2019年ハイゼットS110V車検整備 フロントブレーキオーバーホール左側終了 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]
本日はフロントブレーキキャリパーの左側のオーバーホールにかかります。
まあ作業内容は右と一緒なので補足分だけ。
ジャッキアップして馬をかけてホイールナットをエアインパクトで緩めます。
が1本だけびくともしません。結局ロングレンチで緩める羽目に。おかしいなあ、トルクレンチで締めたはずなのに。
パッド押さえの金具の取り付け参考に画像を残しときます。
ロングレンチとエクステンションで隙間を通して17mm頭のボルトを緩めます。上下とも問題なく緩みました。
ブレーキホースを外します。
昨日のクランプの使い方はこうね。一家に一つ用意しておくと便利です。まあこれ以外の用途は思いつかないけどね。
金具の位置参考。
金具の位置参考。
パッド外側7mm。
パッド内側も7mm。
金具を外さずにピストン側とパッド枠側を分離できないか再挑戦。やっぱり引っかかってだめですねえ。
ここにマイナスドライバーを差し込んで叩き出します。
分離して真鍮ブラシで汚れ落としします。いや、バラす前に汚れ落とすべきだな。
分離。これも真鍮ブラシで。
パッドの取付状態の参考写真。横から見ると
こうなってます。(あ、金具入れ忘れてた)この上をパッドの溝が摩耗に合わせてスライドします。
スライドピンのブーツを交換します。
キャップを外すと油っけなし。オーバーホール、いいタイミングでした。
このように潰しながらぬきます。昨日まだ使えそうとか書きましたが、ブーツ類は再使用不可だそうです。
エアを入れてピストンを抜きます。
非常にスムーズに抜けましたー。
程度は上々。油分をきれいに拭きます。
シールリングを外します。
右側の反省でシールにはもちろん付属のブレーキグリスをたっぷりと塗ったうえで
ピストンにもたっぷりと。ただこのタイミングで塗ったのは間違い。
だってブーツ履かせる時ほとんど取れちゃったから。ブーツはこの位置で止めて右側の裾部分を
シリンダーの溝に押し込んでいきます。
全周まっすぐ入ったことを確認したら
クランプでまっすぐ均等にピストンを押し込んでいきます。
あっさり入りましたー。昨日の苦労は何だったんだー。
ブーツの溝にグリスを詰めてスライドピンを合体します。これよく考えられていますねえ。だってピンにグリス塗って押し込んでもブーツの入り口でこそげ落とされちゃいますが、ブーツの溝に充填された分はちゃんととどまるわけでして。
そして押し出された分には
キャップがかぶるって寸法で。逆にこっちからグリスを補充することもできます。
オーバーホール完了です。ここまで1時間半!慣れってすごい。というか学習って偉い。
あ、あと金具があった。入れ方の備忘録っと。
あとパッドを入れてほんとに完了。
見た目も綺麗。
ボルト2本をロングタイプのトルクレンチ+エクステンションで115Nmで締め付けて取り付けも完了。ブレーキホースのバンジョーボルトを新品の銅ワッシャーで挟んで30Nmで締め付けます。やっぱりなめそうで怖いわあ。
あとエア抜きすれば終了ですが、エア抜き用のワンマンブリーダーがありません。どこかにしまったはずなんですが。昨日は運転席側だったのでキャリパーとブレーキペダル両方に手が届いたからエア抜きできたんですよー。明日また捜索です。ということで今日はここまで。
*補足だけといいながらフルバージョンになってしまいました。
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