約20年車庫に鎮座したままだったAW11 MR2スーパーチャージャーとお別れ準備。 [車、バイク]
この家に引っ越してきて数年後、19万円で買ったAW11-MR2(NA:ノーマル・アスピレーション=ターボなどの過給装置を持たない自然吸気)。(写真は飽きてしまって放置されているころ、このあと同僚に売りました。車にのめり込めない体質だったようです。)
その部品取りにと、解体屋から購入した紺色のAW11ーMR2。ところがこいつがスーパーチャージャー(以下S/Cと表記)だったので、部品取りとしては約には立たず(グロス130馬力からネット145馬力にアップされたパワーに対応して、足回りがカローラ2ベースからカムリビスタベースに強化されてるため共通部品は外装だけと言っていいほど)、NAを売ったあとも庭にカバーを掛けて放置することになりました。書類はあるので復活させればよかったんですが、バイクの維持だけで手一杯で、車にのめり込む暇がなく、結果20年放置することになってしまいました。
カバーは1年ぐらいで紫外線によって砕け散るので、2000年、思い切って単管パイプで車庫を作ることに。ここまでMR2は自力で上がってきましたが、それ以降エンジンは掛けてませんのでガソリンタンクを見るのが怖いです。ガソリン抜いときゃよかった。多分燃料ポンプ換えないとだめでしょう。部品がもう絶望的にでないけど。
床はまだありません。斜めになっているのが初期位置。
床が張れたので奥の壁の外に生えていた竹にハンドウィンチのワイヤーを引っ掛けここまで引っ張り上げました。以来20年ずっと同じ位置にいます。
床と壁が張れるたびに、当時ガレージ3個借りて持っていた30台弱のバイクを搬送してきました。
2003年の最終形態。これから18年が経ちました。大病をしてしまい、もうこの車をレストアして乗るのは無理だろうなーと思い始めた昨年、近所のトタン屋さんに車庫の中にMR2があると言ったら、回り回って友人がほしいと言ってるということに。実はこのトタン屋さん、ダートラやってたので自分で欲しかったらしいんですが、奥さんから怒られたそうです。つまり欲しい人もダートラ屋さん。昭和の車だけ出場可能の競技に使いたいということでしたが「いやAW11は平成の車でしょ」と断ってしまいました。しかーし廃車証見たら初年度登録が昭和63年の11月。昭和64年2月が平成元年なのでギリOK。で、譲るということになったのですが。
今の現状。矢印の奥にMR2があり、その手前に作業台替わりの製図台、その手前に2台のリッターバイクがあります。しかも1台は前輪のチューブレスバルブがちぎれているためパンク状態。これらをどかした上で矢印の柱を抜かないとMR2は出ません。
さらにブレーキが張り付いてるし、そもそもタイヤが砕け散っていて車体を馬に載せて4輪ともホイール交換する必要があります。
もし車庫の外に出せてもそこから先が直角に曲がった急坂。サイドブレーキもブレーキも死んでますので、家の前の道路に下ろすのも無理なのです。なので断ることにしたんですが、「8人ぐらい手配したのでマンパワーでなんとかする!」ということで11月8日引き取りに来ることになりました。
つまりそれまでにこっちでできることを済まさないといけないことに。
購入条件は、サービスマニュアル(NA用+スーパーチャージャー追補版)、当時購入してあったLSD(リミテッドスリップデフ)、4点式のロールバーをつけることです。ところがLSDがどこにあるのかわかりません。で、まずLSDの捜索からはじめました。今まで何度か探しましたが倉庫の奥まで入れず、LSDを買った事自体が妄想だったのかもという発想に至る始末でして。
MR2の後ろにぶら下げてあったトモダのキャンピング。とりあえずこっちのLSDがありそうな小屋に移動します。
小屋の奥でビニールをかぶっているのはVT250FEです。
人が奥まで入れるように、まず床を埋め尽くすこのプラモ満載の衣装ケースを家の中へ移動しました。
左の隙間にMR2小屋からバイクを1台持ってくる予定。あっちにできるだけ作業スペースを確保するためです。
この小屋には今まで買い集めた、いわゆる積みプラが保管してあります。LSDがあるとしたらプラモの向こう、下の段でしょう。
正面上段にはデアゴスチーニの「蒸気機関車C62を作る」が。これらを処分しないと死んでも死にきれませんな。
下の灰色のケースの向こうで多分これだろうという箱を発見。
クソ重いです。間違いなさそう。
あったあー!!!。
妄想じゃなかったあ。スーパーチャージャー用で間違いないです。
うわあ、錆びてないじゃん。
スプラインもきれい。
なんで錆びてないの?
同じ頃買ったkg/mmというメーカーの強化スプリングはこんなに錆びちゃったのに。(あの頃は下のようにきれいな塗装だったのよ)
ということで第一関門突破しました。
懸念事項が一つ減ったので作業本番へ。まず通路のものを外に出して、バハをビニール車庫へ移動させます。
この奥にMR2が。
この3本の柱も左に移動させないといけません。が左のバイクが邪魔。
まず一番手前のGSX-R250Rを少し後退させます。
目的はこのXL250R。書類なしの部品取りです。こいつもビニール車庫行き。これを引っ張り出すための後退でした。
かぶさっていたXLX250RをMR2側に寄せ、XL250Rを引っ張り出しました。
ビニール車庫へ。
1台分空いたので右のXLX250Rを
この弟のワンオーナーの初期型XL250Sに寄せます。リアサスがマルゾッキで錆びてません。XL500Sに移植しようかな。
XLXを押し込みました。右奥のは書類なしの(書類ももらったけどプレス印のないコピーだと気づいたのは最近です)VT250FC初期型+VFRのプロアーム+ジェイドのフロント周り+アルミフルエキゾースト。書類付きフレームがないと世に出ることができません。
XLXが1台分左に寄ったので、その奥のバイクをバックさせてXLXに寄せます。
TY250Rです。純トライアル車なので細くて短いためXLXに寄せてもじゃまになりません。
これでMR2の左にスペースができました。
次はこいつ。入り口の反対側に鎮座しているXL250S後期型。ここは長期間雨漏りしていたのに気づかなかったためサビだらけになってしまいました。
手前を片付けて引っ張り出します。このときほどドラムブレーキで良かったと思ったことはありません。普通に押して引っ張り出せました。
キックも降りるし圧縮も十分。これもきれいにレストアだな。(という夢を見た・・・)
プラモ小屋の空いたところにイン。車が出たらそのあとに戻す予定。
まだ作業は続きますが長くなるので続編へ。
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うちのME06もプレス印のないコピー書類でしたが、コピー書類と石摺を持って行ったら本物の書類を再発行してもらえましたよ。
8年前の話ですので、今はどうかわかりませんが。
by ぱりだか (2020-10-30 21:09)
その時の顛末はここです。
https://ameblo.jp/parisdakar/entry-12468566121.html?frm=theme
by ぱりだか (2020-10-30 21:11)
ぱりだかさんありがとうございます。
軽自動車協会の管轄から陸運局管轄に変わったのでどうでしょう。一度挑戦したほうが良さそうですね。MR2が済んだら頑張ってみます。
by MHR (2020-11-01 00:35)