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2010年 ダイハツ HIJET S110V ユーザー車検準備その2 冷却水交換 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

先日の続きで今日は冷却水を交換します。

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8代目ハイゼットバン(S110V)は昔ながらのキャブオーバータイプ、さらに前輪よりエンジンが後ろにあるミッドシップなので、フロントにあるラジエターとシート下にあるエンジンが離れている上、高さの差もあるためエア抜きに特殊な手順を必要とします。(これはMR2も同じ。エア抜きをしっかりしないとえらいことに。)

まずラジエターの場所探しです。前に乗っていたライトエース(エンジンは前輪の間)だとシート下のエンジン直前にありました。水もこ こから入れたのですが、ハイゼットの場合ラジエターはエンジンルームにありません。

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実はここ、バンパー裏側に ラジエターがあり、キャップもあります。しかし、ラジエターグリル(ボンネット?)を外す方法がわかりません。

で、パネルを止めてあるであ ろう室内側を覗くと、こんなものが。

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運転席のブレーキペ ダルの上にこんなツマミがあります。

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こちらは助手席の足 の上。このツマミを左に45度ぐらい回すと、カチッという手応えとともにツマミが抜けます。(ただし助手席側は空間が狭く、そのままでは手が届かないた め、左のエアコンパイプの保護カバーを取り去ります。)

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そうするとこのよう にパネルが外れて、ラジエターとキャップが現れます。ロックツマミは下の四角い穴の向こうに着くわけです。

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ありがたい事にパネ ルを外した下に冷却水の交換方法が記載してありました。

この手順に従って、まずキャップAを外して圧を抜きます。ただ、ミッドシップのこの 車、実はエア抜き用にキャップがもう一箇所あるのです。(キャップC)

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これが上の説明にあ る、助手席の下にあるキャップC。エア抜き用のキャップです。細いホースの端っこはリザーバータンクに刺さってます。このキャップも開けておきます。

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バンパーの裏、ラジ エターの下にあるドレンコック。

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これを緩めると、丸 い穴から冷却水が出てきます。

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えーと。ドブの水の ようなのが出てきました。冷却水の場合、交換の効果がほとんどわかりませんが、これがきれいになるだけでも心の平穏が訪れますねー。(クーラントには氷結 防止以外にも防錆効果があるので実際は交換の価値アリです)

実際得体の知れないゴミがぷかぷか浮いてましたし。

(クーラント は毒性があるため排水溝に捨ててはいけませんから、今回はオイルパックリ(5リットル用)に吸わせました。)

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ラジエターキャップ はこのようにほぼ真ん前を向いているため、ボトルから直接補給できないので、ホースで補給する必要があります。

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今回はドクター中松 発明の灯油ポンプを使いました。約1.5リッター入れたところでフロントガラス越しに室内のキャップCを見ます。

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このようにあふれた ら、ラジエター<>キャップC間のエア抜き完了ですのでキャップを閉めます。

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次にラジエター側に あふれるまでクーラントを追加して、キャップを閉めます。これで合計2リッター入りました。

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助手席の下にある ウィンドウォッシャータンクとクーラントのリザーバータンク。このリザーバーから灯油ポンプを使って古いクーラントを抜き、新しいクーラントを補充しま す。今回ラジエター側で緑色のクーラントを使いきってしまい、補充用で在庫を探したら赤色しかなかったのでこっちは赤を満タンに。このタンクに約1リッ ター入りました。いつか混ざってしまうのでしょうがいったいどんな色になるのやら。

車検でウォッシャー液の点検もあったという話を聞いたの で、そちらも満タンにしました。

ここでエンジン始動し、電動ファンが回るまで暖機して停止。エンジンが冷えるとリザーバータンクからクーラ ントがエンジン側に吸い込まれるのでに減った分のクーラントを追加補充して完了です。(が、あまりにも寒いためかファンは回りませんでした。このとき気温 5度。)

さて、あとは懸念材料であるオイルのタレです。

クランク後端のシールを換えればいいのはわかってますが、ミッション を降ろす時間がありません。(というかミッションを降ろす場所も自信もありません。)

で、科学の力に頼ることにしました。

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ピストンリングの膠 着防止(解除)剤です。効能として、オイルシールを柔らかくしてオイル漏れを緩和する効果もあるということです。

オイル6リッターに1本 (180cc)添加なので半分入れました。(この車のオイル量は2.8リッター。少なっ!)

