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刈払機(草刈り機)を修理しよう その3 タナカTB-21H [いろいろ修理してみよう]

我がブログで閲覧数トップを誇る記事「刈払い機を修理しよう。」

ご期待通り、また壊れました。

待望の第3弾です。

以前の記事はこちら 

第4弾はこちら(キャブのフルオーバーホール)

しかも今度の原因は以前のダイアフラムでもプライマリーポンプでもありませんでした。

実は5月10日に一回修理してますのでそちらから。

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半年ぶりぐらいに引っ張りだしたんですが、プライマリーポンプをいくら押しても燃料が来なくなりました。 

 

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キャブを外すと・・・・。タンクの中で燃料ホースがぶっちぎれてました。

黒いほうが吸い込み側、黄色いほうが戻し側です。右はじはおもりを兼ねた燃料フィルターです。

切れてるのはちょうどタンクにホースが入ってすぐのところなので、いくらポンプを押してもエアしか吸わないわけです。 もし今回のようにホースが切れてなくても、針でつついたほどの穴があいてもエアを吸いますから定期交換しましょう。

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荷重がかかってたわけじゃないのに引きちぎったみたいな切り口。経年劣化ですかね~。

 

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早速6X3.5mmのシリコンホースを同じ長さにカットします。 

 

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うーん、ちょっと太いか。グロメットを入れるのに一苦労。

 

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あ、先にフィルターつけたらあかんやん。 

 

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取り出し口からグロメットを通したホースを差し込みますが、フィルターを付けないといけないのでピックアップツールで燃料口から差し込んだホース端を引っ張り出します。

 

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フィルターを差し込みます。

 

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キャブにリターンホース、燃料ホースを差し込みます。

 

IMGP7143.jpg

クリーナー、ケースを付けて終了。

エンジンはちゃんと掛かり、これでカローラの周りの草刈りをしたんですが、10分ほどでストップ。

燃料はあるのに、どう見ても燃料切れの止まり方です。

しばらく置いておくと再始動できますがまた数分でストップ。とりあえず何回かかけ直しながら草刈りを終わらせました。

********************************************

そして明日6月21日は市のクリーン作戦なので、草刈りがあります。

うまく動かんじゃ困るので、多分原因はこれだろうと判断して発注しておいた部品を使い再修理しました。

発注先は毎度おなじみのここ。 

 

予想した原因はシリコンのホースと再びダイアフラムの劣化。

前回の修理では6x3.5mmのシリコンホースを使ったのですが、ダイアフラムポンプで燃料を吸う場合、シリコンホースがヘニャヘニャなので負圧が相殺されてしまうのではないかと。

そこで今度は草刈り機用の硬い5x3mmのホースとダイアフラムを購入しました。 

 

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注文の際はキャブのここの刻印を見ます。こいつの品番はWYLです。 

 

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エアクリーナーの蓋を開け

 

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エアクリーナーエレメントを外し

 

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2本の通しボルトを抜いてキャブを外します。

 

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前回換えたシリコンホース (リターンホースは無交換)

 

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リターンホースもカチカチでとうとう割れてしまいました。

 

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前回つけたシリコンホースを外します。

 

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グロメットは再使用するので外します。

 

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一番最初に外したホースの長さを測ります。フィルターは新品が手に入らなかったので表面のフィルター部分を剥がしておもり部分だけ再使用します。

 

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刈払い機用の5mmx3mm燃料ホース。硬いので負圧がかかっても潰れません。

 

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ちょっと長めにカット。

 

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ホースを付ける前にキャブのダイアフラムを交換します。ここの4本のネジを外し

 

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プライマリーポンプを外します。

 

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1年使ったダイアフラムがもうヘタってますねー。安い部品ですので定期交換したほうが良さそうです。

 

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新品のガスケットセット。WYLシリーズ共通です。ダイアフラムのみとガスケット全部入りがあります。今回はポンプ本体が剥がれなかったのでダイアフラムのみ交換。1000円ぐらいです。

 

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休憩。

 

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これがスロットルユニット。パーツクリーナーで掃除します。

 

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ガスケット、ダイアフラムの順で組み込みます。(ガスケットはガソリンが通る方に。理屈はわかりますよね) 換えたら元通り組んでおきます。

 

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さて、ホースの内径が0.5mm小さくなったのと硬くなったためこれが入らず苦労しました。指では入らないので

 

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シリコンスプレーをかけながら万力とプライヤーでグリグリと。こんな簡単な作業に10分以上かかってクタクタになりました。 

 

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やっとフィルターにホースが入りホッとして

 

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ウキウキとタンクの穴に通します。

 

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グロメットを通しタンクにねじ込みます。

 

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キャブにホースを接続し、キャブを取り付けます。戻し側ホースも交換しました。

 

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戻し側ホースをグロメットに通します。割れてるので新品にしたいんですが先のお店では手に入りません。もうメーカーはないけど他のメーカー品でも使えそうです。

 

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エアクリーナーを組み付けました・・・・が。

 

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エアクリーナーケースのヒンジが破損してます。このケースは単品では出ないので諦めて再使用します。(ホームセンターで蓋は売ってますがなぜか壊れやすいこっち側は売ってません。)

 

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フタをするとヒンジがくにゃっと。

 

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とりあえず押し込みました。

 

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ついでにプラグ交換。

 

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しようとしたんですが、Cタイプ用のプラグレンチが見つからないのでまた今度。

 

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これで燃料系ホースが全部新品に。

 

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ガソリンを入れてポンピングするとちゃんと燃料がきました。

 

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歯も新品に。13mmの左ねじです。

 

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ここを掃除。

 

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ここからグリスを補充。

 

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左ねじのナットを締めて完了。

 

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見事一発点火。しばらく回しても止まりません。これで終了です。

 

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前回の余りガソリンでタンクを満タンにして、空いた容器に新しい混合ガソリンを作っておきます。

KS2から1200ccハイオクガソリンをもらいました。 

25対1の混合比なのでオイルは50ccちょうどです。 オイルはスズキのCCIS。

このタナカの刈払い機、今度はいつまで保つでしょう。次止まったら買い替えですね。 

さあ、明日は雨かな。かなりやばい予報です。

夏場、田舎の人間は雨が降ってもかっぱを着ません。蒸れるより濡れる方をとります。

ずぶ濡れになったら家に帰って着替えてまた仕事を続けます。 

*すげー土砂降りの日曜日。さすがにみんな合羽を着ることに。で、修理完了したはずなのに途中停止してしまいました。結局最大の原因はガソリンの劣化のようでした。KS2からもらった予備のガソリンに入れ替えると絶好調に。古いガソリンは使わないほうがいいです。はい。 

(まだまだ使い続ける刈払機。次回もありました。) 

刈払機を修理しよう 第4弾はこちら


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