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ハイゼット車検準備。+α。 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

普通ならすでにスクラップな平成9年式のダイハツハイゼット4WDバン。

新車を買えないプー太郎ですので、今年もユーザー車検の準備をしました。

前回はモータースに出したので今回はユーザー車検でも大丈夫でしょう。(2年間の走行距離は1000kmぐらいですので) 

初めてのユーザー車検の記事はこちら 

IMGP5200.jpg 

まずはオイル交換。

と言うかオイル漏れの修理が目的です。(クランクリアオイルシールからの漏れと判断)

前回ミッション降ろしを諦めたため、ケミカルでオイル漏れを止めようという魂胆なんですが。(何度目?)

IMGP5201.jpg

ジャッキアップして馬をかけて(前回使ったランプウェイは弟の所)

IMGP5203.jpg

オイルを抜きます。左の黒いのはオイル受け皿、左上>右下が水平線、真ん中がオイルパンです。手前が車両右側。

IMGP5202.jpg

マグネットドレンに異物なし。パッキンを換えて。

IMGP5204.jpg

ミッションとの継ぎ目から相変わらず漏ってます。

IMGP5205.jpg

漏れ防止剤で目詰りしないようにオイルフィルターも交換。右がダイハツ、スズキ兼用のフィルター。

なんですが、こんなのが出てきました。昔乗っていたKPスターレット用のフィルター。径が一緒なのでもしやと思ったんですが。 

IMGP5206.jpg

おおっ。ネジ径も形状も一緒じゃん。

IMGP5209.jpg 

背が高いけど、下(車両下から挿してあります)に突き出すだけだからOK。(助手席側から見上げた図。左奥がオイルパン、手前のジョイントはフロントデフのプロペラシャフト。上がフロント側。右側がシリンダーヘッドとエキパイ)

で、外そうとしたら私の握力ではびくともしませんでした。(10Kg無いですからねー。でもよく考えたら長いレンチ使えばよかったじゃん)

今回はフィルター交換は泣く泣く諦めてケミカルを入れます。後でフィルターだけ交換しましょう。

IMGP5213.jpg

今回使うのはこれ。ワコーズのエンジンパワーシールド。3-6リッター用。

エンジンオイル容量の5-10%混ぜます。

実は今までいろんなケミカル使ったのですがどれもオイル漏れを止めることはできませんでした。

で、これはネットで評判が良かったので工具のストレートから購入。1500円ぐらい。 

IMGP5212.jpg

粘度がすごいので直接注入せずにオイルと撹拌しておきます。水飴のようです。

IMGP5214.jpg

これはオイルをエンジンに入れたあと。寒いせいか溶けてません。もう一度オイルを入れてかき回して全部入れました。

IMGP5215.jpg

なぜかアイドリングが500回転ほど上がりました。 オイルの抵抗が減った?

IMGP5216.jpg

備忘録。127606kmでオイル交換っと。

1000km程走らないと効果が出ないらしいので様子見です。

今回の車検時はオイルを拭いてごまかさないと。

IMGP5223.jpg

ブレーキランプなどを確認(右がついてないように見えますが真後ろに回るとちゃんとついてます。)

IMGP5226.jpg

エスティマで引っかかったハイマウントストップランプもOK。ナンバー灯も大丈夫です。 

が、ここでえらいことを発見。

スライドドアが両方共開きません。途中で止まってしまいます。

IMGP5218.jpg

犯人はこれでした。 スライドドアのアッパーステー。

IMGP5220.jpg

このように天井側のレールにはまっているのですが

IMGP5221.jpg

手前のローラーがずっこけてます。ステーと直角に立っていないといけないのですが、根本から曲がっているのでスライドできないのです。

しかも左右どっちのドアも。

強度なさすぎだろ!

IMGP5198.jpg 

とりあえず外してハンマーでぶん殴って治そうとしたんですがローラーのベアリング自体もアウトのようで諦めました。(どちらも前方のローラーがずっこけてました。2個のローラーは平行じゃないとNGです)

このローラーはドア上側を支えると同時に(なんと巨大なスライドドア上部にはドア前方にあるこのステーだけしか支えがありません。)ドアがしまった時にドア前部を内側に引きこむ役目もしています。

ローラーがずっこけると最後の引き込みもうまく行かず、ドア前方が開いたままとなります。(スライドドアのストライカーは後ろにあるのを初めて知りました。つまりドアが閉まった時ステーが馬鹿になっていると、ドア後方はストライカーで固定されますが、ドア前方にはなんの支えもないのでボディから浮いたまま閉まらないのです。) 

確かドアが開かないと車検通らなかったような・・・。

ここでタイムアウト。日が沈みました。 

一日かかってオイル交換だけ・・・・・。

あとブレーキの分解整備とブレーキオイルの入れ替え、水の入れ替えに・・・・・わあ間に合わねー。 

車検が11日までなので今回はギブアップしてモータースに出してしまいました。

うーん3万円余分にかかるんだよなあ。(ユーザー車検だと約4万円)