車の下に潜り込みパーツクリーナーで漏れている あたりを洗浄。ひょっとしたら、エンジンオイルを入れるとき盛大にこぼした分が溜まっているだけかもという期待もあります。

とりあえずその 辺を走ってきて効果を見ましたが「????」うーん、微妙です。

一応漏れてないみたいですが、もうちょっと走らないとわかりません。明後日 の車検までに効くことを期待しましょう。

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昨日ダイハツから購 入してきた新品エアクリーナーエレメント。1900円。一緒に購入したオイルフィルターは次回使いましょう。そちらは950円でした。

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比較するのも馬鹿ら しいほど綺麗です。

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こりゃ燃費にも期待 できますねー。

あとは洗車してキレイにして、ユーザー車検当日を待ちましょう。


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コメント 4

二兎を追う男

灯油ポンプ、懐かしいです。
いろいろ便利ですよね。
こちらでも売っているといいのですが。

クーラントは有害なんですか・・・
以前にサターンのラジエターのフラッシュを自分でやった時、
平気で側溝に流してしまいました。(汗)

知っていれば、せめて下水に流したのに。


by 二兎を追う男 (2010-01-11 03:09) 

MHR

二兎を追う男さまありがとうございます。
えーっ。灯油ポンプってアメリカに無いんですか?こんな便利なものが。もっとも冬しか手に入りませんが。100円しないし。
海外向けに通信販売しようかな・・・。(EBAYのアカウントあるんです・・・)
送料がすごいことになるのがネックですけど。
いい今事教えてくださってありがとうございます!。

クーラントは昔は側溝に捨ててましたが、ワインに混入して売っていた事件(甘みがでるとか)があってから有毒だということが知られました。規則も厳しくなり、今ではガソリンスタンドなどで回収してます。ですから廃油と同じ回収パックに入れて燃えるごみで出してます。

by MHR (2010-01-11 09:53) 

kanchi

免許を取得した30数年前にはクーラント代わりに焼酎入れたなんて話がありました。

その後のクレの膠着防止(解除)剤の効果のほどはいかがでしょう。気になります。

ラジエータは以前はコアの穴塞ぎの業者さんがいましたけど、メータの修理屋さんなどと共に無くなってしまいましたね。昔と違って砂利道がなくなって、飛び石によるコアの穴あきがなくなったせいでしょうね。

学生の頃、冷却水のエア抜きし忘れてしまい、水温計が異常上昇して、慌てて水を足した思い出があります。 当時はほとんどのクーラントが緑系の色でしたけど、トヨタ系だけが赤系の色でしたけど、今も変わっていないのでしょうか!?
by kanchi (2010-01-17 14:20) 

MHR

漏れ止めの効果はなかったようで未だ漏れてます。
ミッションおろして、エンジンのクランクシールを交換する必要ありのようです。
ラジエターは交換してもいいぐらいの値段設定が多いみたいです。25000円ぐらいでしょうか。アルミ製が増えたため、修理が難しいということもあるのでしょう。
キャラバンに乗っていたときサーモスタットが分解して水路につまり、オーバーヒートしたことがありました。昔はよく壊れましたねー。このキャラバン、路上でキャブレター分解したことも。
豊田はキャッスル色で赤、日産は緑でしたっけ。今も2種類売ってます。中身は全く同じですが。
by MHR (2010-01-17 21:03) 

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