とりあえずシルバーの指輪その一完成。その二もあります。

先日作成開始した銀の指輪。

結局ださいデザインの変更はどうにもならず、そのまま続行となりました。

この道具はけがき針にそっくりですが、実は専用工具で「磨きへら」という、それこそ指輪を磨くためだけの道具です。ちょっとやそっとではしなりもしない、硬い材質でできています。

指輪の成型時に、水をつけたこの棒で押しつぶすようにやすり目を磨くと、ピカピカに光ってきて、やわらかだった銀材が硬化して傷が付きにくくなるのです。

ルーペで拡大しながら細かい傷をぐりぐり磨いていくとつやが出てきて、思ったよりもよく見えてくるから不思議。

とても４５０円には見えなくなってきたと思うのは気のせい？。

一応これで完成です。商品にするには、これにロジウムメッキという表面処理をするそうです。

明日からは平板を丸めてリングを作ります。

タグ：彫金 ９５０銀

コメント 2

手先が器用なんですね～

当てはずれな考えかもしれませんが、メッキの表面処理をするのならば銀材でなく、もっと廉価な材料でも見た目はさして変わらないという事でしょうか？

もっ、もしかして、ハート入りのリングはご自分で???
by kanchi (2009-12-09 16:49) 

ｋａｎｃｈｉさまありがとうございます。
そのとおりです。ロジウムめっきをすると銀本来のねっとり感がなくなってしまうそうです。面倒くさくてもしょっちゅう磨くのが銀のよさを生かす術だとか。

同じことを同級生から言われてます。「さすがにこのデザインをおっさんがするのは引きますよー」と。
あくまでも勉強のためなので、簡素なデザインを避けたらこうなりました。・・・・としときましょう。
スペードにしようと思ったのですが、やすりだけでは削りだすことが難しく、削りだしやすいハートになった次第です。
by MHR (2009-12-09 19:20)