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2009年8月5日 BMWR100RSで行く7年ぶりの北海道 その8 道内3日目続き 枝幸>サロマ湖キムアネップ岬(泊) [北海道ツーリング]

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8月5日AM11:00。道の駅「マリーンアイランド岡島」。

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少し早いけどお昼にしましょう。

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北海道に来て、ご当地ならではというのをなにも食べてなかったことに気づきました。

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で、これ。海の幸ラーメン。1000円です。タラバとえびとホタテとわかめ。

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あとからみてみるとちっとも豪華じゃないですねー。

プランを練り直し、バイクに戻ってキーをON。「かちん」。

それっきりでした。今までのように復活しません。

「えーと」。頭の中には、このくそ重いバイクを押してあと1000㎞を歩く自分。一番近いレッドバロンは昨日泊った稚内。でもすでに150㎞来ています。そしたら反対は?レッドバロン北見までも150㎞。

トラックのレンタカー?こんなところにあるのか?

荷物をはずしてここにおいていって、あとで取りに来る?いつ?

もう頭の中をろくでもないプランがぐるぐるぐるぐる。

いつもなら原因追及して何とか直すのですが、とにかくパニくっていて、なにをしていいかさえ何も浮かびません。

そんなこんなで無意味な60分を失ったころ。

「そうだ、JAFを呼ぼう」

JAFはご存知の通り、会員の車の故障を無料で解決してくれる、まさに救世主です。

が、実はバイクの面倒も見てくれると会員証に書いてあるのです。

全国共通のコレクトコールに電話して、バイクであること、北海道の田舎であること、原因不明であることを伝えると、40分ぐらいでこれるとの返事。ただし、レッカーは15㎞までは無料だけどそれ以上は1㎞700円かかると脅されました。一番近いレッドバロンまで150㎞。つまり10万円以上かかるわけです。

それでも帰れないよりまし。とりあえず故障を見ることができるように、荷物を全部降ろしシートを開け、タンクをはずします。

次々に入ってくるバイクたちは、鬼のような形相で青い顔をしてバイクをばらす大男にできるだけかかわらないように、離れたところに止めてます。

きっちり40分後**モータースとかかれたレッカー車がやってきました。

セルが回らないこと、電装も死んでいること、リレーが怪しいことを伝えます。

この後の顛末はすでに書いてしまいましたので割愛しますが、とにかく顔から火が出るような恥ずかしい体験となりました。(すべてバイク屋がやったことにして、自分で整備したことは言いませんでした。)

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PM2時。去っていくトラックに最敬礼し、なんだよあれ?というような周りのバイクたちの視線を避けるようにエンジン始動。そりゃもう快調に回るセル。

よかったあああああああああ。これで帰れるよー。JAF会員でよかったよー。


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例のサリン事件のときに多大な迷惑をこうむったであろう「おうむ」町。気温17度しかなく相変わらず霧。

2時50分。セイコーマート雄武店でおにぎりや牛乳を購入。238円。安いよなあセイコーマート。 

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「おこっぺ」あたりでやっと晴れてきました。

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が、すぐにまた霧の中へ。(後で気づいたけどこれ、湧網線の廃線跡だよね。)

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北海道や東北でよく見る防風板。人工の防風林です。 

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午後3時半頃、R238沿いに再び見つけてしまいました。廃線跡。1987年に無くなった湧網線です。すぐ先で道を4車線に拡幅しており、この線路も道路に飲み込まれますので、多分来年には無くなっているでしょう。さびしいなあ。

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こんな立派な鉄橋を簡単に捨てちゃっていいのかなあ。

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自転車道にするとか遊歩道を完備するとか無理かなあ。(自転車で100㎞ペースで流れる国道を走るのは恐怖だから)

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もこべがわ? 興部(おこっぺ)じゃなく「もこべ」が正式な地名かい?

