終わった、終わった。第2種電気工事士実技試験。あとは祈るのみ・・・。 [職業訓練校とか資格とか]
資格、実績がないとおちおち寝てもいられない現代。
今年も昨年に引き続き、資格に挑戦したのでご報告を。
前にもちょこっと小出しにしましたが、今回は第2種電気工事士。家の中の配線工事に必要な資格です。
ただ、今まで挑戦してきた他の資格に対するのと違い、この資格は主に自分の為に欲しかったのです。
我が家は茅葺きの築100年弱のボロ屋で、引越してきたときにはろくにコンセントがありませんでした。
そこでホームセンターに行って部品を買い、コンセントや、漏電遮断器、ブレーカーなどを増設したのですが、これが違法と知りびっくり。やっちまったものはしょうがないので、事後何とかで免許をとって、もういちどきちんとやり直そうと思ったわけでして・・・。むにゃむにゃ。(ちなみに一度点検に来た電気工事士さんに見てもらって、問題ないことは確認してます。)
さて、筆記試験は6月6日。年に一度だけです。
申し込みはさらにさかのぼって、3月11日から4月1日まで。(インターネットの場合)。申し込みと同時に受験手数料として9600円を振り込みますと試験直前に受験票が来ます。
さて、私は今まで電気工事の仕事はしたことがなく、受験に必要な知識がありません。そこで書店で一番安いテキストを購入してきました。
これをパートのお仕事から帰ってきてから毎日2時間ほどお勉強しました。50歳を過ぎて腐り始めた脳みそに焼き付けるには繰り返ししかありません。4ページ進んで3ページ戻るを繰り返して迎えた試験の日。
場所は名古屋市の名城大学。時間は13時から15時までの2時間で、計50問を解いていきます。
煮えくり返る頭を抱えて、家に帰って自己採点。
68点。
だめかああああ。
あと1問正解していたら・・・。
と、合格点をよく見ると・・・・。
60点以上。
通常国家試験は70点が合格ラインなので助かりました。
7月5日の合格者発表を確認して、今度は実技試験の準備です。(では間に合わないので自己採点後すぐに準備を始めますが)
まずは道具の発注。通常の家庭には電気工事士が使うような工具はありませんので購入するしかあません。(家になくて本当に購入が必要だったのは、一番右のリングスリーブ圧着ペンチと電工ナイフと左から2番目のワイヤーストリッパー。面倒くさいのでセットで買ってしまいました。ただ、ドライバーは差し替えではなく、プラスマイナス2本あったほうが仕事が早いです。)特に芯線2本の外装を同時に剥けるワイヤーストリッパーは優れものです。これの正しい使い方をマスターしたことで作業時間が10分縮まったと言っても過言ではないでしょう。(練習中は2本同時に剥けるとは知らずに1本ずつ剥いてました。)
これだけで1万円以上。さらに練習用の材料も必要です。
これで1万5千円。さらにコネクター等は別売で。
結局3万5千円を費やしました。合格しないと貧乏人には痛い無駄遣いとなります。
しかし。
伏兵がいました。
パートのお仕事が、通常9時から5時半までなのに、エコカー減税が9月末まで伸びた影響で、仕事量が倍増。7時50分から7時半までという残業残業の毎日に。試験前日なんか夜10時まで残業でした。
パートタイマー契約っていったい何?????????
予定ではこの1週間、毎日3時間練習をやればなんとかなるはずだったのに・・・。
で、迎えた本日の実技試験。運を天に任せるしかありません。
朝7時起床。1時間かけて着いた、豊田市の名鉄浄水駅から電車で名古屋に向かいます。
さてこの駅、道路を挟んで四方をマンション、厚生病院、巨大スーパー、さらにはスーパー銭湯等に囲まれていてまさに一等地であります。
しかし。
そこは偉大なる田舎と呼ばれ続けた豊田市。巨大な無料駐輪場があり、さらに。
駅まで30秒のところにある駐車場がこのお値段。安心して電車で遠出ができますねー。(この広大なフラットな土地は戦時中、軍の飛行場だった所です)
片道680円を払って試験会場のある目的地伝馬町に到着。
地下鉄を出て市営の伝馬荘の角をまがって・・・。
それらしき建物がありません。めぞん一刻みたいなものを探したのですが。
え???