まあ、これで心労がひとつ減った(エスティマの車検でくたくたになったことを思い出し・・・)のでいいか。

と思ったら電話。

「1月17日で車検が切れるのでユーザー車検手伝ってもらえませんか」

というわけでお友達の平成9年式のホンダアクテイのユーザー車検をやることに。

日曜日にお宅におじゃまして、点検簿を埋めながら点検していきます。

それにしてもいろいろ変な車です。(整備中の写真を撮り忘れました)

ネットの情報がなかったらオイルレベルを見ることすらできなかったでしょう。 

形式HH3:ホンダアクティストリート。

エンジンはリアミッドシップ。 

オイルレベルゲージは左後輪のホイールハウスにつきだし、オイル注入口はリアゲートを開けた左下にあるノブを引くと、左リアホイール後方にある丸いゲートが開いてそこの中にキャップが(こんなのわかるかー!)。

車検時の外観検査に見せる必要のある車体番号は運転席下、エンジン番号はリアのカーペットをめくったところにある点検口の中、エンジンとミッションの継ぎ目にあります。(ですので車検を受ける時は、カーペットを止めている金具のネジ5本を外してカーペットをめくり、14mmのボルト4本を抜いて蓋を開けておく必要があります。)

また、この車はマミュアルミッションなのでエンジンは横置きですが、ATミッション車はエンジンが縦置きだそうです。 なんでそんな面倒なことを。

ジャッキや工具類はリアシート左側の蓋の中。スペアタイヤはその下に釣ってあります。ウォッシャー液のタンクとラジエター液のサブタンクもここ。なんというか、ぎっしりつまってますねー。

ラジエターのキャップはなんとダッシュボード下の室内に。 

バッテリーはエンジン点検口の前にある2個並んだ小さな蓋のうち右側の中。左には何も入ってないけどラジエター液のエア抜き口? 

色々戸惑いながら一通りチェックし終わって、準備完了。

今回当人はお仕事なので委託です。委任状に判子をもらって書類完備。

前回車検の様子、必要書類等はこちら参照。 

で、16日車検日の前日。(車検切れ2日前)

念のため予約確認をしたら車検予約を「自動車検査インターネット予約システム」に入れてあったのです。(予約は都合のいい日を持ち主に任せてました)

こちらは普通車や自動2輪のみの扱いですので、軽自動車の車検予約は「軽自動車検査協会予約システム」に入れないといけません。

あちゃー、説明が伝わってなかったかあ。まあ確かに紛らわしいですが。(私がやれよって話ですが慣れて欲しかったので) 

慌てて空きを見ますが16日はすでにいっぱいで空きがありません。

しょうがないので車検切れ最終日の17日朝2ラウンドを予約。(10:15受付、10:30検査)

(4ラウンドも空いてましたが、そこで落ちたら車検切れなのであとがない・・。金曜日だし。)

幸い17日は本人が休めるということで、私は付き添いとなりました。

実はマニュアルミッションはMR2以来。10年ぐらい乗ってません。しかも左半身はちょっと不良なのでマニュアルでの検査は自信がなかったのです。ホッとしました。(不安な理由は後述) 

CA3C0290.jpg

前回のユーザー車検の時は岡崎市にあった軽自動車検査協会ですが現在は西三河自動車検査登録事務所のとなりに移転してました。

おかげで家から近くなったのととなりにテスター屋さんがあるので便利になり助かりました。(岡崎市の時は町中にあったため、近くにテスター屋さんがなかったのです) 

さてここからは経験値稼ぎですべて本人にやってもらいます。 

そのテスター屋さんでヘッドライトの検査と自賠責加入。(自賠責は値上げしてました。26370円)

ヘッドライトの調整中のこと。

「壊れてるねこれ。」

調整ネジの受けが馬鹿になっているとのこと。この車は殆ど壊れているとのことでライト枠本体の取り付け部分にワッシャーをかまして調整。1500円。 

受付へ戻って書類を30円で購入して記入します。ここは親切で、ユーザー車検専用の窓口もあり、説明を受けながら1400円の手数料と8800円の重量税を払い難なく手続き終了。 

CA3C0289.jpg

こちら検査場。おおっ、立派になって。

CA3C0291.jpg

岡崎では2ラインのうち片方が古い機器でしたが、当然両方共最新式。(左側が見学通路。ここで他の人のを見ながら手順を覚えることができます)

CA3C0293.jpg

これはメーターとブレーキを検査するローラーで、ホイーベースに合わせて自動で後輪位置を調整し、前後輪同時に検査できます。岡崎時代は2ラインのうち片方が車の前輪、後輪と順番に載せて前後輪各々を2回に分けて検査するタイプでした。

CA3C0297.jpg

2ラウンドは10:30から。 

CA3C0287.jpg

時間が来るちょっと前に並びます。普通車に比べて少ないですねー。

まずは外観検査。これは問題なく合格。

CA3C0296.jpg

CA3C0298.jpg 

次は排気ガス検査。規制前対応の「Dボタン」(通常現行車用のAボタン)を押してマフラーにプローブを突っ込み無事合格。 

CA3C0295.jpg

そのまま前進してサイドスリップ合格。 

CA3C0299.jpg 

CA3C0294.jpg

スピードメーターテストは自車の駆動輪ででドラムを回すため、ATだとアクセルを踏むだけなので問題ないのですが、マニュアルミッションでは3速ぐらいまで変速しないと時速40kmまで到達できないので忙しいです。私がやった場合、不自由な左足でうまくクラッチ操作できたでしょうか。  