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4時15分。流氷と「あれ」で有名な「もんべつ」。

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まだもやってますねー。

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上に見える平地は鉄道敷設跡。ほぼそのまま残ってますねえ。ぜひサイクリングロードに。 

午後4時05分、セルフでガソリン補給。129円x12.48リッター=1607円、258㎞で20.7㎞/L。

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4時35分 道の駅オホーツク紋別に隣接するオホーツク流氷科学センターにある、「あれ」

なんておいしそうな。腹減ったなあ。

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「ゆうべつ」5時を過ぎそろそろキャンプ場を決めなくてはなりません。

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サロマ湖のある「さろま」。本日の宿はこの湖畔にあるキムアネップ岬キャンプ場に決めました。

ところが、この近辺で、昔えらい目にあっていたことを忘れていたのです。

鉄道公園前の商店で晩御飯を購入。おにぎり4個、ウメッシュとコーヒー牛乳で1324円。 

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18時到着。8時まで有人の管理棟に行き、今回のツーリングでは初めて名前を書いて申し込みました。無料です。本日の走行295㎞。天気は霧。気温20度。ここで洗濯目的での翌日の釧路のビジネスホテルを予約しました。

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キャンプサイトは芝生でフラット。とてもすばらしいキャンプ場です。ひとつの欠点を除いては。

しかもこのたった一つの欠点がすべてを台無しに。

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翌朝撮影したシャワーのある管理棟。8時までシャワーが使えます。(有料200円だったかな)

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アルミの豪華なトイレの扉。

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自動水栓付きの洗面所。

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やたらきれいな便器に。

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掃除の行き届いた洋式便器。

とこのように24時間使えるトイレは最高レベル。

で、なにが悪いのかというと。

アブやブヨなどの吸血虫がうようよ飛んでいるのです。

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写真では写りませんが、グローブをはずしたとたん手が見えなくなるほどの小さな虫がびっしり。しかも噛むんです。(食われたあとは1週間たっても腫れが引きませんでした。これを書いている今もぼりぼり掻きむしっております)

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ここまで悲鳴を上げながら超高速で設営しました。

実は昔この近辺のキャンプ場で同じ目にあって、夜中に山のほうのキャンプ場に引越ししたことがあったのをすっかり忘れていたのです。

ともかく、計呂地の交通公園前の店で買っておいた弁当を食べ、できるだけ外に出ないように努力しながら眠りに付きました。くわれたところをぼりぼりかきながら。

と、夜3時ごろ、暴走族のようなエンジン音で飛び起きました。

すぐそばが漁港だったのです。いっせいに始動するエンジン。勘弁してよー。

本日の走行295㎞。食費、雑費4680円。(内ガソリン1610円)ほかにJAF8000円だったけど会員なので無料。本日までの総費用51340円。

本日の獲得カントリーサイン=通過した街

猿払村、浜頓別町、枝幸町、雄武町、興部町、紋別市、湧別町、佐呂間町。 8市町村。

 



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二兎を追う男

キムアネップ、私もキャンプしました。6月だったので、虫は居ませんでした。
サロマ湖の竜宮台側でキャンプしたときは、7月だったので薮蚊に襲われましたねえ・・
Gパンの上から刺しますし、蚊取り線香を鬼のように焚かないとダメでした。おかげで人間も頭が痛くなりました。

それにしても、故障中、ライダーは誰も声かけてくれなかったんですねえ・・


by 二兎を追う男 (2009-08-11 22:48) 

MHR

二兎を追う男さまありがとうございます。
北海道の吸血連中はめったに餌にありつけないためか、ちゅうちょ無しに噛んできますねー。「ヒッチコックの鳥」を思い出しました。
サロマ湖近辺は夏は近づかないのがよさそうです。
誰も声をかけなかったのは仕方ないですねー。これが女の子だったら皆さんよってたかって修理してくれますが、坊主頭のやくざものみたいな外観でしたからねー。
by MHR (2009-08-12 15:30) 

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