復活!サターン! [ZUNOWの自転車など]
先日メタボ対策で自転車を使おうとして、結局ばらしてしまったため、倉庫にもぐりこみ使えそうな自転車を探しました。
で、出てきたのがこれ。
私の世代の人ならきっと聞いたことがある「つんつんツノダのティーユー号♪」。
それの上級版だった「サターン」。1980年ごろのオーダーメイドです。
1970年当時いろんな自転車メーカーがありましたが、ほとんどのメーカーがフラッシャー付きの自転車と同時進行でオーダーメイドを行ってました。
これは5年ほど前にオークションで購入したロードレーサー(ブログ内で紹介済み)のおまけにいただいたものです。
その当時はロードレーサーに夢中で、しかもおまけということで、ほとんどその存在を忘れておりましたが。
今回引っ張り出してみたらすごい部品の集合体でした。
サドルは当時とても手が出なかったイギリスはブルックスプロフェッショナル。が買えない人の御用達だった、藤田プロフェッショナル。その中の最高級品の銅鋲止め。それを支えるピラーはコンペのマイティの2本締めです。
BBを含むクランク周りは当時でも入手しにくかったストロングライト49D。しかもチェーンリングはさらに手に入らなかったサンプレックス製です。ペダルは三ヶ嶋シルバンロードかな?
レバーを含む前後変速機はユーレーサクセス。一部チタンの上級品。(だと思います。なにしろ当時のユーレーの資料が無いんです)
ハンドルは非常に珍しいフィリップ。たぶんロード用です。ステムは吉貝コンペ。1枚目の写真で妙にハンドルが高いのはこのステムがむちゃくちゃ長いためです。何とか低くしようといっぱいに差し込んだのですがこれ以上はいりませんでした。後で対策を考えます。
ツノダのマーク。
と、サターンのマーク。
ブレーキは定番マファックではなく、当時国産最強だった島野600。この造形が気に入っていたそうです。
オーダーの証、泥除けの隠し止めとブリッジのひし形補強板。
これまたオーダーの証。ブレーキワイヤー内蔵処理と2本巻きクローシートステイ。ラグはイタリアンカット。塗装はパールピンク?
ハブはサンツアー。スポークはステンレス14番のプレーン。リムはスーパーチャンピオン650B。タイヤはもうほとんど現存していないであろう、ウォルバースーパーランドナー650x32B。当時ものなので新品なのにヒビだらけです。まあすぐに破裂することはなさそうなのでしばらくこれで。
ヘッド小物は丹下レビン。
今回の復活でつくづく思ったのですが、高い部品は軽く磨くだけで復活しました。
さびが出ていても軽く磨くときれいに落ちるのです。めっきの質がすごいです。
1980年当時でおよそ20万円かかっているはずですが、30年たった今でもタイヤを換えれば北海道まででもいけそうです。1年あたりの償却は1万円以下。安い買い物なのでは。ってただでもらった私が言ってもねえ。
さて今回一箇所だけ部品を変えました。さてどこでしょうか。これだけで1枚目の写真にあった間延びした感じがなくなったと思います。
そうです。ハンドル周りを分解した自転車からいただきました。年代も部品構成も似たもの同士だったので数分の時間で交換完了。特にブレーキレバーが同型だったためワイヤーを交換することなく装着できました。(メーカーが違うとワイヤーの付け根のワイヤーを受けるカップを入れ替える必要があります。)
ただひとつの欠点。それは私の身長ではフレームが2インチほど小さいこと。
そのせいでランドナーなのにやたらハンドルが低くなってしまいました。まあこれはこれでかっこいいですが。
あと、このランドナーをいじってるうちにオークションに介入してしまいまして。
こんなん買ってしまいました。
私が中学生ころ発売されたカンパニョロのグランスポーツです。手に入ったときは小躍りしたくらいあこがれ続けた初恋の人。今度はこれが似合う自転車を・・・・・・。どこに行こうとしてるんだ俺・・・・・。
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