古い車では鬼門のヘッドライト、ブレーキも合格 。

CA3C0292.jpg 

CA3C0300.jpg

下回り検査も合格。

無事継続出来ました。

こうして忙しい年明けも一仕事終了。

でもBMWR100RSの車検が2月だけどどうしようかなあ。凍結怖いし。

暖かくなるまで待つか・・・・。 

*2月6日追記*

ハイゼットの車検の請求が来ました。

80050円。

前輪のドライブシャフトブーツ交換が12000円。(こりゃ両手が不自由な自分じゃ無理でしたねー。) 


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コメント 12

アサダ

MHR さん、車検ありがとうございました。
何か、知らない事だらけでした。
また、車、バイク、自転車の事など色々教えてください!
友達がユーザー車検やってみたいと申しております。
よろしくお願いします。
by アサダ (2014-01-23 17:07) 

HIRO

こんにちは。
お疲れ様でした。

この機体の一つ前のアクティストリートハイルーフ(5MT)持ってて、ユーザー車検で通した記憶が…新車購入後すぐにインチアップしたミシュのラジアル履かせて居たから、ほぼ新品の純正のバイアスタイヤに替えたら恐かった(笑)
by HIRO (2014-01-23 20:57) 

さる1号

スライドドアのアッパーステー、あんな小さなBRGが支えているのですねぇ
しかし見事に曲がって・・・・耐久性を考えて欲しいですねぇーー;)
by さる1号 (2014-01-24 06:12) 

がばちょ

こんにちは。
順調に回復されてますね。
R100も長生きさせてくださいね。

MHRさん、ひとつ教えてください。
最近、メーターの調子が悪く、いっそ・・・という具合に
デジタルのメーターに、ごそっと付け替えてもらいました。
スピード表示が、おかしく、あららという状態ですが、
ごっそりとってしまってから、たしか以前に「OHVはチャージランプに注意」とMHRさんが、コメントしていたことを、はたと思い出しました。(念のためと、MHRさんからランプ予備も購入して備えていたのに。おばかです。)
始動前の赤ランプは、チャージが正常に動いている目安に、重要なだけで、特に、メーター類ごっそりとってしまった状態で走ってもだいじょうぶでしょうか?何か、ほかに重要な理由があったのでしょうか?よろしくお願いします。


by がばちょ (2014-01-24 21:12) 

MHR

がばちょさんありがとうございます。
チャージランプは取っちゃうと充電しなくなります。
何らかの形で残してください。
電気に詳しくないのでここまでしかわかりません。
ごめんなさい。

by MHR (2014-01-25 00:33) 

MHR

アサダさんありがとうございます。
体力回復したらいつでも大丈夫です。
by MHR (2014-01-25 01:38) 

MHR

HIROさんありがとうございます。
変な車ですねーこれ。面白かったです。
カミソリタイヤ怖いですよねー。ハイラックスの時は30インチタイヤからノーマルに戻したら恐怖でした。
by MHR (2014-01-25 01:40) 

MHR

さる1号さんありがとうございます。
エスティマクラスでも同じ構造ですが品質はやっぱり軽規格ですね。
by MHR (2014-01-25 01:43) 

がばちょ

ありがとうございます。
なんとか調べてみます。
by がばちょ (2014-01-25 21:21) 

MHR

がばちょさん、こちらが参考になると思います。
チャージランプ関係
http://hayashilab.syuriken.jp/80alternator03.htm
デジタルメーター関係
http://hayashilab.syuriken.jp/80meter01.htm
by MHR (2014-01-27 00:45) 

kanchi

私も学生の頃は、自分のと友人のを数回やりました。当時は安い車検業者もなかったころ、陸運局のおばちゃんや知り合いの業者さんに書き方やこつを聞きまくってました。
サイドブレーキは引きづられやすいから一緒にフットブレーキ踏めとか、排気ガス測定器のセンサーは立てかけるだけなど。。
一番大事なのはテスター屋で40KM/hのスピードメータ確認だと言われました。なんでもこれでハジかれてしまうと最悪メータ交換しないと再車検不可で、民間車検場行きになると言われました。

それにしてもホンダは整備性を考えずにデザインしますよね。友人の初代シティのオイル交換時にオイルフィルタ交換のためにフロント・グリルからバラさなくていけないには閉口しました。またシビックだったか同じ年式でも生産工場の違いでショックアビソーバの取り付け位置が90度ズレていたこともありました。。 なんか昔の英国車みたいです。
by kanchi (2014-03-16 23:10) 

MHR

kanchiさんありがとうございます。
今はユーザー車検に寛容になってて楽になりましたねえ。
ホンダアクティなんぞエンジンの搭載方向がATとMTで90度違うとかわけわかりません。整備情報がないと大変面倒です。この型のあとは同じ形式でも全く別物になってて情報探しが大変でした。
by MHR (2014-03-17 14:11) 

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