XL500Sってどんなバイク? その1 購入のいきさつ [80'HONDAXL500SA PD01]
さて、R100RSを手に入れてから始めたこのブログ。
今ではすっかりXL500Sのブログになってしまいました。
というふうに思っていたのに、読み返してみたらXL500Sのマフラーの記事のほうがBMWの入手(2008年8月)よりもずっと前でした。記憶は当てにならんなあ。
さて、このXL500S、2006年に家に来てからすでに10年が経ったわけですが、実は本格的に乗ったのは今年復活してからです。
購入した時点でほぼ1年の車検がついていたのにもかかわらず、近所を走る以外に全く乗ってませんでした。
つまりどんなバイクか知ったのは今年車検をとってから。
というのはこの500Sが家に来た時点で、すでにDUCATIMHR900、BMWR80G/S、GSX-R1100などのハイパーバイクがあったので、いまさら前後ドラムブレーキのパワーのない車検付きのオフロードバイクの出番はなかったからです。
それなのになぜ買っちゃったんでしょうねー。
しかも我が家には昨年まで、ただでさえ市場に出回っていない(大型免許が必要な車検のあるオフロード車というのがネック。大型があれば当然リッターバイクがほしいでしょう)XL500Sが3台あったんです。
1台は昨年ぱりだかさんちへ嫁入りしましたが 、いまこのブログの主人公になりつつある個体と、20年ほど前に一番最初に購入した、フロント周りがXLR250Rに換装してあるレーサーと、まだ2台があるのです。
事の発端は昔XL250Sが誕生した時に弟が新車で購入した250Sを貸してもらい、一人で行った中部一周ツーリングでした。
途中、CB750K2に乗る人と知り合い、一緒に走った時に、たった20馬力の250ccのオフロード車が67馬力のCB750相手に全く引けをとらないコーナーリングをすることに驚きました。 場所によっちゃこっちのほうが速いぐらい。
250ccでこうなら500ccはもっとすごいに違いない。なにしろ250cc最軽量の車体に倍の排気量のエンジンが載っているんですから。(これはじつは間違っていました。250Sの車体と500Sの車体は全くの別物で材質やボルト類などの強度自体が違うので、250Sに500Sのエンジンを積むと当然ですが車体がよれてしまって保ちません)
でも、私が学生の時に施行された大型自動二輪免許の壁は分厚く、中型免許しか持たない私にはXL500Sは憧れのまま、いつしか忘れ去られていったのです。
ところが、34歳の時に大型自動二輪を取得し、あこがれのGSX-R1100を手に入れ嬉々としていた時に、長久手町のとある店の片隅で見つけた32パイのケイヒンPDキャブが再び私とXL500Sを結びつけたのです。
「あれ、これって250Sのキャブじゃないよね?」
「ああ、それ、500Sのだよ、いまバラバラだけど1台分の部品はあるよ。」
翌週そいつは我が家へ。書類とパーツリストのコピー付きで確か10万円だったかな。
ただし、そいつはレース用に改造されている途中で、フロントホイールは21インチのXLR250Rに換装されていたので、23インチの前輪周りのパーツを探しましたが出回ってなく(オークションなんてものもまだなかったし)実際に路上に出ることはなく、日の目を見ることなく永年の眠りについたのでした。(いまでも眠ったままです。いちおう、エンジンは腰上をXR500のパーツでオーバーホールしましたけど。 )
この部品集めの途中で手に入ったのが、今ぱりだかさんちにある初期型です。
たしか雑誌の売買欄で23インチのフロント周りを探しているうちに見つけたXR500のピストンを購入した時に、「500S本体もあるけど買わないか」ということになり、当時としてもサビが多くエンジンは粉を吹いて真っ白だったかなりのポンコツを25万円弱出して買ってしまいました。実は、値段交渉はしてなく、購入の意思を伝えたら交渉する前に300km離れた家まで持ってきて家の前に降ろしちゃったので、15万円ぐらいを想定していたのですが今更高すぎるからいらないとはいえず・・・・・・。
これは整備して車検を取れば乗れる個体でしたが、前述の理由で乗り出すには至らず、そうこうしているうちに、今度は、「バイクを降りるのでXL500Sいりませんか?」という怪しげなメールが・・・・。
群馬県高崎市のオーナーとやり取りしているうちに、車検が1年残っててすぐ乗れるし、「これはうちに来ないとスクラップになるかも」という強迫観念が後押しして、子犬を引き取る感覚で今乗っている2型のXL500Sが家に来たのでした。(この引取の様子はこちら。)
こちらは14万円だったかなあ。同時に玄関先にあった真っ赤なフレームのXLV750も買いませんかと言われたんですが、流石に車検付きが2台増えるのはどーも、ということで断ったんだけど、今思うと手に入れておくべきでしたねえ。
そして穴の空いた純正マフラーの代わりにニュージーランド製のマフラーに換えたところで車検が切れ、メインバイクのGTS1000と同時に2台の車検を取ることもできずにそのまま9年の眠りについたのでした。
続く。
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いや~、やっぱり車検は諸悪の根源ですよ。
まあ、車検必要なくても乗らなくなるときは乗らなくなるでしょうが・・
その境の微妙な心境(笑)のときに、車検は止めを刺しますね。
私の旧車群の最低年間維持費(=整備代、ガソリン代を除く)が、ナンバー登録料と保険で1台100ドルくらいです。
オフ専用(2台)を除いて7台だから700ドル。もしこれで車検があったらこんなに現役を維持できません。
ちなみに、オフ専用は2年更新で1回60ドルくらいです。
by 二兎を追う男 (2016-08-28 00:58)
今は昔、DUCATIMHRを購入した時は、車齢10年を超えるとなんと1年車検だったたTめ、MHRは1年乗ったきりでこれまた盆栽とかしています。その後すぐに2年車検になったのはありがたかったのですが、一度冷めちゃうと復活できず。結局1年で1000kmぐらい乗っただけです。保険入れて100ドルというのは羨ましいです。こっちだと2台のバイクの車検維持+車の維持で年間30万円ぐらいでしょうか。しかも車齢17年を過ぎると税金(自動車税も重量税も)が5割増しですからねー。
by MHR (2016-08-28 23:55)