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まあ、この鶏頭でよくやったものだと。二級建築士、学科試験終了。 [職業訓練校とか資格とか]

失業生活が3ヶ月になろうとしていた4月。

ユーキャンの資格講座のなかに「二級建築士」があるのを見つけました。

「えーっ、あれって誰でも受けられるものじゃないじゃん。」

二級建築士は国家資格で、高専や大学の建築科を卒業するか、建築関係の実務経験を1年以上(実務のみなら7年)経験している必要があります。ところがそのことは一言も書いてありません。さすがに請求した資料の片隅にほんの数行小さく書いてありましたが。

まあ、これがきっかけとなりまして、4月13日月曜日、名古屋の繁華街にある建築協会で申込用紙をもらい、その場で記入。学校の卒業証明書を添付して、恐る恐る提出しました。

じつはあたくし、昭和53年に、高専の建築学科を1年留年しながらもぎりぎり卒業していたのですが、そんなに古いお話が通用するのか半信半疑でここに来たのでした。周りは学校を卒業したばっかりのにおいがする若者ばかりです。

「はい、問題ないですね、がんばってください」

JUKENHYOU.jpg

こうしてずーっと放っていた「二級建築士」への挑戦が始まったのですが。

ごらんのとおり試験は7月5日。たった3ヶ月しかありません。

しかも卒業以来、建築関係の実務経験がありませんので、ほぼゼロからの出発という無謀さ。

しかしこちらは失業者。暇だけはたっぷりあります。

腐って痛む頭に鞭打って、縁側でお茶をすすりながら本屋で購入した過去問題を解きまくる毎日。

(学校には頼らず独学で行くことにしました。だってユーキャンで約5万円、某学園に至っては35万円もいるんだもん。失業者には無理無理)

そして迎える7月5日。

朝6時におきて駐車場のある駅までいき、電車とバスを乗り継ぎ会場の春日井中部大学到着。

35年ぶりのキャンパスにちょっとわくわくしながら教室に入ります。

試験は10時から17時10分まで6時間。この間休憩は昼食の1時間のみ。

まずは10時から1時まで、建築計画と建築法規、2時10分から17時10分まで建築構造と建築施工の4教科を2教科ずつまとめて行います。問題は各教科25問ずつ。全部で100問です。

心底疲れました。終わった時点で明日のジョーのラストシーンを再現したのは言うまでもありません。

試験結果は8月25日に発表です。

とてもできたとは思えなかったため、昨日まで忘れた振りをしていたのですが、ひょっとしたら、万が一奇跡が起こるかも、と気を取り直してネットで回答を検索し答え合わせをしてみた結果がこれ。

ユーキャン21年度二級建築士試験回答

2kyumondai.jpg

建築計画25問中20点。よしよし。建築法規25問中13点。げげ。建築構造25問中19点。ほっ。建築施工25問中16点。やばい。合計100点中68点。60点以上は合格なのですが、実は4教科すべてに25点中13点以上が必要です。(つまり合計60点でも1教科でも12点しかないと不合格・・・。)

で、建築法規が13点・・・。しかもこの答えはユーキャンが独自に出したもので正式なものではありません。たぶん落ちていると思いますが・・・。ナノチューブより細い希望にすがりましょう。

実は、二級建築士は学科が受からないと製図試験(そうです、学科試験はただの門、9月に行われる製図の試験をクリアしないと免許がもらえない、厳しい試験なのでした。)を受けることができません。学科に受かっていたら受かっていたでまたまた頭の痛い日々をすごすことになるのでした。

これで調子に乗って「宅地取引主任」も申し込んでしまいました。だって、誰でも受けることができるし、本屋のレジに申込書置いてあるし。

TAKKEN.jpg

頭は生きているうちに使おうね。

 


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コメント 4

kanchi

こんばんは!

お疲れさまでした。

次は製図ですね。私も製図は経験していますが、橋梁などの土木製図、ボルトなどの機械製図そして回路図などの電器製図で、建築科の製図は未経験です。目の弱ってきている私には製図は拷問です。

いまだに学校から指定されて買ったドイツ・エコブラのコンパスセットやロットリングや烏口を持っています。もちろんT型定規なども。
まさかコンパスのセットに万単位かかるとは思ってもいませんでした。

宅建の申込用紙は本屋さんのレジなどにも置いてあるのですね。このことを知って納得したのは知人のお水系の女の子数人が宅建の資格取って不動産屋さんへ転職したことです。

最初に都道府県単位で存在する業界団体みたいなのに登録しないと資格が有効にならないようですね。

無事学科をパスされて実地の製図へ進まれることを祈っています!
by kanchi (2009-07-12 01:11) 

MHR

Krauseさま、kanchiさま、niceありがとうございます。
わたしも学生時代の製図道具一式持ってます。
ご指摘どおりむちゃくちゃ高価なものなので捨てるに捨てれなかったのが幸いしました。
しかし、試験場に持ち込めるのは小さな製図版とT定規、円定規や楕円定規ぐらいでどうやって製図するのかすら見当がつかない始末。
学校へはいけませんので製図の本を購入しました。
また、ほぼゼロからのスタートです。
今回宅建の本を買って驚いたのが、まあ当たり前なんですが建築基準法など今まで勉強した分がかぶっていること。同じ建築関係ですものね。
頭がほぐれている今からやれば何とかなりそうです。
励ましのお言葉ありがとうございました。

by MHR (2009-07-12 11:17) 

二兎を追う男

ほんとうにお疲れ様でした。
5時間の試験ですか。
私には体力・知力が続くか自信ありません。

製図って、最近はすべてCADなのかと思ったら、そうでもないのですね。


by 二兎を追う男 (2009-07-13 23:12) 

MHR

二兎を追う男さまありがとうございます。

>製図って、最近はすべてCADなのかと思ったら、そうでもないのですね。

試験はすべて手書きです。まさかT定規や三角定規を引っ張り出すことになろうとは想像もしてませんでした。
4時間半でその場で出された課題に対して、プランから製図までを完了させなければなりません。(いちおう「商店街に立つ陶芸作家のためのRC造3階建ての商店兼住まい」というお題は出ていますが、土地の広さや環境などはその日に知らされます。)
とても無理なような気がします・・・。

by MHR (2009-07-14 21:54) 

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