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MR2の居たあとの修復作業。強度不足の床構造を修理して新しいコンパネを重ね張り 1日目 [ガレージ、倉庫の補修]

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MR2の1040kgの重量を20年支え続けていた床。タイヤの移動とともに割れていき、修復しないとバイクを置けません。実際割れなかった板の上に新品のコンパネを置いて、BMWR100RS(220kg)を載せてセンタースタンドを掛けたら、スタンドの接地面がめりめり言う始末です。これではすぐにスタンドがめり込んで傾いてしまうでしょう。


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まずは一番大きく破損した床を剥がして、建設時に入れていたと思っていた根太を追加して新しいコンパネを張ります。この写真の右下の板です。


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タイヤの幅分、見事に破れました。ただ、ここには45センチごとにツーバイフォーの根太を入れたはずです。それが70センチ以上連続して割れてます。


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奥側から。ちょうど後輪が載っていたところです。ただ20年、6mm厚の鉄板の上に載っていたため荷重が一点にかかることがなかったので無事だったんですねー。タイヤを付けて移動させたとたん床が抜けました。(鉄板を置いておけば多分ここまで抜けなかったんでしょうが、どっちにしろいずれ抜けたでしょう)


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で、剥がして新しいコンパネを張りたいのですが、本棚の足が載ってますのでこれを持ち上げないといけません。


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それにはこれを降ろさないと・・・・。


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20年前のバイクの本や


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ビーパルやWindows95発売翌年のパソコン雑誌などを下ろしていきます。ただの古文書になってしまったパソコン誌はリサイクル行きですな。


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まだある・・・・。20年貯め込んだ漫画月刊誌は(血の)涙をのんでリサイクルに持っていきましょう。だって私が死んだらただのゴミの山ですからねー。


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足が持ち上がりました。これで床をはがせます。


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インパクトドライバーで20年ものの木ネジを抜いていきます。床はネジで固定されているだけなので全部抜ければコンパネ交換は簡単。・・・・なはずでしたが・・・・。


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錆びた何本かがねじ切れました。まあ折れる分には別に問題はないのですが。


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半分くらい十字溝をなめました。サビで十字溝が埋まってます。これはもうどうしようもありませんので板を割っていきます。


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が、そこは腐っても合板。簡単に割れてくれません。ガレージジャッキを差し込みましたが、こいつ、傾けると上がらないんですね。


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しょうがないのでテコの原理で。木片をハンマーで叩き込んでいきます。


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抜けなかったネジも腐った板を突き抜けます。


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あとちょっと。ここで床が抜けた理由が確定(まあ予想通り)。45センチのところにある2個めのブロックに載っているはずの根太がありません。なぜ?1トンもある重量物が載るのに?不思議なことにMR2が乗っていた4枚のコンパネ以外の部分は、45センチのところにネジが有る=45センチ刻みで根太が入っているのです。


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あ、そうか。ここ4枚だけMR2のサビを防ごうと急いで作ったんです。だからこれで十分保つと思ってたんですよね最初は。でもバイクを載せる段階になって、サイドスタンドやセンタースタンドが刺さりにくいように追加したんでしょうね。つまりこの4枚だけ根太を追加すればOK?


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本来こんなふうに根太が入ってないといけません。これで荷重が分散します。


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残りを剥がしていきます。


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力尽きた筍の死体。


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全部剥げました。板を貼る部分をエアブローします。


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不足していた根太を必要寸法にカットしてブロックに渡します。


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折れたビスはハンマーで打ち込んどきます。


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割った古いコンパネを小さく切って


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床下に投棄。改築した家の床下にごみがいっぱいある理由がわかりました。


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たけのこの地下茎はぶった切っておかないとどんどん広がっていきます。


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今回MR2を売ったお金でこいつを購入したんですが作業途中で届きました。実はビス抜きまでは弟から借りた5万円クラスのマキタのハイパワーモデルでやってました。この床を張ったときに使った古い電動ドライバーは持ってますが、錆びたビス抜くのはこいつがなかったら無理だったかも。そりゃもうストレス無しで作業できました。


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12000円でこれだけ(ケース、充電器、電池2個)ついてきます。ハイコーキ(旧日立工機)の一番安いインパクトドライバー。ただお値段が安い分パワーと電池保ちが桁違いですねえ。ねじ込みのパワーが違います。


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準備完了。新品のコンパネを張った上にもう一枚同じコンパネを張りました(何故か写真がない)。つまり合板24mm厚の床へ。張ったあと本棚の足を着地させて1枚完成です。そりゃもう高強度。俺が載ったぐらいじゃミシリとも言いません。


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今度は隣ですが、こっちは穴も割れもないので剥がすのをためらいました。ただ、俺が載るだけでたわんでミリミリ言ってるのでこのままコンパネを2枚重ねして終わり、というわけにいきません。


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そこで、本来根太が入るはずの場所に根太が入るだけの穴を開けて差し込んじゃえと。丸鋸でカットしていきます。


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一発目。


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切れました。


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下のブロックの上に通しのツーバイフォーが載ってるので、丸鋸の歯はブロックには届きません。


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このブロックに根太を渡します。


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ふたして一箇所終了。あと3箇所同じことをやります。


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ですが二箇所目。ブロックがありません。白い丸のあたりにあります。なんていい加減な仕事なんだ!。


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覗き込むとあんなところに


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で、斜めに渡そうと両端をカット


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こんな感じ。しかしここではたと気づきました。


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この方法だと穴の縁の、根太に載っていない板の切り口って宙に浮いてるから強度ないんじゃない?


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そこで、新しいブロックを真ん中に敷いて、根太を2本、板の切り口の下に入れて、ずれないようにビス止めしました。


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あと2箇所x1枚+全体2枚、同じ方法で根太を入れたらコンパネをもう一枚ずつ重ね張りします。この4枚以外は根太の追加はいらないはずなので重ね張りのみで。ちゃっちゃっとやっちまいましょう。


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