シルバーの指輪その2完成。 [職業訓練校とか資格とか]
さて、本日からシルバー細工の第2弾、フラットな指輪です。
まず紙にデザインをします。今度の指輪は角材タイプよりもタイトになるため、ワンサイズ大きくします。今度は小指用ですので幅7㎜×61.5㎜としました。この紙を両面テープでシルバー材に貼り付けます。
鋸の歯を入れるための穴を開けなくてはなりませんので、先を尖らせたポンチを打ちます。
1㎜のドリルで穴を開けていきます。
細工用の0.5㎜の金のこで、穴をつなぐように切っていきます。
バリを600番のペーパーで落とし、全長を必要長より0.5㎜ほど長くカットします。これをバーナーでピンク色になるまで熱して水につけ、焼きなまします。すると手で曲がるぐらいやわらかくなります。
長くカットしたのは、突合せ部分を完全にくっつくようにすり合わせるためです。丸棒に巻きつけながら木ハンマーでたたきながら丸めて、継ぎ目をルーペで拡大し、継ぎ目の隙間がなくなるまですり合わせます。この作業が一番の要ですのでしっかり行いましょう。
前と同じように銀用のフラックスを塗り溶かして、銀ろうを継ぎ目に載せ、バーナーであぶって溶かし込みます。これで指輪になりました。
前と同じく、傷を磨きへらで押しつぶすように均していきます(バニッシングといいます)。この作業でへろへろだった銀の板が加工硬化を起こし、カチカチになっていくのです。
ルーペで拡大し、さらに磨きへらで完全に傷がなくなるまで均します。ルーペで拡大するとそのだめだめぶりに情けなくなること請け合いです。折れそうな心との戦いとなります。
まだ内側が汚れてます。
とりあえず完成です。
今回ロウ付けの銀ロウが多すぎて、内側に打った刻印が埋まってしまいました。丸めた指輪の内側に打ち直すのは無理なので泣く泣く外に。ま、アクセントということで
業務連絡です。次回分の金属加工科の募集が締め切られましたが、辞退者が多く、12月18日まで追加募集をしています。あと5、6人ですがいかがでしょうか。雇用保険受給資格者で公共職業安定所の受講支持を受けて入校した方には勉強する6ヶ月の間、続けて雇用保険が支給され、交通費も支給されます。卒業すればガス、アーク溶接の免許を取得できます。問い合わせは愛知県立岡崎高等技術専門校 0564-51-0775まで。場所は岡崎市の美合駅そばです。
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星や星座や月やら。。 種類多すぎと思いましたが、円形に曲げられると、一度に目にするマークは1~2個ですから多すぎるという事はないのだなぁ と、納得してしまいました。 写真で見る限り、綺麗に仕上がっていると思えるのですけどねぇ。。 制作者の厳しい審美眼で見なくてもいいと思うのですけど。
今にして思えば、サラリーマンを辞めた際に職安行っておけば良かったなぁ と MHRさんのブログを読むたびに反省しきりです。
by kanchi (2009-12-10 21:45)
kanchiさまありがとうございます。
こういうことをやるたびにセンスの無さに涙が出そうになります。(この前のハート含む)
あそこでやめとけばよかったと思っても後の祭り。そんなことの繰りかえしです。きっと残り人生もずっとこうなんでしょうねえ。
by MHR (2009-12-10 22:10)
ヤスリとドリルと金鋸の金属加工、まさに私の世界です。
私の場合、作るのはバイクの部品なので問題ですが・・・(笑)
by 二兎を追う男 (2009-12-11 00:39)
二と追う男さまありがとうございます。
>>作るのはバイクの部品なので<
私には無理ですねー。自分の整備は信じられません。しかも自作の部品なんて信じるのは無理です。貧乏で、お金はなくても知恵があった学生のころは平気でしたが・・・。
高速乗るときはいつも祈ってます。どうかネジの締め忘れがありませんように・・と。
by MHR (2009-12-11 23:45)