BMWR100RS (VALEO)バレオセルモーターの組み付け ブッシュ圧入 [88'BMW R100RS]
すぐには必要ないのですが、ばらしたままだと部品をなくすかもしれないので、セルモーターの組みつけに入ります。
なんというか・・萌えますなあ。やっぱり私は機械フェチ?
まず部品をパーツクリーナーで洗浄します。
回らなかったプラネタリギアもくるくる回るようになりました。
ブッシュを圧 入する穴は特にしっかりと綿棒などで掃除しときます。
ブッシュの袋にはこ んな注意書きが入ってました。
一晩、油に浸してください。(ブッシュは目に見えない細かい穴が開いていて油を吸い込むようです。)
歪
曲を避けるために、慎重に圧入してください。
柔らかい木槌を使ってください。
キャスティングを暖めると入りやすくなります。
と言うわけで適当な 入れ物がなかったのでシリンジ(注射器)にブッシュを入れます。
オイルを吸い込み ブッシュを漬けます。
そしてそのまま冷蔵 庫へ。これは金属は冷やすと縮むことを利用して、ブッシュを入れやすくするためです。
ただし1個だけはシャフトの外に付くため暖める必要が あります。(このときはすっかり忘れてました)
そして翌日。
前にシリンダーの温 度を測った非接触式の温度計で、冷やしたオイルの温度を測りました。(外気15度)
まずはモーターの先 端から。
ストーブで穴側を暖 めます。
およそ51度。もっ と暖めるべきですが、うっかりつかんでやけどしそうなのでこの辺で。
8㎜のボルトとパイ プとワッシャーとナットを組み合わせて圧入工具とします。
上下を工具で締めて いくとするする入って行きました。
冷めないうちに完 了。
きれいに入りまし た。
次はここ。上のブッ シュとこのブッシュがこのシャフトユニットを支えます。ここまで手で入ります。(実はこれ入れるとこ間違ってます。このブッシュはこのシャフト側ではなく樹脂ケース側に圧入するのが正しいのですが面白いので訂正しません)
今度はシャフトを冷 やして外径を小さくして、ブッシュを暖めて内径を大きくします。
プラグレンチなどブッシュの径に合うパイプで少しずつ叩き込みます。
これで完了。(以上ここまで間違い。このブッシュは樹脂ケース側に叩き込みましょう)
次はひっくり返し て、今度はシャフトを暖めて、ブッシュを冷やします。
ブッシュを抜いた穴は綿棒で金属粉などを掃除しておきます。
6㎜のロングボルト にパイプを組み合わせて、このような圧入工具を作り、ハンマーでやさしく叩き込んでいきます。穴が深いので入れすぎないように注意。端面が1㎜ぐらい入っ たところで止めときます。
きれいに入りまし た。ここでモーターの先端を受けます。
最後にハウジングを 暖めます。この後、素手で触って放り出してしまいました。
先ほどの6㎜ボルト で打ち込んで終了。
ブッシュがハウジン グ端面についているか確認します。モーターのアーマチュアのスラスト方向の位置決めは、ここの外側とCリングとなりますので(このモーターはシムが2枚 入っていました)きちっと入っていないと元のシムが入りません。多少のガタはいいと思いますが、もしガタが出たらシムの厚さを換える必要がありますね。
本 日はここまで。ここまで組めば後は洗浄とグリスアップ、マグネットの補強かな。
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なるほど。
挿入もスマートですねえ・・
これだけ綺麗に入ると、気持ちいいですね。
by 二兎を追う男 (2009-11-10 01:15)
新品のブッシュやベアリングを入れると、「修理したー」って気がしますねー。動かすのが楽しみです。
by MHR (2009-11-10 20:08)