タンクキャップのリフレッシュ。リップの交換。

Ｒ１００ＲＳのタンクキャップはねじ込み式で、ゴミの侵入を防ぐリップがキャップの外周に嵌めこまれています。

 

ガレージ保管なら問題ありませんが、野ざらしにしていると硬質ビニール製らしきリップが硬化して割れることがあります。 

そこでおなじみイギリスのＭＯＴＯＢＩＮＳからリップを購入して交換してみました。

キャップはダイキャストですがリップは固いビニールのような材質です。

経年変化で硬化したリップはそのままでは硬くて取外しが困難なので 、熱湯につけるかドライヤーで炙って、リップを柔らかくします。ただしふにゃふにゃに溶けるほどやってはいけません。ほんのり温かくなれば十分です。

ここにマイクロドライバーなど細くて先が平たいものを突っ込みます。

こじりながらドライバーを反対側まで差し込んで一周させ、キャップとの張り付きを 剥がします。ここはガソリンの不純物が固まっているのです。

もう一本差し込みます。何かに似てますねー。

そうです、自転車のパンク修理の要領です。

勘合部分に隙間ができたらリップをねじの方向へ押し出します。 

ここまで外れればあとは手で取ることができるはず。

グイッとひねって 

はい取れました。

この溝にリップの縁がはまりこんでいるのです。

新品のリップとパッキン。

白いのは離型剤です。 クリーナーで落としましょう。

古いパッキンを外して

新しいパッキンを押し込みます。

新しいリップを外す時と同じく温めた上で、ママレモンのような洗剤を塗るか、シリコンスプレーを吹きつけて滑りを良くしておいてから、ねじ側からタイヤを嵌める要領で押し込んでいきます。 

 

回しながら全周押し込みます。

ハイはまりました。

完成です。

コメント 4

このキャップは不思議な造りになってますよね。
放置されてた車両はねじ部分がタンクに固着してたりして
そうなると分解も厄介です。
自分はねじの部分に時々エンジンオイルを薄く塗ってます。
ガソリンに混ざっても実害がほとんど無いですしね。
by harry (2011-11-23 08:25) 

おぉ、こういった部分のメンテは気付かなかったです。
経年劣化する部位ですが、20年ぐらいはだいじょうぶかなぁ・・・ちょっと心配。
by さる１号 (2011-11-23 08:41) 

harryさまありがとうございます。
こってますよね。これ。
キーロックするとキャップを固定するのではなくて、空回りするという。
ただここが壊れると空回りして、開けられなくなるのが困りものですねー。
by MHR (2011-11-23 23:50) 

さる１号さまありがとうございます。
満タンにすると、国産車と違って、外車はほとんどキャップから漏れるようですねー。今まで買ったドカティやＢＭＷすべてそうでした。ですので割と気にしてます。
by MHR (2011-11-23 23:52)