さよなら ポロ。 [日々の生活あれこれ]
今日仕事から帰って来たら、母が沈んでいました。
「ポロが死んだよ。今日火葬してきた。」
ポロは弟のところの犬ですが、母は9年前まで弟のところに同居していましたので、数年間一緒に過ごしてきたのです。母がこっちに来てからも機会があれば犬連れで弟があそびにきてましたから、うちの犬といっても差し支えないほどでした。
16年前の愛知国体のカヌー大会を矢作川の会場に見にいった帰り、1匹でとぼとぼ路肩を歩いていた子犬がいました。
家族総出で車で来ていた私は「捨て犬かなあ、かわいそうに」と言いながら素通りしたのですが、次の信号で止まったとき、あとからオートバイでついてきていた弟の懐からさっきの犬が顔を出していたのです。
「この犬飼えんかなあ」
当時うちは県営住宅ぐらしでしたが、弟の家が建築中だったので、コソッと半年間県営住宅で育てて、半年後新築の家に迎えられました。(実は違反承知ですでに茶々という犬をずっと飼ってまして・・・。新築の家には2匹迎えたのでした。)
その後さらに2匹の犬を拾って合計4匹の多頭飼いとなったのです。一人暮らしだった私は毎週この4匹に会いにいき、ハイラックスの荷台に乗せて林道に散歩に行くのを楽しみにしていました。
白いほうがポロ。茶色い方は2年後に拾われたハナちゃん。
うちに来た時のスナップ。濃い茶色がうちのトト。もともと弟のところにいたのですが、母と一緒に茶々と2匹でうちにきました。下の写真が先輩の茶々。他人ですが実質の親子です。最初自分の半分ぐらいしかなかった子犬が、みるみる大きくなってきたのにびっくりしていたことを今でも思い出します。
ハスキーサイズの大型犬としては16歳というのは長寿だったと思います。
一週間ほど前から寝たきりになり、今日の朝、一階の居間から二階に夜勤で寝ていた弟を遠吠えで呼び、弟が水を飲ませたらすっと息を引き取ったそうです。
夏休みで娘も母ちゃんも家にいて(かあちゃんは学校の給食のおばさんなので夏休みです)夜勤で弟も家にいて。
しかも昨日私はポロに会いに弟のところへ行ってきたばかり。
(思えばうちの茶々が16歳で天寿を全うした時も、前日私は出張していて、翌日朝、日曜日でみんながいるときに息を引き取ったのでした。)
さらに今日は母しかいなかったため、母は自分で運転して40km先の弟のところへ行こうとしたらしいのですが、ちょうど風邪を悪化させて早退してきた、うちに同居中の真ん中の弟が帰ってきて(ポロのご主人は末の弟です)、二人で葬式に参加してきたのでした。
ポロの思いですべてのピースがぴったりはまったのでしょう。
今日骨をもらいました。
うちの庭にも茶々の隣にお墓をたてて埋めようと思います。
ポロは母の犬でもあったから。
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ペットといえど、長く一緒に暮らせば家族です。
生き物の死、家族の死は哀しいですね。
by yosi (2010-09-01 19:48)
みなさん揃っているところで、安らかに旅立ったのですね。
遠吠えで呼ぶなんて・・ 思わずホロっときました。
Rest In Peace
by 二兎を追う男 (2010-09-01 23:29)
前に飼っていた、犬を思い出しホロリとしました。
かけがえのない家族ですからね。
by 愛知のイナ (2010-09-02 19:29)
みなさんありがとうございました。
ペットをなくしたときに、家の中に残るぽっかりあいた穴が埋まるまで、しばらくかかりますね。
ついつい彼らがいたところを見てしまいます。
by MHR (2010-09-02 23:12)