月末あたりを狙っているのですが、どんな気候になることやら・・・


by 二兎を追う男 (2009-08-17 02:29) 

MHR

二兎を追う男さまありがとうございました。
私一度9月頭にかけてツーリングしたことがあります。
みやげ物やがやっていなかったり、キャンプ場が閉まっていたり、結構さびしかったですね。おかげでまったく記憶に残っていません。そうそう、最高気温が20度切っていて防寒着が必要でした。
by MHR (2009-08-17 19:48) 

kanchi

こんばんは!

一番最初の写真ですが、一瞬「カラオケしている姿」に見えてしまいました。

私が北海道往復で利用したのは青森~函館間と苫小牧~八戸間の航路ですが、苫小牧~八戸の航路はトラック物流の基幹航路となっているのか、相当数のトラックを積載していました。

その際は左後部から乗船し、右先端部から降船しました。 基本は重量のあるトラックが1階で乗用車系は2階へエレベータで行くのですが、毎回ラッキーなことに1階先端部に案内していただきました。最先端部にトラックを配置すると右先端部から降船できなくなるからのようです。

ところでナビを船内に持ち込むと、おおよその位置が分かるのですね! 次回フェーリーに乗る機会があればノートPCに手持ちのGPSアンテナを接続して使ってみたいと思います。
by kanchi (2009-08-17 21:59) 

MHR

kanchiさまありがとうございます。
手に持っているのがカメラなんですが・・・。
本別の道の駅のトイレで全身が映る鏡を見たときついパチリと。
苫小牧>八戸はR100GSで渡ったとき乗りました。
車両甲板が2階建てでバイクはスロープを登ってキャットウォークみたいなところに載せた記憶があります。そういえば入り口と出口違いましたねー。
海上ではGPSは窓際であれば船内でも位置を確認できました。結構楽しめます。
by MHR (2009-08-17 23:58) 

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