読まなきゃ損する(かもしれない)漫画たち その四 [お勧め本]
「マイガール」 佐原ミズ バンチコミックス 3巻まで刊行
新海誠という人をご存知でしょうか。
2002年にたった一人で「ほしのこえ」というアニメを製作し、業界を震撼させた人です。気が遠くなるような緻密な風景描写を、パッパッパッと短時間で切り替えながら表現する美しいアニメは、それまでなかったものでした。
そんな美しいアニメを、これまた緻密な美しい絵でコミカライズしたのが佐原ミズさんでした。
この「マイガール」はコミックバンチで不定期連載しているものです。
主人公は23歳、冴えないめがね君で独身の笠間正宗。
「僕の一日。朝はのんびり8時におきて夕方6時まで暇な会社の机に座る」
そんな彼の元に、5年前に別れた彼女の死が知らされるところから物語は始まります。
「コハルという5歳の子供がいるの。父親はあなた。」
彼女のお葬式で母親から聞かされた衝撃の事実。
最初は信じていなかった彼も、彼女が出せずに貯めていた手紙を読んで、この子の父親になろうと決心します。
「続、僕の一日。コハルちゃんと一緒に帰って寝るまでの時間ひとつでも多く今日のことを話す。僕の新しいすごし方だ。」
5年間父親を知らなかったコハルと、5年間娘を知らなかった正宗。この二人が空白の5年を埋めながら未来に歩いていく物語。
絶対損はさせませんよー。
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