4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール1日め。 やっと手を付けることができました。 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
思えば遠くに来たもんだ。2019年にギアオイルの消費が発覚し、必要な部品を揃えてあとは手を付けるだけになってたのに、色々あって手つかずだったKS2。母が亡くなって体調不良になり、何もやる気が起きずにはや3ヶ月。流石にこのままだと私の寿命がつきそうなのでなんとか一歩目を踏み出しました。
倉庫にあるとなかなかやる気にならないのでまず目の前に運ぶことにしました。玄関です。
汚れ防止と荷重分散のためコンパネを敷きます。レンガはスロープ代わりです。昔はここに200kg以上あるドカティの860GTSを入れたこともありますがどうやってこの段差を上げたのか覚えてません。KS2は乾燥重量が66kgしか無いけどこれを上げるのは大変でした。
スタンドを掛けます。
横の部屋の机の上にエンジンスタンドを用意しました。ストレート製です。
ギヤオイルを抜きます。
実はこのオイル、入れただけで走行してませんので新品です。あーもったいない。けど3年経ってるので替えましょう。
エンジンを下ろすため、接続されている補機類を外していきます。まずはクラッチケーブルから。
クッチレバー側から外していきます。
カメラをオリンパスのTG-6という最新のに替えたんですが、こいつが手ブレ頻発で買ったのを後悔するレベル。5軸の手ぶれ補正が付いてるってことで買ったんですが、シャープな写真が撮れないので何度も撮り直してます。(写真の右下にでてる「PhotoDirector」ってのは手ブレ写真を修正するソフトです。無料版なので宣伝つき)。6万円もするカメラなのに。
まずキャリアを外します。これを外さないとフェンダーが取れず、フェンダーが取れないとマフラーが外せません。
このように、マフラーがエアクリーナーをまたいでいるため、エアクリーナーボックスを外さないとマフラーが抜けませんでした。
エアクリーナーボックスを後ろに抜くためには、写真上にあるダクトを取る必要があります。
エアクリーナーボックスの固定ボルトを外していきます。フェンダー裏にも2本あり。
6V>12V化したときにエアクリーナーボックスに固定した12Vレギュレーターも外す必要あり。
ウィンカーリレーも外します。
エアクリボックス外れました。
これでマフラーが外れます。
エンジン側のチャンバー部も外します。
キャブを外します。クリーナーボックスがないので楽ちん。
スターターを外します。
取れましたー。
ハンドル側のスターターレバーからワイヤーを外そうとしたんですが、ビスが錆びてびくともしないので放置します。
エンジンからでているジェネレーターと点火用のケーブルのコネクターを切り離します。
キックアームを取り外し。
オイルポンプカバーを開けます。
オイルポンプ上方の、オイルタンクからのオイルラインを切り離しオイルタンクごと外します。(オイルが漏れてくるのでプラスドライバーを差し込んでます)
オイルポンプのコントロールケーブルを切り離します。
この部分がカシメてあるのでプライヤーで開きます。
ケーブルを切り離しました。
ビス2本を外してひっぱるととオイルポンプ本体が外れます。
オイルポンプからエンジンへオイルを送るオリフィスを外します。
Oリングがあるのでなくさないように。こいつは廃盤で部品出ません。まだ弾力あるので再使用します。
エンジンの反対側へ。チェンジペダルを外します。
スプロケットカバーを外します。ついでに車載状態で緩められるビスをすべてショックドライバーで緩めておきます。エンジンを下ろすとぐらついて固定しにくいからです。
ニュートラルスイッチのコネクターを外します。
スプロケットがサークリップで留めてあるので外しときます。ボルト留めじゃないのですごく楽。
チェーンのクリップを外してチェーンを外します。
これでエンジンと繋がってる部品は全て外れたので4箇所のエンジンマウントを外せばエンジンを降ろせます。
エンジン上部
エンジン前部
エンジン後部は上下2箇所で固定されてます。4箇所すべてボルト・ナット固定なので、ボルトにスパナを掛けてナット側を緩めます。
ただし、アッパーマウントは点火コイルが邪魔なのでまずボルト2本を外してこいつを外します。
エンジンが降りましたー。全重量で66kgしか無いのでエンジンは20kgぐらい?。すごく軽いです。明日重量を測ってみましょう。
とここで誤算が。
エンジンが小さすぎてエンジンスタンドのマウントが5センチぐらいエンジンマウントに届きません。
とりあえずジャッキで支えて間をつなぐ金具を買いに行ってきました。
サークリップを外してあるスプロケットを引っこ抜きます。
ニュートラルスイッチを外します。
ジェネレーターのフライホイールをSST(特殊工具のこと)で固定してナットを外します。
ホンダ、カワサキ用の左ねじのSSTでフライホイールを外します。
久々に見る発電コイル。ビス3本をショックドライバーで抜き外します。
以前半波整流から全波整流に改造し、12V化したコイルは大事にしまっておきます。(正確には12V化したのはレギュレーター)
このオイルシールを交換するだけのことなんですが・・・。こいつ、エンジン内側からしか交換できない構造なのでクランクケースを割らないといけないのです。
と今日はここまでで力尽きました。1日めの作業終了です。
とりあえずカバーを戻しました。なぜかというと。
あまりに汚いので明日洗おうと思いまして。
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