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BMW-E36-M3 [車、バイク]

今まで50台以上のバイクを購入し、そのうち約30台が手元に残っていますが、車に関しては非常に淡白で、自分名義の車でナンバーを取ったのは

日産キャラバン(H20エンジン)、トヨタハイラックスRN36、トヨタハイラックスLN107ダブルキャブアクティブベース(クレーンつき)、トヨタライトエーススカイライトルーフCM40、トヨタエスティマTCR10W(使用中)、ダイハツハイゼットSV110(使用中)、トヨタMR2AW11NAの7台だけです。しかもどれも10万キロオーバーまで使い、手放したやつで廃車しなかったのはLN107のみ。この車は11万キロ乗ったあと海外へ輸出されたそうです。しかもこれだけが自分の意思で新車で買った唯一の車です。新車を買うに当たり、当時流行のワイドボディをやめ、タイヤはワイドボディ用の265ではなく一番細い215-15を選択、サンルーフなし、パワーウィンドウなし、マニュアル5速(4WDローがあるため10速)、デフロックつき、そして極め付きはアクティブベースというクレーン付きでオーダー。この装備の選択判断は正しく、まったく故障知らずで、普通だったら廃車される10年12万キロ乗った後45万円で売れ、海外へ活躍の場を移したのでした。パワーウィンドウやATやサンルーフなど壊れやすい装備は海外では不評だそうです。現役時代はエンデュロレースや犬の散歩に活躍してくれました。

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LN107 ディーゼル2.8リッター アクティブベース。およそ250万円で新車購入。

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こっちはキャラバンのあとに購入した2台目のマイカーで日本初の4WDピックアップとして結構売れたRN36。ハイラックスピックアップのご先祖様です。コロナのメインエンジンだった18Rを積んでました。後ろのキャンパーシェルはアメリカ製、ホイールは当時唯一の国産だったブリジストンRV1(だっとと思いますが・・・)、タイヤもたしかブリジストン。燃費が4KMだったのできつかったです。それとATやパワーステアリングは設定すらなく、太いタイヤをつけた日にゃ、ハンドル回すのに腰を浮かして全身で切ったものでした。

この2台のかっこよさは最高だと今でも思います。

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ヒルクライムのベースキャンプとして活躍したライトエーススカイライトルーフディーゼルターボ。燃費もよくパワーも十分でずっと乗っていたかった1台です。噴射ポンプやセルモーターを交換した直後ターボ近辺からの排気漏れで泣く泣く廃車しました。

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通勤用に購入したAW11NAの部品取りとして購入したAW11スーパーチャージャーノーマルルーフ。NAの方は売ってしまいましたが、部品取り車だけ残ってしまいました。Tバートップじゃないのは珍しいようでレースベースにはこっちが人気らしいです。12万キロ走っているためオーバーホールしたいのですが予算がないため冬眠中。一度も動かしてません。部品取りと書きましたが、実はNAとスーパーチャージャーはエンジン搭載方法が違うためと足回りが違うので部品取りになりませんでした。一番の問題は、この車をそこにおいたままガレージを立てたのですが、出入りを考えなかったたので出入口が車の幅より狭く、出入口を壊さないと車が出せないことです。

 

さて、私と違い2人の弟はバイクにのめり込まなかったため、結構車を買い替えてきました。

その中でも不遇だったのがこれ。

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BMW E36 M3 前期型です。3リッターで286PS/7000回転と言う3リッターとは思えない高回転型の直6エンジンを、ほぼ5ナンバーサイズ(幅1710㎜なので実際は3ナンバーです)のクーペボディーに押し込んだ「羊の皮をかぶった狼」です。

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フロント245、リア265のぶっといタイヤを履いてます。(ちなみにこれはノーマルサイズではなく後期型の標準サイズです。この前期型は前後とも245の同一サイズが標準となります。)トレッドはほぼ5ナンバーサイズなので、後ろから見るとぶっとい後輪がデフに接近していてドラッグレーサーみたい。

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無理やり押し込んだ感のあるM-POWERのエンジンが長いため、6番気筒はバルクヘッドにもぐりこんでいます。このせいで、ミッションも室内側に押し出されて、センタートンネルがぶっとく、狭い室内をさらに圧迫してます。エンジンやミッション、さらにマフラーからの熱も容赦なく室内へ。エアコンはほとんど効きませんでした。

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イン側カムのみ無段階の可変バルブタイミング機構を搭載。後期型ではIN,EXともにこれが付き、排気量も3.2リッターになりました。

この車、東京の店で発見して、約200万円で購入したのですが、お決まりの内装脱落、足回りの劣化、エンジン不調、その他あちこちからオイル漏れのオンパレード。価格が価格なので納得の上で購入したはずでしたが、まさかその後の修理に購入価格並みの費用がかかるとはねー。

