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うわー、縁側に雨漏りがあ。 [家の補修]

ある雨の日、ふと縁側の廊下に足を踏み出すと、そこには池が。水浸しです。

天井を見ると、張ってある煤竹からポタポタと。


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最初はタライやバケツ、ゴミ箱で受けてたけど漏れ箇所が多すぎて全部を受けきれなかったため、代わりに雨漏り全部をカバーできそうな衣装ケースを置いてみたらなんとかなりました。(パニクってて水没した縁側の写真を取り忘れたため上のは翌日撮ったイメージ写真です)


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煤竹を剥がしてみたら、軒の屋根裏の垂木に沿って途中から水がポタポタ落ちてきます。矢印が野外側。不思議なことに、丸の部分から雨漏りが始まっており、それより上流(高い方)は乾いてます。つまりこの真上に穴がある?。クランプはバラバラに落ちてくる雨漏りを1箇所にまとめて落とすためのものです。(そうしないとタライや洗面器が足らない。)


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雨が止んだので外に回って穴の位置を特定しましょう。


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ちょうど物干し場の突き出した波板が邪魔ではしごをかけることができないので、足場パイプを横に渡してこの位置にはしごを掛けて、波板の付け根に足場を組みました。その上に踏み抜き防止のベニヤを設置。これで滑り落ちる心配がなくなります。


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雨漏り箇所の雨樋部分の下には大量の土や茅(かや)が詰まってました。(写真は掻き出したあと)。

蟻の巣です。日があたったのであわてたアリが幼虫を運んでいました。


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そしてその上の雨樋部分。サビをワイヤーブラシでこすったら穴が空いてました。シリコンで埋めましょう。つまり、通常ならその下にあるトタンで受け止められて軒先に流れ落ちるはずの雨が、穴の真下にある蟻の巣にせき止められて室内に漏れ出てきたのでしょう。


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シリコンを盛って穴の修理完了。これで雨漏りが止まることを祈りましょう。

が、事はこれだけではすみませんでした。


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別に見つけた穴をワイヤーブラシでゴシゴシしてたら付近に落ち葉が溜まってます。


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え?。


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うわー、腐ってやがる。(byクロトワ)

ここは雨樋に溜まった水を下に落とすため縦樋が埋め込まれてます。しかしこれをつけたのは昭和時代。まだシリコンなんてなかった頃。(このシリコンは以前私がやったものです)継ぎ目の防水が完全ではなかったのと排水自体がうまく行かなくて水がたまり、落ち葉と混ざって乾くことなく、内外両方からトタンを錆びさせた模様。


さてどうしよう。


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雨樋の断面を採寸し、パッチを作ることにしました。


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ただ、パッチを張るのに邪魔でしか無い縦樋は


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排除することに。それにしてもシリコンは強靭です。カッターでちまちま切り取っていきました。


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取れたー。


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材料は0.27mmのトタンを買ってきました。1628円。


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折れ線をマジックで罫描きします。


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薄いので手で曲がりました。ただ折れ線が甘いので折り曲げ器(メタルブレーキ)が欲しー。


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端っこは補強を兼ねて折りたたんでおきます。外周は端面で手を切らないようにセロテープで養生しておきました。


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まあ、この辺で妥協です。


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古いトタンに密着させるためのタッピングビス穴を開けておきます。


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穴にあてがって形状確認。折りが甘いので少し浮きますが、シリコン塗ってネジで止めれば大丈夫でしょう。


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穴の周辺にはハイゼットで使った錆転換剤で錆止め塗装しましょう。


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パッチの裏にシリコンを絞ります。隙間なく一周させて、穴に水が入るのを防ぎます。


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穴から覗いたアリの巣の上流。奥が茅葺きの軒先。手前がトタン屋根の上側の端面。雨樋に穴が開き、これより奥に雨が落ちると雨漏りするのです。さらによく見るとわかりますが、垂木部分にはトタンが被ってないのでここから垂木に沿って雨が落ちるわけですな。


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パッチを押し付けながらタッピングビスで雨樋に固定します。多少浮いてても潰れたシリコンで穴の周りの防水はできるはず。


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でもまあ念のため端面の隙間をシリコンで埋めます。ついでにタッピングビスの頭もシリコンで埋めておきました。


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細かいサビ穴埋めを兼ねて厚めに錆止め塗装。


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これで今晩の雨で実地検証しましょう。雨漏りが止まればいいなー。


*と、ブログを書いてて気が付きました。縦樋、要るんじゃね?。これがないと雨樋に水があふれるまで溜まるだけだわ。どっかで排水してやらんと。(他に排水口ありません)

でもまあここは腐ってるので、隣の腐ってないところに穴を開けましょう。今度は縦樋付きのパッチ作らんといかんね。トタン板丸めて、パイプ作って半田でとめて、パッチに隙間なくはんだ付けしてやれば防水もバッチリなはず・・・。


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