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R100RSダイオードボード周りの電源ケーブルを交換。 [88'BMW R100RS]

前回バッテリーセルモーター間の電源ケーブルをユーロモトエレクトリックス製の強化品に交換しましたが、今度、待望のオルターネーター<>ダイオードボード<>セルモーター間のケーブルをセットしたケーブルセットが発売されましたので、装着しました。この交換で充電系のケーブルすべてが新品になったわけです。(なぜセルモーターが出てくるかというと、R100系は充電をバッテリー<>セルモーター間のケーブルで行っているからです。)

IMGP0192.jpg

上がオルターネーター<>ダイオードボード間の交流ケーブル。
真ん中がダイオードボード<>セルモーター間のケーブル。
下がダイオードボード<>オルターネーター間のアースケーブルです。
袋はコネクターに塗るシリコングリス。

IMGP0194.jpg

ダイオードボードとの接続状態。

ちなみにダイオードボードというのは発電機の交流を直流に直す電子部品です。いわゆるレクチファイヤのことでして、通常国産車ではダイオードボードはレギュレートレクチファイヤという通称「レギュレーター」に内蔵されており、このように単体で使うのは珍しいと思います。当然電圧を制御するレギュレーターは単品で別の場所(タンクの下)にあります。設計が古いんですねー。

さて、今回はついでに、前回旧R100用を流用した強化ケーブルを、本来のモノサス用に付け替えます。

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流用ケーブル。赤い線をダイオードボードへつないでました。本来この線は旧R100ではレギュレーターへ行くケーブルです。

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こっちがモノサス用です。

まずはオイルクーラー、ガソリンタンク、エアクリーナー、セルモーターカバーとエンジンフロントカバー(通称おかめ)を外します。


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オルターネーターから赤、白/緑、緑の3本の交流ケーブルを外します。

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ダイオードボードの4個のナットを外してダイオードボードを引っ張り出します。
次にダイオードボード右はじの電源ケーブルと反対側の黒いアースケーブル、裏側の青いケーブル(レギュレーターへ行くケーブル)を外します。

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ダイオードボードから交流ケーブルを外します。

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コネクターの配列が現車と違ってましたので差し替えます。
交流の場合、どれをどこに刺してもいいみたいですが、とりあえず現車にあわせます。

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U字型の溝のある側と反対側にロックがありますので

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細いドライバーを突っ込んでケーブルを引っ張ると

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このように抜けますので差し替えます。この時ロック用の爪が寝てしまっていたら起こします。

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オルターネーターにコネクターをさします。
ケーブルの反対側はいったんエンジンフロントカバーの穴に通して、ダイオードボード取り付け位置の裏にある穴から引っ張り出します。

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ダイオード側も元の色を参考にさします。

IMGP0221.jpg

セルモーターへのケーブルをさして。

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アースケーブルをさします。

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アースケーブルの行き先はここ。

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レギュレーターへ行く青いケーブルをさして。

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ゴムマウントのアースケーブルを忘れず装着。(2箇所)

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ダイオードボードを固定します。

右に見えるケーブルを裏の穴に通してセルモーター側に引っ張り出します。

本来、このケーブルをセルモーターに固定すれば終了ですが、今回はセルモーター<>バッテリー間のケーブルも交換します。

IMGP0203.jpg

上はバッテリー<>ギアボックス間のアースケーブルです。こちらは交換済みなのでパス。

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セルモーターからケーブルを外します。

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ノーマルのグロメットの穴には強化ケーブルは通りませんので、カッターで切込みを入れてこのように挟み込みエンジンに取り付けます。

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手前の小さい穴は点火信号用ケーブルが通ります。

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強化ケーブルと、ダイオードボードからのケーブルをセルモーターに共締めします。

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反対側をバッテリーへ。

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タイラップで固定して接続は終了です。

送料分確保のため今回5セット輸入して残りはオークションに出してます。「充電系ケーブルセット」で検索してください。

タンク外したついでにもう一つ。

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ボッシュのフューエルフィルター。ホースはホームセンターで購入した耐油ホース。

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基本的にR100系エンジンではアイドリングでは充電しない設定のため、チャージランプが点灯します。

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ライトが付いた状態でこれぐらい。アイドリングではオルターネーターからの充電はされないので、電圧計に表示されるのは現在のバッテリー電圧となります。

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2000回転まで回転を上げて。

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レギュレーターの設定電圧である14.3Vで充電してることを確認して終了です。

あと、消えないウィンカーインジケーターが原因だと思いますが、ウィンカーがふわふわと震えながら点滅するのが気持ち悪かったので、前だけだった81連SMD球を4個とも81連球に統一し、インジケーターのアース線をはさみでちょんぎって見ました。インジケーターはつかなくなりましたがこれで点滅が安定したので、間違いなくフロントウィンカーから分岐したインジケーターが悪さをしていることに確定。インジケーターに逆流防止ダイオードを入れたり、ボディアースをしてみたり、いろいろいじってみようと思います。

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45連の通常LEDを使った電球。1個500円弱。

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3チップのSMDを27個使った81連LED。値段分ですなあ。1個850円。
この電球はお勧めです。




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コメント 2

さる1号

ウィンカーのタマ、確かに値段差分の明るさはありますね。
電圧計が付いているのが羨ましいです。
by さる1号 (2011-08-01 06:33) 

MHR

さる1号さまありがとうございます。
どうにかして、安物買いの銭失いを辞める方法ありませんかねー。
電圧計は、デジタルメーターの時代ですから標準装備してほしいですね。
by MHR (2011-08-02 21:09) 

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