HONDA XLR250R BAJA MD22 整備作業とりあえず完了 [88’HONDA XLR250R MD22]
およそ5カ月がかりでXLR250R BAJA(MD22:R3J)の整備が終わりました。
本日の作業は整備というより、失敗の埋め合わせなので写真はとっておりません。
簡単に書くと
一度挿入したオイルシールを抜いて、正規手順でもう一度挿入するだけだったんですが。
オイルシールが入る部分をヤスリで1時間ぐらいかけて修正するはめに。
というのは、シールを抜いたあとが傷だらけになっていたのです。
工具の先端が鉄製で尖っていたため、オイルシールを抜くときにアルミ製のアウターチューブのシールの嵌合面にひっかき傷が入ってしまったのです。(深さ0.5MMぐらい。)
これはちょっと問題です。これではアルミのフォークには使えません。 先を丸めてくれー。
泣きそうになるのをこらえながら、しこしこペーパーで毛羽立ってしまった段差を削り、えぐれた部分にエポキシ接着剤を擦り込みました。(オイル漏れの原因になりそう)
今度はちゃんとこのとおりに組み付けて、アウターチューブに押し込みます。 (ちなみにこれはMD16のマニュアルなのでスプリングが2本に分かれてますが、MD22は1本です。MD22のマニュアルは高くて買えませんでした)
ところが、やっぱりといいますか、オイルシールがすんなり入って行きません。
2時間ぐらいちまちまインナーチューブとアウターチューブの隙間からオイルシールの外周を叩いて、やっとサークリップが入りました。
(下の2枚の写真は工具のストレートから拝借して来ました)
これさえあれば
フォークばらすなら絶対必要です。(工具のストレートで4000円弱)
なんといっても握力がない手で重たいハンマーを振るったので、スッポ抜けて飛んでっちゃうし、心臓がバクバク言って死にそうでした。
力尽きて途中1時間休憩してから、出来上がった左フォークにオイルを満たし(カワサキ純正10番使用、516cc、スプリング無し全屈状態で油面143mm)、スプリングを入れてフォークブーツを新品にして車体に組み付け。
今度は右フォークにかかりますが、オイル漏れがないのでシール交換はパス、フォークブーツとオイル交換にとどめました。(心が折れたんです)左もそうすりゃよかった・・・。
ところが何の気なしにこっちもオイルを516cc入れたらガバっと溢れてしまいました。
こっちは分解していないのでオイルが100ccぐらい残っていたようです。
オイル量で管理できないので、こっちは上から143mmのところまでオイルを入れなおして組み付けました。
これで機能的に問題ありそうな部分の整備は完了です。
あとは新オーナーさんにサビを落としてもらい、磨いてもらって公道デビューするだけ。
どうかオイルが漏れませんように・・・。もうオイルシールを抜きたくないです。
XL250Sはこんなに苦労しなかったのに・・・。
次はセローやらなくちゃ。
おっとBMW忘れちゃいけません。
1年前にユーザー車検とってすぐ入院したので、ナンバーにはまだ前回の車検のシールが鎮座したままですから。
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何とか完了して良かったですね^^
工具、相手がアルミだと注意が必要なんですね
by さる1号 (2013-03-06 06:13)
さる1号さまありがとうございます。
汎用品はやっぱり汎用品ですね。
専用工具の力は偉大です。
by MHR (2013-03-06 20:26)