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ハイゼットS110V・4WDバン車検あとの整備 クランクプーリー交換 3日目 プーラー作成 でも動かない [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

雨が降ると露天作業ができず、かといって梅雨が開けたら暑くて、ヤブ蚊が発生して作業が辛いという・・・。

とブツブツいっててもハイゼットが自然に治ってくれるわけじゃないので、作業開始。


IMGP6000.jpg

まずタイミングプーリーのプーラー用の正確な穴ピッチを測ります。この作業は車検前にやっとくべきでした。


IMGP5999.jpg

M6ボルトの外側で41mm。ということは穴ピッチは-6mmで35mmです。


IMGP6001.jpg

改造するのはこれ。最初に買った55mmピッチのプーラーベース。これに35mmピッチで7mmの穴を空けます。


IMGP6002.jpg

3mm>4.5mm>7mmと段階を経て穴を拡大していきます。厚さが10mmもあるし、もっと硬いかと思ってたら木材みたいにかんたんに穴が空きます。これ、使ったら曲がるんじゃね?。


IMGP6005.jpg

うん、35mmピッチできれいに空きました。


IMGP6003.jpg

完成。本来裏側からボルトが入るはずですが


IMGP6004.jpg

ザグリを入れないとボルトの頭がアールにかかっちゃうので、平面の方から入れることにします。

ここまで昨日のお仕事でした。


IMGP5990.jpg

(このプーリーのボルトが刺さっている2箇所の穴にプーラーを取り付けます。ネジが切ってあるのはこの2箇所だけです。これはカメラを突っ込んで写してますが、上からも下からもプーリーの前面を目視できないのでこの穴にボルトをさすのは至難の業です)


IMGP6007.jpg

8月3日、午後5時、母の買い物ドライバーを務めたあと弟のところへ行ってプーラーを装着してみました。計算通りピッタリ付きましたが、プーラーベースが重たくてM6ボルトがプーリーにうまく入らず四苦八苦。センターにM12X1.25のボルトを挿してからやれば楽勝なんですが、適当なボルトがありません。(通常M12ボルトのピッチは1.5なのです。M12X1.25の純正ボルトはツバが40mmあるのでM6ボルトの間に入りませぬ)。工具箱をサバクって、ミッションボルトの穴掃除に使ったM12X1.25のタップがあったので、それをガイドにしてプーラーベースを位置決めしM6ボルトを挿しました。


IMGP6010.jpg

強度の必要なM6ボルトはSCM435。強度区分12.9のクロモリボルトです。80mmの半ねじなのでいっぱいねじ込んでもこれだけ隙間が。


IMGP6012.jpg

ただこのままプーラーのボルトをねじ込むとクランクシャフト端面を痛めるので


IMGP6014.jpg

M10のナットをはさみます。これで丁度いい隙間で固定されました。本来これで右の六角部分の穴にハンドルを差し込んでねじ込むんですが、びくともしません。


IMGP6016.jpg

そこでラチェットハンドルを使って少しだけテンションを掛けてみましたが、プーリーが抜ける様子はなくクロモリのボルトが伸びる感触だけしかありません。M6ボルトをねじ切ると厄介なことになるので、ここで中断。テンションを掛けたままCRCを吹いてしばらく放置することにしました。通常手で抜けるはずなのに一体どうなってるんでしょう。クランクシャフトが錆びてる様子はないんだけどなあ。

ヤブ蚊に襲われ18時終了。

次回、これをヒートガンで炙って熱膨張で抜けることを期待しましょう。

あー、嫌な予感しかしない。これで抜けなかったら、というかM6ボルト引きちぎったらエンジンを降ろさないとだめだろーなー。


本日の作業時間:1.5時間 累計作業時間5.5時間/3日。


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カツデルT

 いつも、ブログ 楽しみにしています。
錆びて、抜けないボルトですか。呉の「凍結浸透ルブ」 が、いいですよ。
小生のシビックで使い、20万キロ直前のO2センサーの取り外しと、25万キロでのLAFセンサーの取り外しで使い、軽く緩みました。触媒の前後なので錆びて焼き付いているから、わざわざ、O2センサーソケットを購入したのですが、スプレーして2,3時間置き、再度スプレーしてから緩めると、潤滑剤が浸透してモンキーでも緩みそうなくらいになっています。どっちも9万キロ走行の中古を当方が購入してから初めての交換の時にですけど。
by カツデルT (2020-08-04 22:38) 

MHR

カツデルTさんありがとうございます。
いや、今回はプーリーが抜けないのですわ。ですので冷却ではなくプーラーの穴を広げるため加熱が必要です。でも潤滑作用はそのスプレーに頼れるかもしれませんね。一度試してみます。もっと楽しんでやらないといけませんね。
by MHR (2020-08-05 01:13) 

カツデルT

次の8/5のブログで、抜き出すめどがついたようで何よりです。
焼き付きさび付きボルト類、冷却でも加熱でも、外側と内側が全く同じ膨張・収縮はしないらしいです。
で、冷却だとその時に潤滑剤漬けに出来るけど、加熱だと潤滑剤が浸み込む前に蒸発してしまうから、ー39度にしかならないけど、冷却スプレーが効くらしいです。それにバーナーの過熱と違い、周りの可燃物が燃えません。と受け売りでした。
 引き続き、ハイゼットの修理、期待しています。
by カツデルT (2020-08-05 23:07) 

MHR

カツデルTさん、なんとか抜けそうです。CRC+ヒートガンは煙もくもくで危険を感じたので翌日の作業ではヒートガンは使いませんでした。冷却スプレーも試したいですが今回は不要となりそうです。
by MHR (2020-08-07 11:54) 

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