これが伝馬荘ですと?マンションじゃん。こりゃわからんぞー。
結構早く着いたので、ここにあった喫茶店「あいざわ」で名古屋名物のモーニング珈琲を。
これで430円は微妙か?名古屋で有名な「コメダ珈琲」だったらコーヒー代350円だけでもっとたくさんおまけが付きます。まあ冷房が効いていて落ち着ける店だったので、勉強がすすんでよかったけど。
11時から説明があるのでいそいそと会場へ。
えーっ、で、電波学園って?あれが会場です。
試験は11時30分から12時10分までの40分間。
何をやるかというと。
上が問題。これから複線図と呼ばれる実際の図面(下図)を作成し、支給された材料で下の写真のように実物を作るのです。
会場内は撮影禁止だったので、家に帰ってから練習した物の山から掘り起こしたものがこれ。写真は過去問ですが、今回のものは線と線をジョイントする金具(アルミスリーブと差し込み型コネクタ)が左右で逆になっていました。(その他は全く一緒。)
練習では40分ギリギリだったのですが、試験でこの状態になったのが30分後。10分を確認に使えました。
あとは(合格)発表を祈りながら待ちましょう。
自己採点では合格なのですが・・・。
午後1時半。無事浄水駅へ戻った私を待っていたのは、灼熱地獄。
右の前輪の上あたりにあるセンサーが測った結果がこれ。エアコンからは熱風が出るばかり。
6時間駐車しても300円!を支払い、
讃岐うどんの「天霧」でわかめうどん400円で打ち上げです。
さあ、次は9月12日の2級建築士製図試験が待ってます。しかし今のままでは仕事に追われて練習ができません。
うーん、最終手段が必要・・・・か?
追記*残念ながら不合格・・・・どこがダメ?
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試験お疲れ様でした。
3ヶ所で一つの照明を入り切りする回路ですね。
回路自体は大丈夫ですから、あとは配線が間違っていなかったらOKでしょう。
四半世紀前の試験は、コネクタなんて洒落たものはなく、単線同士をねじったり巻きつけたりして接続していました。
それに試験自体がもっと大掛かりで、金属管配線が試験にあって、パイプベンダで電線管を曲げてサドルで取り付け、中に電線を通す試験でした。
by ぱりだか (2010-07-25 21:28)
合格お祈りいたします。
それにしても、名古屋って住みやすそうですね。
やはり平野で土地に余裕があるのでしょうか。
なんとなくアメリカ的な感じも。
by 二兎を追う男 (2010-07-26 23:21)
ぱりだかさまありがとうございます。
教科書でもねじってつなぐ接続法の練習はありましたが試験では行われないようです。私もホームセンターでコネクタを見つけるまで、自分で電気引こうなんて考えもしませんでした。
昔のふるいにかける選別試験と違い、今の不況で免許はできるだけ与える方向で試験をおこなう感じですねー。
by MHR (2010-07-26 23:38)
二度を追う男さまありがとうございます。
ここ濃尾平野は交通の便はいいし海水浴もスキーもすぐ近くでできますし、住みやすいところです。
38度の最高気温がなければ・・・。
by MHR (2010-07-26 23:41)
次のターゲットは9月の製図試験ですね。頑張ってください。
でも最終手段とは?リスキーなのはどうかと。
by さる1号 (2010-07-27 01:04)
さる1号さまありがとうございます。
いえね、もう一度失業するって手もあるかと。
どっちにしろ今の給料では生活できませんし・・。
by MHR (2010-07-27 23:12)
やはり最終手段は転職・・・・・
天職として今の職場おられるわけではないのでしょうから、転職もアリですねえ
電気工事は1BOXカーが一台あれば誰でも起業できるのでいいかもです
by デモ鳥 (2010-07-29 22:14)
デモ鳥さまありがとうございます。
残り人生も少なそうだし、好きなことやってきたいですねー。
夢ですが・・・。
by MHR (2010-08-01 21:25)
僕も先月受けた試験の結果がまだ送ってこないけど心配です。
by yosi (2010-08-04 22:16)
yosiさまありがとうございます。
お互いいい結果が出るといいですねー。
by MHR (2010-08-04 23:22)