TCR10Wエスティマスーパーチャージャーのアイドリングが下がらない。新たな手段で楽ちんに解決。 [H8(96)年トヨタエスティマTCR10W]
3年前に書いたTCR10Wエスティマのアイドリングが下がらないという記事。
また症状が出て来ました。
エスティマの場合、この回転だと時速50kmは出ます。もったいない。(5分のアイドリング分のガソリンで4km走れる?)
前の時同様ボンネットを開けエンジンをかけ暖気して。
水温計が上がっても、エスティマスーパーチャージャー車のみにある、通称「熱くなりますパイプ」がちっとも熱くなりません。ここには本来熱湯が通るはずなんですが・・・。
前に書いたようにこのパイプの下流には、温水によってアイドリング回転を制御するISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)があります。
つまりここが詰まるとISCVへ温水が行かず、ISCVは「エンジンがまだ冷えている」と判断し、アイドリングを1200回転ぐらいで保持するわけです。(まあ、現在の車のように完全なコンピューター制御じゃなく、昔のオートチョークと同じバイメタルの膨張を利用した簡素なシステムですが。)
さて、前回は車の下に潜って、「熱くなりますパイプ」の上流側からエアを吹きこんで詰まりを解消しました。(ワンウェイバルブがあるらしく、ボンネット側からはエアが通らないため)
しかし今回はもっと簡単な方法を思いついたので試してみました。(前回の方法だと水温が下がらないとやけどしますが今回の方法だと大丈夫。)
まずはコンプレッサーのエアをサブタンクに充填。(車の所に電源がないので)
エンジンクリーナーという、バケツの水をエアの負圧で吸い上げて吹き付けるガンです。次に詰まったら試してみようと思って買っていたのをすっかり忘れていました。(アストロプロダクツで1400円ぐらい)
そうです、下からエアで吹けるなら、これでボンネット側からゴミを吸い出せるのでは?と考えたのです。
ガン側が6mmホースなのでエアホースに差し込んでつなぎます。
引き金を引くとちょこっと抵抗があって、汚れたクーラントが吸い上げられてきました。
ただ、これ以上は出てこない。(なにかゼリー状の細かいゴミが混ざってました。)
どうやらあっち側が密閉状態のため、これ以上吸い上げることができないようです。
が、
エンジンを掛けてみると水温の上昇とともに「熱くなりますパイプ」が文字通り熱くなりました。
どうやら、「熱くなりますパイプ」の詰まりは出口付近の少しのゴミだけのようです。
しかし、なぜこんなに簡単に詰まるのか。
実はこの温水ライン、冷却系とは別の支線になっているため、ほとんど圧がかかってないのです。
なので、クーラントが変質してゼリー状になったものが詰まったぐらいでも、自力で押し出せないみたいで。
1リッターほど得体のしれない余ったオイルを継ぎ足して終了。
このゴミ吸出し、あとで思えば、ガンがなくても掃除機でいけそうです。
*駐車場所が桜の木の下なので、蟻が落ちている樹液を集めに来ていて、フロントウィンドウからルーフにかけてアリで覆われてます。
風呂場もアリが行列してるし、今がそういう季節なんですねー。
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素晴らしい!
MHRさんのように機械の造りを理解して、工夫してみて
それが上手く行くと爽快でしょうね。ふむふむ...
by harry (2013-07-04 21:08)
harryさんありがとうございます。
うまくいけばいいんですが・・・・。
壊すことのほうがはるかに多いのが・・・。
by MHR (2013-07-05 01:24)
熱くならない熱くなりますパイプ、う~んーー;)
上手くいって良かったですね^^
by さる1号 (2013-07-05 06:53)
さる1号さんありがとうございます。
最初は熱くなりますパイプって何?って感じでした。
設計チョンボとしか言いようがありません。
まあ、こういうのがあるんで可愛いわけですが。
思ったとおりにいって満足です。
by MHR (2013-07-05 20:03)