読まないと損するかもしれない本たち 大石まさる 水惑星年代記 少年画報社ヤングキングコミックス [お勧め本]
ヤングキングという週刊誌があります。
そこの執筆陣の中で異色なのがこのひと、大石まさる。
この本はSFです。でも決してデジタルなお話ではありません。
いうなれば、そうですな、我々が子供の頃に想像していた未来はバリバリの、車でさえ空をとぶはずの未来でしたが、実際大人になって、21世紀になっても未だに車は4つのタイヤで地面を蹴って走ってます。
このひとが描くSFはそんな世界。静かに静かに海に沈んでいく世界。それでも人々は生きています。
この人の絵は緻密さとは程遠いものですが、空気や水を、まるで触ることができるかのように表現しています。
特徴的なのは、スクリーントーンが最小限しか使われていないこと。
影はすべてカケアミ(ペンで描かれた交差した線)だけで描かれているのです。
タグ:大石まさる
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「ヨコハマ買出し紀行」に似てますかね?
こちらはロボットさんが出てきますけど。。
by よぅ@二度目です (2010-03-07 11:52)
よぅ@二度目ですさまありがとうございます。
ヨコハマ買出し紀行の場合は水没しかけた街が舞台で、人々は地上で暮らしてますが、こっちはすでに赤道上に軌道エレベーターが設置されていて、宇宙空間への行き来が鉄道のように使われているにもかかわらず、人々の生活は昭和30年代という感じです。
by MHR (2010-03-07 14:42)
初めまして、HINAKAと申します。
MHR様
大石まさる氏の『水惑星シリーズ』は、まさに傑作だと思います。
そして、この方の初単行本(だとは、当初知りませんでした!ちなみに、発売時に購入したのが、意味無く自慢です!!)『空からこぼれたストーリー』当時話題だった、宮崎峻氏が監督した作品のあるTVアニメ・シリーズ「名探偵ホームズ」(別名・犬のホームズ)シリーズの、名OPテーマと同じタイトルで、興味を持って読んだ記憶があります。
水惑星年代記シリーズが『~月娘』で、完結した時点での記事を書いておりますので、勝手ながらトラックバックを、させていただきます。
お許し下さい。
by HINAKA (2013-01-13 12:38)
HINAKAさまありがとうございます。
「空からこぼれたストーリー」ダ・カーポの名作だと思いますが、アルバムに入ってないのでシングルを買いました。OP、EDともに傑作ですよねー。
by MHR (2013-01-13 14:18)