最初に乗せてもらったとき全開してみたのですが、「こんなもん?」って加速しかしません。調べてみたら同調用のバキューム検出パイプにキャップがかぶってない。(上の写真の右上のインテークパイプの上に見えている細長いゴムキャップ)しかもあろうことかパイプの端面をビニールテープでぐるぐる巻きにしてあったのです。早速手持ちのシリコンチューブの先をふさいでキャップ状にしたものをかぶせたら、目がついていかない、フロントが浮きそうな加速。スポーツカー専門店でしたがプロとは思えない整備でしたねー。

その後、落ちてきた天井や、内側からは閉めることができないほど砕けた助手席のドアトリムなどの内装の全交換、ブッシュ類の全交換、ダンパー交換(納車時にごとごと音がするので地元の店に見てもらったら、リアダンパーの上側のブッシュと受け金具が入ってませんでした。つまりダンパーはボディに結合されずに宙に浮いていたのです)。さらにボディ下側を覆うカバーの脱落などの修理に追われ続けました。

それらの修理に約150万円をつぎ込んだ後、がんばって3年間維持した弟は、「もう・・・勘弁して・・。」と買った店に72万円で引き取ってもらったのです。写真はそのときのもの。また200万円ぐらいで売ったのかなー。

72万円なら私が買うといったのですが「目の前にあるのもいや」と・・・。

現在では直6廃止ででかい車になってしまったので、これが最後のM3だったと思ってます。

ほんとにいい車だったけどなあ。右ハンドルならさらに良かったのに。(基本的にこのE36型に右ハンドルは無いそうです)


タグ:M3 E36
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Krause

本年は、ブログを通じてお世話になりました。
また、2010も宜しく御願い申し上げます。

by Krause (2009-12-31 19:04) 

MHR

Krauseさまありがとうございます。
こちらこそniceで励ましていただきありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
by MHR (2009-12-31 23:01) 

kanchi

ご無沙汰しております。 

E30から歴代のM3に乗ってきました。V8となった現行型はニュルで試乗させてもらっただけですけど。

私見ですけど、E36は一番中途半端なM3だと感じていますねぇ。他の歴代モデルと違って3シリーズとトレッド幅やボディパネルがほとんど共通でスペシャルな臭いが希薄に感じます。エンジンも「しゅい~ん!」と回転するキレの良さもおとなしいと感じました。
先代のE30と違ってDTMなどの競技参戦がターゲットとなっていなかったせいで方向性が曖昧だったせい、もあるのかもしれませんね。 途中で大幅な変更が加えられたり、完成度がイマイチだったDSGが搭載されていたりと失敗作だったような気がします。 なので6気筒M3としてはE46が完成型ではないかと思い、E36はその踏み台だったとさえ感じます。 デザイン的には一番好きでしたが、いかんせんE36の正規ディーラ車がM3と同じエアロパーツを装着して大量に売られたのもあって、一番オーラのないM3となってしまったのは残念に感じます。

E36の右ハンやリムジオーネモデルは正規輸入されませんでしたね。ハンドルやペタルのオフセット量、ブレーキ関係の配管やマスターバック類のレイアウト変更などでデメリットが出やすいので、このテのクルマはオリジナルが左ならば左ハンを選択するのが吉だと思います。 


ライトエーススカイライトルーフディーゼルターボは懐かしいクルマですねぇ。良く仲間とスキーに行く度に活躍してくれました。オデッセイ登場前のトヨタの1ボックス車は商用車的扱いだったのか日野自動車でも開発にかかわっていたと日野の設計者だった同級生の父親が言っていました。 活躍してはくれてりたのですが、4~5人乗った状態で、中央道や関越のダラダラした上り坂では速度が上がらないどころか維持できなくなってしまうほど非力だった記憶が残っています。 ボディのユルユル化が早かったと感じましたが、スカイライト・ルーフのせいだったのですかねぇ!?


by kanchi (2010-01-17 13:04) 

MHR

E46がベストですか。乗ってみたいですねー。でも高くて手が出ません。しかも古いE30も高いし。E36が安いのはそういう理由があったのですね。この車を買って、やっぱりこういうスペシャル乗るならちゃんと維持出来るだけの蓄えが必要だとつくづく思い知らされました。
(直6乗るのが日産のNAPSのL20以来ですので凄いエンジンだと感じました。)
スカイライトルーフはガラスルーフのせいで車重がエスティマと同じだったので走らなかったようです。エンジンはとっても良かったんですけどねー。足回りの劣化は電子制御サスペンションのせいであったと思います。コーナー親友やブレーキングで硬くなる設定だったのでもともとの設定が柔らかく、直線ではふわふわでした。
by MHR (2010-01-17 14:09) 

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